わが国のメディアは、おかしくないか?

重要なことをまったく報道しないメディアは、おかしくないか?

菅直人原発事故福島県民200万人を見捨てた大罪

2011年08月17日 18時58分24秒 | 売国民主党
菅直人原発事故福島県民200万人を見捨てた大罪
(「週刊文春 8月11日・18日 夏の特大号」より抜粋)

内閣官房のスタッフ達が口をそろえて指摘する。
福島第一原発の周辺住民に対する避難指示こそが、菅首相最大の失策だと。
米軍から「高濃度汚染地域」の通告を受けながら、首相が口にした「決定的発言」とは。
国民を見殺しにする首相の「大罪」を詳細に暴く。


■米軍が調査した「高濃度汚染地域」通告を無視
福島第一発電所の事故から約一ヵ月後の、四月中旬。薄氷を踏む思いながらも、事故の収束へ進みだした頃のことである。
小誌原子力災害取材班は、「内閣官房」に勤務し、菅直人首相を直接に支える、複数の政治スタッフにインタビューを開始した。
当時、新聞、テレビでは、菅直人首相への批判が噴出し始めていた。
ゆえに取材班は、インタビューの冒頭、敢えてこう切り出した。
「マスコミの批判は的外れで、菅直人首相を評価するとすれば、どのような事でしょうか?」
あるスタッフの一人は、躊躇せず、こう口にした。
「まったくない」
驚く取材班に、
「菅首相をまったく評価しない」
と、さらにスタッフは言い切った。
スタッフの言葉は、堰を切ったように続けられた。
「これまで多くの政治化を見てきたが、これほど”嫌な人間”と表現できるものには会ったことがない」
首相を支えるべき政治スタッフが、ここまで仕えるべき相手を軽蔑するという事態は、あまりにも異常だった。
しかし異常なことはそれだけではなかった。首相官邸では、震災直後から異常な事態がずっと続いていたのである。
菅首相は、政府スタッフを、執務室にはほとんど呼ばなくなった。
いや、拒絶という表現がふさわしかった。と吐露するスタッフもいる。
菅首相を支えてきた彼らの多くは、異口同音に、ある「悔い」を今でも語る。
「あのことだけは責任を感じる。悔いても悔いても、ただ残念で仕方がない。」
菅首相から拒絶し続けられたスタッフたち。彼らが今、悔いていることは、きわめて重大な問題だった。
スタッフが口にしたのは、原発事故が次々と続く中、政府による避難指示の釈明。
政府スタッフの多くは、今、こう告発する。
「すべては菅首相が一人で決断しました。しかし、その責任を、菅首相は取ろうとしない。それこそ、人間的に最低の姿である。
かつて、こんな日急な人間を見たことがない。それは震災直後から始まった。」
3月11日。
菅首相は、第一原発から<半径3キロ圏内・避難指示>を行い、さらに<半径10キロ圏内・屋内退避指示>を出した。
しかし約8時間後の12日午前5時40分、政府の発表はさらに変わった。
菅首相は<半径10キロ圏内・避難指示>へと切り替えたのだ。
その10時間後の午後3時36分、1号機が水素爆発。菅首相は今度は、範囲を広げ、<半径30キロ圏内・避難指示>と発令した。
さらに、2日後の14日に起こった3号機の爆発を受け、翌15日、菅首相は、<20キロ圏内から30キロ圏内・屋内退避指示>とする。
ここまでの経緯を見て、誰でも疑問が湧くはずだ。なぜ、最初から、最悪に事態を考え、広範囲の避難指示をしなかったのか。
菅首相は、周辺にこう指示した。
「最初から広範囲の避難指示を出すためには、それ相応の準備が必要であり、住民の混乱を招く。だから広範囲の避難はまだいい」
この言葉に内閣官房のあるスタッフは、「余りにも重大、且つ恥ずべきこと」と切って捨てた。
そのスタッフは、15日の<20キロ圏内から30キロ圏内・屋内退避指示>を受けた、実際の避難活動のシーンをこう明かす。
これらの避難活動は、福島県警とDMAT(災害派遣医療チーム)が、ぶっつけ本番でやり遂げた。
菅首相が仕切ったり、指示を出した形跡はまったくなかった。

