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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№12 目立って何ぼ!Y.ラティーフ《キャノンボール・アダレー(as)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「キャノンボール・アダレイ」のレコード紹介です。♪~♪
 
「In」もの第三弾、どうも雑然として!
大概何でも、第三弾は「パッ」としない!
ここは目立ちたがり屋、チーフに注目!
 
一句
 “ラティーフや 目って何ぼの 音がする”

⑫『イン・ニューヨーク』(62)
《In New York/Cannonball Adderley》
キャノンボール・アダレー(as)、
ナット・アダレー(cor)、ユセフ・ラチーフ(ts,fl,oboe)、
ジョー・ザヴィヌル(p)、サム・ジョーンズ(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。
 
《Cannonball Adderley Blog紹介》

ホットなプレイといえば、聴こえは良いが。
どうも、然とした仕上がりが好きになれない。

⑥『In Chicago』⑦『In Sanfrancisco』、
に続く第三弾の「In」ものである。
⑥⑦の有名盤とは、ちょっと異なる。
どんなジャンルでも、第三弾は「パッ」としない。

ごつく・スピード感あるアルトが身の音に。
弟のラッパはもっと聴かせるメロディーだった。
兄弟揃って、ンケな音創りに成り下がった。
変わり映えのしない、ありふれたサウンドに変わった。

ここは一つ、脇役のラティーフに注目したい。
兄弟から者的存在だが、アドリブが面白い。
拍子無い・フリーキーなテナーが突出したり。
チャルメラ?とも思えるソプラノが聴こえたり。

全員揃って、ホットなライヴ演奏ではある。
特に立って・目立ちたがり屋のラチーフ。
そんな楽しみが、第三弾に隠されている。
 
 一句
 “ラティーフや 目って何ぼの 音がする”

飽きのきそうな「In」もの三本仕立て。
ここは、ラチーフのニークさが聴き所でしょう。
 
♪~♪  拍子しのないテナーのアドリブ、ラティーフを楽しんで下さい。


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