4日から6日までチェンマイにいました。今回は、車を買う、家ができるまで暫定的に住む借家を探す、そして2月から始まる新築の打ち合わせ、この3つの目的でした。バンコクからチェンマイに家族で引っ越すのは4月上旬の予定ですが、車も借家も、今から決めておいた方が安心だと考えました。
今日は車を買ったお話です。
洪水がクローアップされるまでは、カローラとかシビックなどの普通のコンパクトな車を買うつもりでしたが、車高のある車に方向転換しました。乗れる人数も5人ではなく7人乗れる方が便利なことも分かったので、にわかにSUVに絞りました。そこで候補にしたのは3つの車です。
まずSUVでは圧倒的な人気を誇るトヨタのFortunerです。バンコクの販売店では1台も店頭にありません。注文が殺到中で、発注してから2か月かかるそうです。早く手に入れたい人は2万バーツ余計に払っているそうです。
2番目の候補は、三菱Pajero Sport。2.5リッターカーなのに178馬力あるのと、スタイルは人気があるようです。これもバンコクでは1か月半くらい待ちということでした。
最後に、ダークホースかもしれないと思ったのはフォードのEverestという車です。人気はないんですが、ボディーの剛性では文句なくトップクラスです。ナビ等の装備のコストパフォーマンスが魅力です。でもスタイルはいま一つでしょうか。
バンコクで、とある販売店を訪問しましたが実物はなく、「買うなら1週間で納車できます」ということでした。見ないで買う人って、いるんですかね。3つの車の価格は、グレードにもよりますが、大体この写真の順番です。
チェンマイでは、3つとも試乗して3日間のうちに決めようと考えました。初日、空港に着いてから、まず三菱に直行しました。電話で予約しておいたせいか、向こうから電話が来て、「まだ来れませんか~?」という催促までありました。営業熱心な女性です。熱意のない人よりはいいですね。
車の説明は微に入り細に入り、サービスも12項目。ところがバンコクのディーラーはサイドバイザーとスポイラーもつけてくれました。チェンマイではそのサービスはないというのです。そのかわり別の項目がたくさんありました。当然車の保険は最上級です。
試乗してみると、チェンマイのスーパーハイウェーはガラガラなので、存分にエンジン性能を試すことができました。出足はレンタカーのホンダシティーより悪い。でも途中からの加速感はそれほど不満はないなという感じでした。妻によると乗り心地も合格点でした。ハンドルはやや重め。これは好みによります。どのグレードもナビはありません。そのかわり、ほかの装備は申し分ありません。
Pajero Sportは、バンコクでも1回試乗しています。そのときは道路が混んでいて、60キロくらいまでしか速度が出せず、性能を確かめることができませんでした。今回は100キロ超えまで一気に加速するフィーリングを試すことができました。重たいSUV車なので、まあこんなものかなあと言う感想です。
トヨタFortunerは、バンコクとは違って実物はありましたが試乗できないと言われました。その時点で候補から外しました。アフターサービスを含めて評判のよさは聞いていました。でも、たまたまかもしれませんが、試乗させないという高飛車なディーラーは相手にしたくないからです。
それとタイ人にはトヨタ神話みたいなものがあるような気がします。みんな、トヨタの車は加速がすばらしいといいます。他のメーカーよりそんなによいのでしょうか?私は日本では主だった5つのメーカーの車に乗ってきましたが、エンジンに関しては、同じクラスならホンダが一番レスポンスがよいと思います。アコード、シビック、シティ(タイ)のどれをとっても、日産はいうまでもなく、トヨタの車と比べて加速性能がよいという感じを私はもっています。
Fordは試乗できました。感じのよい男性が対応してくれました。私自身は最近になって、Everestも悪くないと思っていました。でも残念ながら、というか、やっぱりと言うべきか、乗った瞬間に期待は打ち砕かれました。最初にアクセルを踏んだ瞬間、「えっ?」という感じだったのです。出だしの重さが別格だったのです。いかにもピックアップトラック風です。
3つの車とも、ピックアップトラックとエンジン等が共通ですが、後部サスペンションまでトラックと同じなのはFordだけです。そのせいで、後部座席に乗っていた妻の感想も惨憺たるものでした。ピックアップトラックの場合は、後部は荷物を載せる目的ですから、乗り心地を計算しないのはわかります。しかし、SUVも同じというのはどうでしょうか。
