№1 まぐれ当り？初リーダ作《トミー・フラナガン(p)》

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リーダより、名脇役として有名！

初リーダ、スウェーデンでのついで録音！

ワイヤブラシが跳ねる、主役はエルヴィン？

一句

　“初リーダ　まぐれ当りの　スウェーデン”

①『オーヴァーシーズ』(57)
《Overseas/Tommy Flanagan》
トミー・フラナガン(p)、ウィルバー・リトル(b)、

エルヴィン・ジョーンズ(ds)。

スウェーデン「Metronome」レーベル

リーダより名脇役として有名なトミフラ。
とはいっても、これは飛びっきりの有名盤。

USと国内で人気の違いがあって当り前。
これはその例として代表作では。
当時、USでのトミフラはパッとしなかった。
当然リーダ作はなく、当①は初リーダ作。

57年、J.J.ジョンソンのスウェーデン・ツアー。

その時のリズム陣がトリオで現地録音。
当①がスウェーデンで初リーダ作となる。

　一句

　“初リーダ　まぐれ当りの　スウェーデン”

「Over-seas」(海を超え)というのも納得である。

デザインも粋、Over「C」sである。
国内で大ヒット、某中古屋で30万円の値が。

レーベルはスウェーデン「Metronome」。
このレコードしか見たことがないレーベル。
若き頃、擦り切れる程聴いたが改めて驚く。

粋・切れ・スリル・テンション、鍵盤を「叩きつけない」強さ＆美しさ。
あえて目から鱗(うろこ)の素晴らしさ。
それを担うのはエルヴィンのドラム。

ワイヤブラシの切れ＆強さが尋常でない。
突っ込むリズムのアクセントが跳ねる、まるで主役では？
 

♪～♪ 　ヴォリュームを上げ、エルヴィンのワイヤブラシを堪能して下さい。