祝!日墺友好150年!

日墺友好150周年音楽文化実行委員会公式ブログ
2019年11月のホイリゲ音楽ツアーやコンサートの情報をお届けします。

オーストリアと言えば

2019年01月21日 | 日記
みなさんこんにちは。

今日はオーストリアについていろいろご紹介させていただきたいと思います。

いまだに「オーストラリア」と勘違いされてしまう「オーストリア」ですが、
そんな時わかりやすく「カンガルーはいません。」がいつものリアクションです。
じっさいにオーストリアのみやげ物店では、No kangaroo(カンガルーはいません)と
プリントされたT-シャツが売られています。

オーストリアはドイツ語でÖsterreich と書きます。
東の方の豊かな国とでもいいましょうか。
首都ウィーンは、チェコのプラハよりもずっと東側に位置しています。

私たちが、オーストリアと聞いて、想像するものは、
ミュージカルで有名になったエリザベートや、マリーアントワネットのハプスブルグ家。
モーツァルトやシューベルト、ヨハンシュトラウス、またウィーン少年合唱団や、
ニューイヤーコンサートなど音楽にまつわるもの。
そしてザッハートルテやモーツァルトチョコに代表される、お菓子を思いつく方が多いでしょう。

しかし、それ以外にも「えっ、オーストリアだったの?」
というものがたくさんありますので、ご紹介していきましょう。

最初は何と言っても「ワイン」オーストリアワインは、
日本に輸出される量がまだまだ少ないのですが、
実はたいへんワインの美味しい国なのです。
そして、そのワインを作る農家が経営するワイン居酒屋は
「ホイリゲ」と呼ばれ、市民の憩いの場になっています。

実はクリスタルの「スワロフスキー」はオーストリアに本社があります。
世界的に有名なスワロフスキークリスタルをオーストリアと結びつける人は、
まだそれほど多くありませんね。

ワインが有名であれば、ワイングラスも素晴らしい会社があります。
「リーデル」や「ロブマイヤー」は日本にもお店がありますので、
ワイン好きな方はご存知だと思います。
オーストリアのワインをオーストリアのグラスでいただくのは、また格別です。

「レッドブル」清涼飲料のレッドブルもオーストリアに本社を置きます。
数々のスポーツを支援しているこの会社と「翼を授ける」CMは、日本でも有名ですね。

ドナウ川やアルプス山脈、ウィーンの森、
「サウンドオブミュージック」の舞台になったザルツブルグ州の湖や山、
どの部分を切り取っても、美しい景色が広がります。

音楽だけでなく、美術や建築もご紹介したいものがたくさんあります。

今年、日本に来日する美術展としては「クリムト展」が
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」として
2019年4月23日から7月10日まで上野・東京都美術館で、
その後7月23日から10月14日の会期で豊田市美術館にて開催されるそうです。
見逃せませんね。

そして、私の一番お勧めは、オーストリアの建築家であった、
フンデルトヴァッサーの作品が、大阪の舞洲(まいしま)にあるということ。
ウィーンの街にもフンデルトヴァッサーの作品である、ごみ焼却場が存在しますが、
大阪市の舞洲ごみ焼却場も、その奇抜なデザインはたいへん目を引きます。
関西のみなさんが「舞洲にあるおもしろいごみ焼却場」が、
実はオーストリアの建築家の作品であり、
その建築家は大の日本びいきで、風呂敷まで作っていたとはご存知ないかもしれません。

今回の音楽文化イベントの狙い

2019年01月15日 | 日記
2019年は、日本とオーストリアの友好150年であることは、すでにご紹介しました。
今年は、オーストリアから多くの著名な音楽家や文化人が来日し、音楽会、
そして友好イベントが企画されることでしょう。
私たちは、オーストリア音楽文化の中でも、「ヴィーナーリート(ウィーン歌曲)」と呼ばれるジャンルを、
ご紹介しようと実行委員会を立ち上げました。

では、ヴィーナーリートとはどのような音楽なのでしょうか?
1800年後半~1900年代前半にウィーンで大流行した音楽ジャンルで、
ウィーンに住む人々の故郷への愛着、友情、ワインや食べ物、恋愛について歌われる曲です。

ジーツィンスキー作詞・作曲の「ウィーン我が夢の街(Wien, du Stadt meiner Träume)」は、
世界中に広まりました。

その他、ワルツ王、ヨハン・シュトラウスやレハール、シュトルツなど、
オペレッタの作曲家も多くのヴィーナーリートを遺しています。
今後、このブログでも、いろいろな曲をご紹介していくことにいたしましょう。

ウィーンでは、オペラファンよりもヴィーナーリートファンの方が多いと言われています。
しかし、日本へ持ち帰るには、ウィーン独特の訛りが壁となり、なかなか演奏する人が少ないのが現状です。

そのゆったりとしたメロディーを、ホイリゲ(ワイン居酒屋)でワイングラス、
いえ、ホイリゲでは小ぶりのワインジョッキを傾けながら聴き入ると、懐かしい、
どこか忘れていた感情が沸き上がってくるのです。
音楽の都ウィーンの、私たち日本人がまだ知らない、もう一つの音楽をぜひご紹介したいと思っています。
きっと気に入ってくださると思います。

そして、すでにヴィーナーリートの世界をご存知の方には、さらに深く、楽しんでいただけるよういろいろな企画をしています。
どうぞお楽しみに!



ドナウ川からは、このようなぶどう畑の景色が広がります。ヴィーナーリートには欠かせない風景のひとつです。


今年は日墺友好150周年

2019年01月07日 | 日記
あけましておめでとうございます。

素晴らしき2019年が始まりました。

今年は、新年号、10%の消費税増税、オリンピックも近づき
いろいろなイベントが多い年となりそうです。

そして、本年は『日墺友好150周年』という記念すべき、日本とオーストリアの年。

多くの方に、オーストリア、ウィーンの音楽や文化を伝えることが出来ましたらばと、

2019年11月、ウィーンから演奏家をお招きしてツアーコンサートを企画いたしました。

イベントや、コンサート、ヴィーナーリート(ウィーン歌曲)やワイン等々、
これから情報を発信してゆきたいと思います。

オーストリアと日本の友好が更に深まる年となりますよう、
どうぞ、よろしくお願いいたします。

                       日墺友好150周年音楽文化実行委員会