オークランドの風にのせて

ニュージーランドのオークランドから、

毎日出逢うあれこれをお届けしています。

甘くてすっぱいルバーブパイ

2011年08月27日 | 日記
みんな、元気にしてた?
日本の皆さんは夏ばてとかしてない?ほんとに大丈夫?
にこにこ元気なら、あ~よかった。

NZの皆さん、急にあったかくなってきたとは言え、
風邪など引いてない?
元気ならうれしいな、あ~よかった。

わたしね、最近ね、ちょっとハマッてる食べ物があるのね。
日本で言うならマイブームって…ええ?もう、そんな言い方は遅れてるの?
そうか~…そうなんだ~。たはは…。

ああ、ええと…、今はハマッてる食べ物のことだけど。
ねぇ、ルバーブパイって知ってる?
私がハマッてるのってそれなんだけど…。

この前英語の先生がね、雑談のときルバーブの話して、
でも、そのときクラスの誰もルバーブ食べたことなかったの。
そしたら、次の授業のとき、ルバーブパイを焼いて持っていてくれたんだよ。

中身がきれいな赤いパイでね。
生徒たちは最初、先生がルバーブパイを食べたことがない私たちの為に、
わざわざパイを焼いてきてくれたことに感動して、
その次はそのステキな味に感動しちゃった。
生クリームをかけると、半透明の赤いフィリングが、
とろっとピンクに変って、とってもきれい。
やさしく甘くて、ほっとする程度にちょうど良く酸っぱいの。
なんかねー、初めて食べたのに懐かしい味って言う感じだったかな。


(ルバーブとそのお花だよ。茎のところを食べるんだよ)

作り方はとっても簡単みたいで、だったら私も作りたい!
って思って、ネットでレシピを調べたり、
こういうレシピ

もう1人の英語の先生のパット先生に聞いてみたりして、
一番簡単なのを作ってみたのね。



私が作ったのは、シンプルなレシピで、
1束5~6本をよく洗い、ブツブツに切って、
レモン果汁とお砂糖をまぶしたら、
ビスケットの生地や冷凍のパイシートなんかに載せて、
オーブンで焼くだけ。
イチゴやりんごを混ぜてもいいし、
食べるときに、好みで生クリームやアイスクリームを添えると、
まろやかさが加わってステキ度アップだよ~。



とにかく簡単で美味しいので、もう何回も作っちゃって、
家族にはちょっと飽きられはじめちゃったかもしれない。
でも、私は後何回でもいけそうだな。
あ~あ、また食べたくなっちゃったよぉ。
明日朝イチでルバーブ買いに行こうっと。


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*夜の散歩

2011年08月20日 | 日記
いろいろなことに頭を抑えられていて、
流れが詰まっている感じがする私。
犬を連れた夜の散歩は、今の心の状態に合っているな。



オレンジ色の街灯の下を通り過ぎるときだけ、
くっきりと濃くなる足元を見つめながら、
さっさっさっとリズムをつけて、冷気を切り裂くように歩いていくと、
空気が肺の中から体中に染み渡って、体の内を洗っていく感じ。

小高い丘の上まで息を乱して上り、
村の商店街の外れまで行けば後は一気に下り坂。
そこら辺りで歩みを緩めて左手側を見ると、
煤の様に黒々とした海が大きく静かにそこにある。
海を取り囲んで帯のように群れている、
オレンジや赤い灯青い灯白い灯は、
対岸にある半島や途中に浮かぶ島の灯りだ。

満月は大地を照らす裸電球。
その夜には大きな月が天空に留まり、
海に不確かな反射の波をゆらゆらと立て続けるのを見る。



ゆっくりと景色を眺める暇はなく、
犬にせかされながら、 最初の古い教会の坂を海方向に下りはじめると、
後は我が家までオレンジと黒、闇と薄明かりが、
交互に地面を染めるのを、目を落としてただ見るばかり。

