楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

続・タイの医療保険

2011-08-23 02:37:58 | タイの医療

タイに移住した場合の医療保険について、少々本気で情報を整理してみたいと思います。

本気でと言いますのは、私自身があと半年余りで移住することになりますので、ここらでビザの件と、

病気への備えについては、正確な情報に基づいて方針を決めておかなければならないからです。

 

読んで下さった方もいらっしゃると思いますが、7月9日に、一度タイの医療保険について書きました。

その頃は全く知識がありませんでしたので、クレジットカードに付帯している海外旅行保険と、

タイ人のための公的医療保険である30バーツ保険についてだけ書きました。

今回は、もう少し現実的な対応方法について整理してみようと思います。

すでにたくさんの日本人がタイに移住しているわけですから、医療保険についてのしっかりした情報が

溢れていてもおかしくないのですが、意外に整理したものがないようですね。

今日は、ごく大雑把に、タイに移住した日本人をカバーしてくれる医療保険のカテゴリー分けをしてみます。

 

カテゴリーA ~日本で入る保険~

(1)国民健康保険など各種の社会保険  

これは生活の拠点を基本的には日本に残したまま一時的に移住する場合に使えます。

医療費を全額自己負担した後、書類を病院で書いてもらい、日本に帰国後に領収書を添えて、

所定の請求をします。

確か2年以内とかの請求期限が付いていますので、たとえば3年後に請求しても1円も支払われません。

 

(2)海外旅行保険

①クレジットカード付帯型 

これは多くの人が利用しています。いろんなタイプがありますが、せいぜい2か月まで、長くても3か月。

それ以上の滞在では使用できませんので、移住者には向きません。頻繁に帰国する人ならOKでしょう。

②単独商品

旅行保険という名が付いている通り、日本に帰国する人のための保険です。多くは92日まで有効です。

ところが三井住友海上や東京海上日動などでは、2年も有効な海外旅行保険があります。

また駐在員やその家族向けのさまざまな医療保険もあります。69歳まで加入できる商品が多いです。

 

カテゴリーB ~タイで加入する保険~

 

(1)AIA

これは世界展開している生命保険会社の医療保険で、昔からよく知られています。でも私はほとんど何も知りません。

知っているのは、経営破たんしたアメリカのAIGグループが、傘下にあったAIAを昨年355億ドルでイギリスの生保グループに売却したこと。ニュースにもなりましたから。

あまりに加入者が多く、支払額も大きいので(?)、現在新規加入をストップさせている代理店があるようです。外国人の間で圧倒的な人気を誇っていたのがAIAの医療保険です。ブランド力ですね。

 

(2)Thai Health Insurance 

http://www.thaihealth.co.th/index_eng.php 

 1979年にタイで創業した保険会社です。

医療保険では「Simply Healthy」と「Wealthy Healthy」という2種類の保険が主力商品です。

後者の方は重大な病気にも対応しているようで、保険料は少し高めです。

また通院の保険はオプションになっていて、あくまでもメインは入院給付です。

念のため、妻に電話で聞いてもらったところ、もちろん外国人も加入OKです。日本に生活の拠点が

あっても加入OKだそうです。パスポートさえあれば簡単に手続きできますよ、ということでした。

加入可能なのは60歳までで、一旦加入すると70歳まで延長できます。

何年か前までは、種類によっては99歳まで保証していたという情報もあります。繰り上げたようですね。

保険の内容はさまざまな選択が可能ですが、

一例として、限度ぎりぎりの60歳で年間17,000バーツ(約5万円)払うと、年間最大で70万バーツまで支払われます。

そのランクでは、入院一日の支払額は4,700バーツということです。

HPに書いてあることと、妻が聞いたことがまったく同じでないので、事実関係は保障できませんが、

もしそうなら、日本の海外旅行保険の約半分の保険料で、ほぼ同レベルの給付が受けられることになります。しかもワールドワイドの保障です。救援費用も高額給付です。

もちろん、日本の海外旅行保険にあるような5000万とか1億(円)の賠償保険は付帯していません。

しかし、そんな虫のよい保険について、日本ではあまり紹介されていないのはどうしてでしょうかね???

タイ在住の日本人で実際に加入されている人がいれば、評判を聞いてみたいところです。

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>>評判を、聞いてみたいところです。 (バンスー)
2011-08-24 13:46:40
【質問】お薦めの、生命保険は、ありますか?

