№3 最後の傑作！まだまだ《コールマン・ホーキンス(ts)》

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58年・54歳「最後の傑作」、まだ早い！
花形プレーヤ、膨大なギャラを手に！

酒＆女三昧、ボロボロ65歳で他界！

一句

　“　まだ早い　最後の傑作　失礼な　”

③『ザ･ハイ・アンド・マイティー・ホーク』(58)(キング)

オリジナル・felsted盤　　
《The High And Mighty Hawk/Coleman Hawkins》
コールマン・ホーキンス(ts)、バック・クレイトン(tp)、

ハンク・ジョーンズ(p)、レイ・ブラウン(b)、ミッキー・シーン(ds)。

《Coleman Hawkins Blog紹介》

①『Hollywood Stampede』(45)　№1　敗戦の年！ジャズテナーの父は《コールマン・ホーキンス(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

②『Encounters』(57)　№2　音の性！艶＆悶え《コールマン・ホーキンス(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

このレコードは、ホーキンス「最後の傑作」と言われる。
演奏は58年、この時54歳。
老いぼれて吹けなくなる歳ではない。

60歳代でバリバリやるジャズマンは多い。
この方、早くからボロボロになっていたという。
69年・65歳で他界するが。

1904年生れ、15歳でジャズマン。
テナーをメロディー楽器の花形に仕立てた立役者。
膨大なギャラを手にし、高級クラブ・女三昧の生活。
そんな人生が身体を蝕んだようだ。

ピークは1930年代、となれば、
58年・54歳の当③が「最後の傑作」と言われる由縁か。

　一句

　“　まだ早い　最後の傑作　失礼な　”

 

そんな意気込みのある曲はA#1｢Bird Of Prey Blues｣。
他の曲と比べても勢いが違う。

艶のある音はないが、ブルースで迫る勢いが聴きどころ。

数段高いテンションのプレイは②『Encouters』。

と自分は思うが、「勢い」では当③が優るか。

 

♪～♪ ②『Encouters』のマイルドさと異なる、勢いある演奏をどうぞ。