時折道の反対側にすれ違う人とは、顔もよく見えないのに、
短い挨拶の声を掛け合うのが、こちらの習慣だ。

家を出て約40分。家の前で立ち止まるのを犬に許されて、
見上げる深い藍色の空には大自然が撒き散らした金の粉、銀の小石。
首が痛くなるまで見上げて、目にも頭にもそれを写し取ったら、
犬の散歩と同時に、わたしの心の洗濯も終わる。



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カツ丼と非常ベル

2011年08月13日 | 日記
今日は娘と、父ちゃんの誕生日プレゼントのお買い物。
自宅からあまり遠くない、大き目のショッピングセンターに行ってきた。



付いたらマズは腹ごしらえ。
マックやKFCもいいけど、久々のちゃんとしたランチを食べようよ、
と言う娘の提案でフードコートじゃなく、
レストランが集まったコーナーに足を向けた私たち。
「あっ、居酒屋の看板が有る」と、娘が指差して、
私たちは久しぶりの外食での和食に喜んで、
わくわくしながらそこに入った。

ところで娘よ、普段漢字がほとんど読めないのに、
居酒屋と言う字は何故すらっと読めるんだね!

何か違和感がるぞ、なんだ?
ドアーを開けてからさわさわと感じた違和感は何なんだろ~。
と考えてて、テーブルにセットされた箸を見て納得。
お箸が中国式の先の太いやつだもんね。
壁を見れば金ぴかのまねき猫&ありふれたお茶碗類が飾られてる。
間仕切りの上には、ヨーロッパの陶器の人形のコピーまであるぞ。
そうか、ここの経営者は日本人じゃないのね。
たちまち違和感が、やな予感と不安感にすり替わった。

幕の内みたいなお弁当をたのんだ私とカツ丼をたのんだ娘に、
料理の前にお味噌汁だけが出てきた。
ああ、西洋料理のスープの感じなのだろうけどね。
顔を見合わせ、お味噌汁に手を出すのをためらう2人。
茶色くなった若布などがゆるりと浮かぶインスタント、
…の味噌汁ならまだいい。
以前他の国の人経営の日本食屋さんで、
ダシ無しの、お味噌をお湯で溶いた物を出された経験が、
私たちにおわんを取る手を止めさせる。

アレはアレでショックな経験だったが、今日のはどうよ~。
思い切って味噌汁に手を付けたら、
ダシ入ってたけど、茶色いわかめ一切れ以外、
実がな~んも入ってなかったし~、
しかも西洋人のネコ舌に合わせてあるのか、かなりぬるいな、とほほほ
娘のにも私のにも、実のかけらも香りもまったく無かったから、
たまたまじゃなくって確信的にそうなってるのね。
ああ、おわんの中で、溶けてるお味噌 がまあるく沈殿していって、
私たちの食事への期待のように、冷たく冷えて行くよ。

実無しのぬる~いお味噌汁のことは考えないようにして、
料理を待っていたら、2人の料理が同時に出てきて、これはポイントUPだね。

しか~し、世の中そんなに甘くない。

丼の中を覗く娘がみるみるなみだ目に… 
そんなにカツ丼がうれしいんかい、最近作ってなかったからなぁ…
…じゃ無かったんだ、カツ丼にはわさわさとタマネギが入ってて、
タマネギ大嫌い娘は、それにノックアウトされたんだ。
仕方ないとっかえてやるかと、カツ丼を食べようとしたら、
カツにはマヨネーズがにょろにょろかかってて、
今度はマヨ嫌いの私がノックアウトされる羽目に…
お願いだから、カツ丼にマヨネーズかけるのと、
ミックスベジタブルをしこたま混ぜるのは止めなさい!
味付けをお醤油でなく、砂糖メインにするのは止めなさい!
(お願いなのに命令形とはね)
結局味付けが甘すぎて半分以上残しちゃったよ~。

