だらずだらじゃず・本音ジャズ

瑞典№2 何て、礼儀正しいテナー・バトル!!《ベルント・ローゼングレン(ts)》

USから直輸入の真似・ジャズ文化から・・・
国にふさわしいジャズへ消化・発展!
「礼儀しいテナーバトル」がスウエーデンに!!

②『サミット・ミーティング』(84)
《Summit Meeting/Bernt Rosengren・Nisse Sandstrom》
ベルント・ローゼングレン(as,ts)、ニッセ・サンドストローム(ts)、
ゴラン・リンドバーグ(p)、オレ・スタインホルツ(b)、ルロイ・ロウ(ds)。

やっと2枚手に入れた、ベルントのレコード。
バルト海を臨む国・瑞典(スウエーデン)のジャズマン。
EU、UKモノはCDは山程あるがレコードが手に入らない。

レコード①(61年録音)から20年以上経過したが、大筋の演奏は変化無し。
ハードバップ・ド真ん中、トレート・アヘッドな力強さはより増した。
20年間で一時期フリーへ移行したが、H.バップへの帰還はありがたい。
2本のテナーがかなり洗練され、力強くイグイ・ノセてくる。
 
とかくテナー2本の競演はドッチがドッチ?と、迷路に入って落ち着かない。
ここでは、中低域中心でラついた太い音を出す方がベルント。
中高域中心にソリッドな音を、たまにヒステリックにかます方がニッセ。
テナー・バトルはUSジャズのグチャモンと違い、
儀正しく4ビート感をベースにして演りまくる。
 
テーマはソリンズ、トミフラ等のスタンダードだからノリノリで突き進む。
ヨーロッパのリズム陣の・下手クソ加減に嫌気が刺していたが。
84年ともなれば、ドラムはンバツ。
無駄が無い、的確なオカズが巧くテナーとインタープレイする。
 
「スウエーデンのジャズ??」と、存在自体を馬鹿にしたが。
US60年代の焼き直しスウエーデン版。と、言われるか?
だが、「洗練された一生命さ」はベスト・バイのレコード。
 

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