アルバム・タイトル『Vim’N‘Vigor』は『力・気力』。
フュージョン・ド真ん中で、唯一のモーダルジャズ。
演奏は無力・無気力、ハレンチ・ジャケットは力が。
①『ヴィム・ヴィガー』(83)
《Vim N Vigor/Joe Farrell》
《Vim N Vigor/Joe Farrell》
ルイ・ヘイズ(ds)。
何と、奇抜・ハレンチなジャケット?タイトルは「力と気力」?
女性ボディービルダーよりウッドベースの方がよっぽどグラマラス。
J.ファレルは好きだが、殆どがフュージョン・モノで買うものが無い。
J.ファレルは好きだが、殆どがフュージョン・モノで買うものが無い。
エルヴィン・ジョーンズ(ds)の「Puttin It Together」「The Ultimate」。
このアルバムにファレルが参加し、ポストJ.コルトレーンといわれた。
このアルバムにファレルが参加し、ポストJ.コルトレーンといわれた。
ド根性スピリッチャル・ジャズの王道ド真ん中。
その後、チック・コリア(p)のRTF、ウエザー・リポートへ加入。
ここで感化され、フュージョン・ド真ん中。
ジャズの王道を離れたファレルは聴きたくも無い。
そん中で唯一のモーダルジャズがコレ、この1枚。やっと見つけた。
そん中で唯一のモーダルジャズがコレ、この1枚。やっと見つけた。
全てがUS活動でありながら、何故かコレはオランダ録音。
これだけが、フュージョンど真ん中期に60年代を彷彿とさせる貴重な1枚。
ジャケットで判断すると、つい「ポイ投げ」的アルバムだが。
これだけが、フュージョンど真ん中期に60年代を彷彿とさせる貴重な1枚。
ジャケットで判断すると、つい「ポイ投げ」的アルバムだが。
しかし、久し振りの4ビートで随分と下手クソになった。
オランダの連中が下手クソだから、しょうがないのか。
アドリブにやたらと「間が空く」「説得力が無い」フレーズ。
一番ド下手は名手・ヘイズのドラム。何、演ってんだか?何も演ってない。
ファレルとの絡みもロクに無い。ファレルの1人相撲・演奏。
だが、80年代のマトモなモーダルジャズに、ホットできる1枚ではある。