娘はわたしのお弁当をしっかり食べて、にこにこご機嫌。
「いいな~お弁当はおいしいんだ~。」
と、厚揚げの煮つけを一切れもらったら、これまた大甘。
「お魚のフライだけ美味しかったよ」と、娘。
あ~あ、美味しいもの期待して入ったお店だったんだけどなぁ。

中途半端にお腹一杯で外に出て、いざ買い物しようと思ったら、
突然非常ベルが辺りに鳴り響く!
ええっ、まだプレゼント何も買ってないのに~。

いいえ、お店の人は避難誘導なんかしませんでしたよ。
ドサクサに紛れて悪者に万引きなどされないように、
お客をお店から出して、すばやくシャッターを下ろすので手一杯。

鳴り響くベルの合間に「避難してください」と言う外、何の放送も無かったので、
ショッピングセンターのどこら辺が危険か分からず、
お客は自分の判断で、ぞろぞろ自分の車目指して歩き出す。
実は娘を怖がらせないように、平静を装っちゃいたけど、
本気で避難してたんだよ、私。
こういう時の本気がわが身を救うって、よ~く知ってるからね。

やっと駐車場まで歩いて行ったら、
消防車が駆けつけて来て、
「なんだぁ、しょっちゅう有る、非常ベルのお試しや故障なんかじゃなく、
本気のベルだったんだね~」
と周りの人が皆で話していた。
   

やれやれ買い物中断してしまったから、明日出直ししなくっちゃ~。

明日はもう、非常ベルなどなりません様に。

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英語の授業風景

2011年08月07日 | 日記
毎週水曜は英語のレッスンの時間。
もう3年は続けてるけど、わたしの英語は全然上達しないばかりか、
最近ではますます英語を理解できなくなっているので、
英語の勉強というよりは、生活情報の収集目的で通っている。

先生はやさしく厳しいパット先生。
クラスメートはウサさん。

パット先生は英語が母国語では無い人達に英語を教える、
ESOLティーチャーの資格をもった、れっきとした英語の先生だけど、
本業は布や紙、毛糸などをはじめ、
金属や自然の植物までいろいろな素材を扱うアーティストなの。

で、最近の作品がこれ。
カラーの葉っぱと昆虫(モデルはカマキリだそうです)
ちなみにこの昆虫には、プリシラと言う名前が付けられてた。


(バックの壁の作品もパット先生の作品です)

構想から作品になるまで、一ヶ月余り。
布や刺繍、紙、絵の具、ワイヤーやビーズを使って作品を仕上げていく、
その様子はとても興味深い。
(ソレを見たり聞いたりも、ま、英語の勉強だね)



作品展が週末からあって、
額に入れる前の最後の仕上げを見せてもらったけど、
ん~何か足りないような…。
首をひねるパット先生。
目を凝らして作品を見るウサさんと私。
あっ!わかった!

プリシラの足を数えたら4本しかない!
昆虫は6本足だよね。

ひゃ~、プリシラを取り外して足をつけた後、
再び付け直すにはかなり時間がかかるらしい。



「ヤモリと言うことにしちゃえばいいじゃない」
とウサさん。
「カマキリは大好きだけど、ヤモリは大嫌い」
な、パット先生。
「つらい事故にあったカマキリと言うタイトルに変更しちゃえば?」
と、私。
「ソレもなんだかかわいそう」
と言うやさしいパット先生。

んな、わけで、プリシラはため息とともに再びバラバラにされて、
新しい足をもらうことになった。
きっとプリシラも喜んでるね。めでたしめでたし。

この後はウサさんの希望で、マーマレードの作り方実習となった。
パット先生はわざわざキッチンに、バケツ一杯のレモンを用意してくれた。



ちなみに来週の英語の授業のテーマは、
NZで会社やお店を始めるために何をしたらいいのか、と
NZで離婚したいときに、どこに相談に行けばいいかだそうで。

う~ん、なんだか楽しみだ~

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