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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 淀み一掃、ピアノ断つ《(Spain)テテ・モントリュー(p)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズピアノ「テテ・モントリュー」のレコード紹介です。~♪
 
「ぐちゃ・どろっ」、ブラクストンのんだ音。
「スッカ~ン」強くいピアノが、立ち上る。
どろっどろ「へどろ」、一するモントリュー。
 
一句
 “鋭さや ピアノ一太 ぐちゃアルト”


①『イン・ザ・トラディッション』(74)
《In The Tradition/Anthony Braxton/Tete Montliu》
テテ・モントリュー(p)、アルバート・ヒース(ds)、
ニールス・ペデルセン(b)、アンソニー・ブラクストン(as,bcl)
 
《アンソニー・ブラクストン参加 ブログ紹介》

《テテ・モントリュー参加 ブログ紹介》

スペイン出身で有なピアニストなんだが。
不思議とリーダー作のレコードを持っていない。
特に、嫌いでもないんだが。
当①は、A.ブラクストンがリーダーで、モントリューは脇役。

ヨーロッパ特有の「キラキラ」ピアノ感はない。
「カツ~ン・トォ~ン」れ味抜群が特長。
一揆に音が立ち上がっていく。
「スカッ~」胸をすく爽快感が堪らない。

「ぐちゃ・ろっどろ」のブラクストンのアルト。
節目のないアドリブが、延々と続く。
そしてモントリューのアドリブへ。

「スッカ~ン・トゥタタ~ン」。
強く・鋭いピアノが、立ち昇っていく。
音場に淀んでいた「へどろ」アルトの音が一されるように。
 
 一句
 “鋭さや ピアノ一太刀 ぐちゃアルト”

スペインの熱き闘牛&フラメンコのピアノ。
ともかなりイメージは異なるが。
清々しくいピアノが、潔く連打される。

前衛ジャズに巻き込んでいくブラクストン。
それを「ぐいぐい」と引きしてくれるピアノ。
フリージャズ一歩手前の際どさ、私の守備範囲ギリの演奏。

そんな音を創り込むモントリューに感謝の1枚。
正常&異常の界ギリギリのスリルが、堪らないです。
 
♪~ 「Marshmallow」ぐちゃアルト&爽ピアノのコントラストがGood。


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