楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

“じゃじゃ馬娘”が入院

2015-02-21 14:27:29 | タイの家族

18歳の娘のことを、これからは「じゃじゃ馬娘」と呼ぶことにしようと思います。最近は台所に立って料理を作ってくれたり、弟の学校の送り迎えをしてくれたり、何かと親を助けてくれることも多いのですが、基本的にはわがままで、強情で、自分のやりたいように何でもやってしまうので、「じゃじゃ馬」というのがピッタリです。

そのじゃじゃ馬娘が木曜日から入院してしまいました。月曜日あたりから様子がおかしいので、近くの病院へ連れて行きました。本人は「行かない」と言い張ったのですが、放置できるような状態ではないので、脅し文句を並べて半ば強制的に連れて行きました。何回も何回もトイレに入るので、膀胱炎に違いないと思ったからです。

診察の結果は図星でした。そこらへんにある雑菌が原因でしょう。抗生物質を5日分もらって飲み始めました。ところが、水曜日から39度近い熱が出てしまいました。最初はインフルエンザにでもかかったのかなと思いましたが、木曜日に再び病院へ連れて行ったところ、「腎盂腎炎」と言われました。

腎盂腎炎は膀胱炎が元で発症することが多いらしいです。特に女性の場合は、細菌が速いスピードで腎臓に入ってしまうことがままあるらしいのです。この病気は自宅療養は難しく、即入院となってしまいました。それも1週間と相場が決まっています。

木曜の夕方病院へ行ったときは、てっきり病院食を食べているものとばかり思っていました。ところが昨日の夜、お見舞いに来ていた女友達に「カオマンカイ、私の分も買ってきてね」と娘が言っているので、あれっ?食事制限はないのかな?と不思議に思いました。そして家に帰っていろいろ調べてみると、腎盂腎炎も、ほかの腎臓病と同じく食事はかなり制限しなければならないことが分かりました。やっぱり、じゃじゃ馬娘は大人しく病院食を口にすることができないのでした。

今朝は、1週間入院しなければならないことと、自由に何でも食べてもいいわけではないことを、若い看護婦さんが本人にこんこんと諭してくれたそうです。さて、看護婦さんの言うとおりにしてくれるかな?

妻は、一日2回飲まなければならない抗がん剤を持参して病院に泊まり込んでいます。私の目から見ると、なぜか楽しそうにしています。病院の個室で上の娘と2人きりで過ごすのも、まんざらではないと思っているのかもしれません。でも、「冗談じゃないですよ。あなたに頼むわけにもいかないから、仕方なく付き添ってるに決まってるじゃない」と言いそうです。じゃじゃ馬で、ほとほと手を焼いていても、やっぱり母親にとっては大切な娘なんじゃないかな、と私は思っているのです。

ちなみに入院の費用は、エアコン・冷蔵庫・シャワー付きの広い個室でも、公立病院なので一日700バーツです。薬代はもちろんタダなんですよ。早くよくなって、また母娘の喧嘩を見てみたいものだと思います。

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