(続)№8 時は経ち！なまぬるく《トム・ハレル(tp)》

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　ジャズトランット「トム・ハレル」のレコード紹介です。♪～♪
 

 H.バップの王道80年代から、21年後！

フリューゲルホーンの｢生ぬるさ｣に！

ずるずる引きづり込む、底なし沼か！

 

一句

　“時は経ち　尖ったラッパは　生ぬるく”

⑧-1『ナンバー・ファイヴ』(11)
《Number Five/Tom Harrell》
トム・ハレル(tp,flh)、ダニー・グリセット(p)、

ウェイン・エスコヘリー(ts)、ウゴナ・オケウォ(b)、

ジョナサン・ブレイク(ds)。


③-2 High Note レーベル(オリジナル)

 

《Tom Harrell Blog紹介》

①『Moon Alley』(85) №1　中太音でメロディー勝負《トム・ハレル(tp)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

③『Stories』(88) №3　「ガッツン・パガッ」でドッチラケ《トム・ハレル(tp)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑦『Sun Dance』(87)(続)№7　宙へ跳べ！サンダンス《トム・ハレル(tp)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

フリューゲルホーンの｢生ぬるい｣音が嫌いだ。

ソロの曲が収録されているのだが。
底なし沼にずるずる引きづり込まれるような。
真綿で首を絞められる思いがやるせない。

ハレルのレコードは８枚目の紹介。
②『Form』は90年録音。
それから21年後・2011年の演奏である。
別人の如くスタイルが激変、当り前かも。

この時、ハレルは65歳。(46年生)
歳相応の穏やかスタイルに落ち込んだ。
と、しか思えぬ「なまぬる」さだ。

80年代の①『Moon Alley』③『Stories』。

歌心の豊さ・勢いで、H.バップの王道を聴かす。
②『Forn』(90)はハイトーンの連発。

歌心を失い、勢いだけの突撃ラッパ。

そして21年後の当⑧は「なまぬるさ」を強調。
80年代後半の良さを知ると、聴くに耐え難い。

 

　一句

　“時は経ち　尖ったラッパは　生ぬるく”

そんなアルバムの中で、聴かせ所の曲です。

リズミカルな勢いがあるタイトル曲。
ドラムの打撃音の助けもあり推しの１曲です。
 

♪～♪ 　リズミカルな勢いがあるタイトル曲をお楽しみ下さい。