■「執務室」避難指示決断の実態
しかし、内閣官房の別のスタッフは、菅首相に対し「最も人間として軽蔑する」として、官邸で起きていた、さらなる「異常なこと」を証言した。
菅首相は、震災発生直後、国会から官邸に飛んで帰り、すぐに内閣危機管理センターに入って、情報報告を受けた。
だが、菅首相が内閣危機管理センターにいたのは、ほんの数時間だけだった。
夕方前、専用エレベーターに乗り、首相執務室へ直行。
その隣にある「首相応接室」に、東京電力、原子力安全・保安院、内閣原子力安全委員会の限られた者ー少数名だけを集め、”閉じこもった”のである。
その後、避難指示の検討に入ったとき、菅首相が判断する根拠としたのは、集めた者たちが差し出したペーパーだった。
そこには、低濃度の放射線がもれる可能性はあるが、胃のエックス線検診で浴びる放射線量よりは低い、とされるデータだった。
第一原発周辺で検知する、実際の放射線量のデータはそこにはなかった。集まった少数名の専門家は、”教科書”に書かれている数値を並べたに過ぎなかった。
彼らが繰り返したのは、「たとえ一時的に浴びたとしても、直ちに健康に影響しません」という言葉だった。
今深刻な問題となっている「累積した放射性物質」という言葉を発した者もいない。
そして放射性物質の拡散は、避難指示で示された同心円状ではなく、ある特定のエリアに、ビーム状若しくは雲のように集中的に襲う、という事実も示されることはなかった。
現在ではすでに明らかになっている、30キロ以上の距離にある、第一原発から北西部のエリアーー飯舘村などーーで高濃度の放射線が検知されているとの報告もなかった。
それが「首相執務室」で繰り広げられた、避難指示の決断の実態だった。
それから数日間、高濃度の放射性物質が、避難指示を越えた地域まで拡散。あまりにも多くの市民、植物、動物が被爆していった。
菅首相は、その責任について、国会でこう繰り返している。「専門家の意見を聞いた上でーー」
この言葉を聞くたび、政府スタッフは異口同音に、激しい怒りを取材班にぶちまけた。
「決断したのは、首相である菅直人、その人である。彼の答弁は、人間として恥ずべきではないか」
しかし、実は、菅首相の「大罪」はそれだけではない。
東京電力、原子力安全保安院と内閣原子力安全委員会は、放射性物質の拡散について、3週間以上正確なデータを入手できなかった。
飯舘村など、30キロ圏外の高濃度の汚染地域があることや、その累積が深刻であることがマスコミで問題となったのは、3月末のことである。
文部科学省が現地で検知を行った結果を提出、IAEA(国際原子力機関)も同じ結果を発表したからだ。
しかし首相は、それよりずっと前に、アメリカ太平洋軍から、独自の調査結果が、毎日のごとく密かに届けられていたのである。
菅首相の元へ届けられた最初の資料は、震災の5日後という早さだった。
そこには、第一原発からの放射性物質の拡散が同心円状ではなく、特定のエリアに、広範囲に広がっていくーーといった内容が、図で表現されていた。
驚くことに第一原発からの放射線量は、24時間後には、首都圏へ48時間後には東京を含む首都圏全域に広がっている。
UH-60ヘリコプターや海兵隊が保有するC-12軽飛行機を飛ばして独自調査を行って作成したのは、「国家戦略局」と「DTRA」という、アメリカ国防総省の、核・化学・生物兵器や弾道核ミサイルなど、大量破壊兵器による攻撃が、いかに国民に影響を与えるかをシュミレーションする部門だ。
「DTRA」は、事故の1週間後には早くも、第一原発の3基の原子炉容器は「すでに機能喪失」と断定している。
日本のマスコミがまだ楽観視していた時点のことだった。
「DTRA」は、さらに衝撃的な調査結果も、官邸に送り続けた。

■米軍の指摘に何の手も打たず
第一原発からの高濃度の放射性物質が、30キロ圏外の広範囲のエリアで、集中的に検知される可能性が高いという調査結果であった。
南東への風のケースである。もし西への風であれば、福島圏内へ、その高濃度の放射線ビームが襲う危険性を、米軍は指摘していた。
つまり、政府が発令した”同心円”での避難エリアがまったく無意味なことを意味していた。
しかも、放射線ビームに襲われたエリアは、たった4日間で、総被爆量が、3ミリシーベルトを超過する可能性も指摘していた。
「3ミリシーベルト」とはアメリカ軍でさえ、滞在30時間をリミットにしていた、きわめて高い数値だ。
この調査結果を見せられた、菅首相の側近の幹部は、「あまりの衝撃で言葉を失った」と証言している。
しかし、菅首相は、この調査結果を重要視することはなかった。
つまり何も手を打たなかったのである。
第一原発からの”同心円”の距離で設定された避難指示エリア外での、汚染の広がりが重要視されたのは、3月末だった。
それまでの3月11日からの約3週間、広範囲のエリアが、高濃度の放射線量を浴び続けた。
冒頭に紹介した、菅首相によるさまざまな避難指示の「決断」は、福島県民200万人の命にどのような責任を負ったものだったのか。
あらゆる方法によって、国家指導者の責任を徹底的に追求する必要がある。
しかしA級戦犯は菅だけではない。実質的に米軍との窓口を担当したのは細野豪志首相補佐官(当時)だった。
彼は、東京電力2階に米軍専用の部屋を用意し、米軍からの情報を取捨選択し、菅首相に伝える役だった。
細野補佐官は本当に全てを首相に伝えていたのか?
民主党の代表選が近づく中、細野氏もダークホース的存在として取り沙汰されている。
しかし、この件が明らかにならない限り、彼にこの国を任せるわけにはいかない。
(以上「週刊文春 8月11日・18日 夏の特大号」より抜粋)


★★★★★ 菅直人関連情報 ★★★★★


菅直人の本質

靖国と菅内閣 英霊に背向けたは残念だ

反日議員を落選させる会 外国人参政権法案賛成議員リスト

【自由が危ない】止まらぬ言論統制の動き 「人権侵害救済法案」「リーク防止法制」の準備は着々


【櫻井よしこ 菅首相に申す】民主使った違法献金か >

「存在しないカネどこから」菅首相団体、規正法抵触か 市民の党問題 現金足りず寄付不能 >

市民の党が作った民主党関連の団体は、脱税目的のペーパー団体か? >

「市民の党」沖縄でも民主と蜜月 瑞慶覧長敏の政治団体設立 与那国島をはじめとする先島諸島反基地の急先鋒 >

市民の党との関係者・団体一覧 >

追い詰められた韓(菅)直人 >

菅直人は工作員の生みの親だった!/テロリストに ... 市民の党と斉藤まさし >