 タイに住んでいる者です。
54才、リタイア・ビザ所持、仕事は、今しておりません。
現地(ここタイ)の、生命保険(主に、医療保険)に加入希望。
おススメの、生命保険、ご存知でしたら、お教え願います。

 タイで、非常にメジャーなAIA。私の年齢で、ワーキング・ビザを、持っていない人は、加入できません。
オランダに、本社があるING。
保険加入してから、2年間は、通院の保険は、加入できず。ドイツ系の、アユタヤ・アリランスCP。
これは、インター・ネットで、検索しましたが、情報量が少なく、加入断念しました。
上記、すみませんが、宜しくお願いいたします。 (バンスー)

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コメント数 (3)

こう 日時 :/07/18

AIAってワーキング・ビザが必要なのですか?
僕も来年タイに移住する予定で、前回、タイの友達がAIAに聞いてくらのですが、それは言われませんでしたが。

僕の場合は、BUPAに加入する予定でいます。
日本語の案内書もありますので、一度、調べてみてはいかがですか?

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A
私はOビザで(タイ人と結婚した家族ビザ)今年AIAに入ろうと思って、この保険会社に来てもらい、加入するつもりです。
一度、問い合わせて見たらどうですか?

タイは結構大丈夫だと思いますよ。

保険会社も加入してほしいですから。

ーーーーー
  neko

AIAとBUPAは内容がいいですが、タイ語・英語の対応だったと思います。
アユタヤ・アリアンツはHPの見積もり依頼へ英語で申し込んだところ、
非常に日本語が流暢な女性から、後日連絡がありました。

あと日本語対応だと、TokioMarineの在タイ日本人向けがあります。

保険料を払えばいいので、WPは関係ないと思います。

ーーーーーーー

下記、AIA(American International Assurance Companyの略、日本の AIU 保険)の、ホーム・ページより。

http://www.aia-kyosai.com/hojiniryo.html

医療保険、年齢資格:
●個人加入(新規ご加入時)--- 男性 :45才未満(自動継続65才)。

●法人契約(一社から5名様以上ご加入)--- 64才まで(自動継続65才)。

◇お申込みならびにお問合せ◇
 T.AKIYAMA, Group Administrator
 AIA Co., Ltd. Japanese Group Agency Office
 Thonglor Tower, Soi Thonglor 18
 Sukhumvit 55 Rd., Klontan-Nua, Wattana, Bangkok 10110
   TEL:081-827-0522,  02-381-7843      FAX:02-185-0321          E-mail:akiyama@aia-japanese.com
返信する
バンスーさん、こんばんは (うさぎ)
2011-08-24 19:40:56
AIAに関する情報、ありがとうございます。私自身は保険に入ったことがないので、どれがよいのかわかりません。そもそも医療保険の場合、加入した方がよいのかどうかは、その人の健康状態とか、いざという時の蓄えがどれくらいあるかによって判断されるものでしょう。実際に移住する時までに、じっくり考えみようと思います。
返信する
国籍について (IRIN)
2011-09-06 05:03:01
今年初めタイ人の男性と結婚しました。
外国人用のタビヤンバーンも取得し、今は保険について考えてます。

奥さまのおからだのその後はいかがですか?
私も子宮けい癌の診断を数年前受けたことがあるので、同じ女性として頑張ってください。

質問です。

奥さんの医療費を日本で申請することなのですが奥さまは日本の国籍を取得してますか?

私の扶養家族として旦那を申請することは可能ですか?

主人も私もタイ国籍と日本国籍のままで、子供はまだいません。

ありがとうございます
返信する
IRINさん、はじめまして (うさぎ)
2011-09-06 19:14:05
まず、妻へのお気遣いありがとうございます。今はいたって元気です。

さて、ご質問へのお答えですが、妻はタイ国籍です。私の扶養家族になっています。

タイ人のご主人をあなたの扶養家族にできるかどうかというご質問は、いろいろ状況によって変わるだろうと思います。もし今お二人ともタイにお住まいなら、無理ではないでしょうか。もし日本にお住まいで、ご主人の所得が一定額以下なら、扶養家族にすることもできると思います。
IRINさんご自身がどのような健康保険に加入しておられるかも分かりませんので、確たることはお答えできません。加入されている健康保険組合(国民健康保険であれば住民票のある役場)に問い合わせるとはっきりすると思います。
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