小学四年生
もともと人見知りで他人に心を許さない私は
友達はいたのですが、本当の友達は、ユカしか居ないと思って過ごしていました。
しかし、お互い本心を曝け出せる相手なので
近すぎると嫌なとこばかり指摘してしまい、喧嘩ばかりしていました。
帰りの会で大喧嘩をしてしまい、先生に怒られ、人生で初めて廊下に立たされたこともありました。笑
そんなことが続いていて、ユカとばかり居てはいけないと思い始めていました。
四年生になってから、音楽や少女漫画、可愛い鉛筆や消しゴム、シール交換などで友達と共有できる趣味が出来ました。
そのことがキッカケで、ケイコ、ユッコ、エリコ、ユカリと仲良くなり、グループ行動をするように。
この頃は、気にしやすさはあったと思うのですが、趣味に没頭できる時間ができ、友達も多くなったことで安心感もでき、そんなに友人関係で悩むことは減ってきました。
小学四年生の冬
兄は、テストが出来なくてよく祖母に
怒られていました。
その姿を見ていた私は、必要以上に頑張らなくてはいけないという謎のプレッシャーがありました。
しかし、抜き打ちテストは
出来るときと出来ないときの差が激しく
悪い点数は、机の引き出しに置いて帰ったり
学校帰りにビリビリに破りながら帰っていました。
そんなある日の掃除時間。
友達から男子が〇〇の机を倒して中身が
全部出ちゃったみたいだよ、と報告が。。
しかも、不幸なことに、抜き打ちテストの悪い点数が何枚も入れっぱなしになっていたため
教室に散らばってしまい、テストの恥ずかしい点数をみんなに見られてしまいました。。
私は、抜き打ちテスト以外なら出来る人間なのに、、と思いながら、強いショックをうけました。
皆は、そんな私のことは知らないし、きっと、この悪い点数を見て私をこれからも判断していくんだろうなと思った。
きっと、みんなからみた私は、大人しいと思われている面もあり、勉強も出来る人間だというイメージを持たれていたと思う。。
最悪だ。なんで私の机なんだ。と思った。
でも、こんな悪い点数を机の中に入れっぱなしにして、祖母に怒られるのを回避していた私が悪い。
こんなことなら、兄のように正直に見せて怒られた方がマシだった、と反省した。
他人は、本当の自分のことなんて知らない。
点数を見て、みんなからの冷たい視線を感じる。
見たままが全てと評価された感じ。
きっとこんなことがキッカケで友達も失うんだろうな。と悟った。
最悪を通り越して恐怖だった。
死にたかった。
次の日、学校へどんな顔して行けばいいのか
わからなかった。
優しいコは、きっと気を使って話しかけてくるんだろうな。
それ以外の人間は、冷ややかな目で見てくるんだろうな、とネガティブな妄想ばっかりが頭から離れなかった。
だからと言って、祖母に相談できる内容じゃないし、、と、どんどん不安になって、、
開き直ることにした!
点数は、もう見られちゃったんだし、今更挽回なんて出来ない。
しばらくは、バカなのは本当のことだし、バカっぽく過ごそうと決めた。
これから今以上に勉強を頑張ろうと、心に決めた。
学校では、幸いなことに皆んな私に気を遣ってテストの話題には一切触れなかった。
私の心の中では、学校に行くまでは感情がぐちゃぐちゃでズタズタだったけど、皆んなが触れなかったことで、少しだけ救われた。
こんなことで、友だちを失わなくて済んだ!
よかった。
大人になって思うこと
本当に生きててこんなピンチに合うこと
あるんだと思う出来事だった。
でも、あの経験があったから危機管理能力が
人並み以上についたと思う。
大人になってからも少し役立てることはあったかな。
当時は、自分が感じてなかっただけで、何かを隠して生きることは、テストを見られることよりも、辛かったのかもしれない。
あの出来事を通して、素直に生きなさいと教えられた様な気もするが、たまにはズル賢く生きてもいいとは思う。
今日もありがとう😊
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