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Ray Bryant の想い出

2011-06-07 18:32:12 | 堤宏文TALK

 

昨年のハンク・ジョーンズさんに続いて、

またJAZZ GIANTSが逝ってしまった。

Ray Bryant 。

ハンクさんも、レイ・ブライアントさんも、

1990年5月24日、松山へ来てもらった。

『 100 GOLD FINGERS 』

松山市民会館大ホールでのコンサートだった。

他に、トミー・フラナガン、ジュニア・マンス、

シダー・ウオルトン、ハロルド・メイバーン、

ロジャー・キャラウェイ、ケニー・バロン、

モンティー・アレキサンダー、

もう一人は、マリアン・マクパートランドの予定だったが、

彼女が来れなくって、トラは誰だったかなァ。

とにかく、10人のピアニストが一堂に会し

替わりばんこにプレイする情景は、凄い!としか言いようがない。

その迫力に圧倒され、オーラを感じた。

ドラムスはベテラン、アラン・ドーソンだった。

ベースは、・・・えーっと。

 

ステージにはピアノは2台。

プロモーターのオールアート石塚社長から、

ウェイティング中のピアニストが座る大きなテーブルはないかなァと

依頼されたが、そんな大きなテーブルはないし・・・

そこで、友人の棟梁、本田開さんに相談。

すると、「よし!俺が作ってやろう!」と

急遽、制作してくれたことが懐かしい。

棟梁は、一昨年の暮れに亡くなってしまった。

当時の話をする仲間がまた一人居なくなり、淋しい限り。

 

その松山のコンサートの最中、ドキッとする出来事があった。

ちょうどブライアントさんがプレイしている途中で、

ピアノのマイクスタンドのロックの締め付けが甘かったため、

マイクの先が、ゆっくりと、ピアノに向かって下がっていった。

そして、「コツン・・・」

我々スタッフは一瞬凍りついた。

ブライアントさんは一瞬顔を上げたが、

何事もなかったかのように、演奏を続けてくれた。

ほっ・・・と胸を撫で下ろした。

その後、クレームもなかった。

 

ブライアントさんは、本当に温和な方で、普段から優しい。

ジェントルマンである。

その松山でのコンサートの写真。

 

Ray_bryant

 

オールアートの石塚社長が、

このコンサートツアーのオープニングパーティを東京でやるから

来ないかと誘ってくださったので、喜んで出掛けた。

ここでも一人ひとりが一曲ずつ、得意の曲を披露してくれた。

その時の写真がこれだ。

 

Raybryant

 

どこだったか忘れたが、都内のJAZZ CLUB。

本当に贅沢なものだった。

その時撮ったブライアントさんとの2SHOT写真もあるんだが、

探してみよう。

(( 追記 )) ありました

Hirorayb

 

 

NYでもLiveで聴いたけど、ブライアントさんのブルース最高!!

まだ信じられない・・・。

79歳になっていたんだな。

素晴らしいJAZZ PIANO、ありがとうございました。

心から、御冥福をお祈りします。

 

 

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