良い点は、アメ車のDNAがあるのでしょうか、ボディーの丈夫さです。あちこち触っただけでも、他のメーカーの車より群を抜いているのがわかります。セールスマンも、それを売りにしていました。キビキビと走らなくても、重厚なほうがよいという人には合っているかもしれません。
このほか、ISUZUもピックアップトラックをベースにしたSUVがあります。MU-7という車です。バンコクではあまり見かけませんでしたが、チェンマイではたくさん見ました。ISUZUのピックアップトラックの人気はトヨタには勝てませんが、どこでも走っています。MU-7もそれなりによい車なのではないかと想像しています。
ただ、バンコクのディーラーを訪問したところ、ピックアップばかりで、SUVは1台もなく、カタログすら置いてなくて、全然売る気がないなという感じでした。妻は「あれも恰好いいよ」と言っています。エンジン音もなかなかよいです。
→8日に、バンコクの家の近所にMU-7が停まっていましたので、中を見せてもらいました。シートの皮の質がよく、想像以上の装備なので驚きました。実物をもっと早く見ていたら、こちらを選んでいたかもしれません。運転手によると、加速もすばらしいというお話です。価格もPajeroと拮抗しています。
もうひとつ、実はホンダのCR-Vも好きな車のひとつでした。でも、5人乗りなので、そこが不満で最終的に候補から外しました。家族は5人ですが、タイでは親戚がたくさん来るので、せめて7人乗りか、ピックアップトラックのほうが何かと便利なのです。
というわけで、もうお分かりの通り、私たちはPajero Sport GT(白)にしました。ただし、ディーラーの女性の言った12のサービス項目では満足できなかったので、サービスの2項目追加をお願いしました。それも社長決裁で即OKとなり、2日目に契約を済ませました。納期は白の場合、通常1か月半くらいということでしたが、こちらの都合で3か月先という珍妙な納期になりました。
実は、チェンマイに行く前に、Fortuner、Pajero、Everestの3つの車のカタログを、子供たち3人に見せたところ、珍しく3人一致してPajeroが好きだという結果でした。もちろん妻もそうでしたから、わが家としては衆議一決してPajero Sportを選んだことになります。チェンマイに行くまでは私一人、EverestかFortunerにしようと思っていました。でも、たまたまFortunerに試乗できなかった結果、三菱になりました。「めぐり合わせ」というものを大事にする私としては、ある意味で当然の選択です。
車の名義は自分にするつもりでしたが、私はまだビザがないので、入管の発行する居住証明が今の時点では出せません。それで、やむなく妻名義で契約しました。あとから名義変更をすると、千数百バーツかかるそうです。それ位なら安いもので、せめて車だけでも自分名義にしようと思っています。
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2年前までは三菱のピックアップ車(4Door)に乗っていましたが、知り合いの人から3年落ちのフォーチューナーを譲ってもらいました。
雨季の雨や乾季の暑さを気にせず、妻の両親や妹家族とも一緒に遠出することが出来るようになりました。
バンコクから妻の実家ペッチャブーンへの帰省も楽になりましたよ。
こちらでの運転には十分気を付けてください。
ご存知だとは思いますが、交通ルールはあってないようなものです。特にバイクは予期せぬ行動をとりますから注意してください。
3年落ちのFortunerが手に入ったのはラッキーでしたね。私は一時、Hillux Vigo(4ドア)を考えましたが、雨天では荷台に人が乗れないなと思ったのと、普段は荷台が役に立たない気がしました。SUVはダッシュ力はないですけど、運転しやすそうで楽しみです。
タイ人の運手の癖は、ようやく分ってきました。ただ、わかっても、入るか入らないか、通すか通さないか、この微妙な間のとりかたには慣れていないので、今のところは「割り込まない」「割り込ませる」という安全運転です。バンコクのタクシーの真似は絶対にしないでおこうと思います。
居住証明はBビザ、Oビザでなくても取れるんですか。そしてビザに関係なく、居住証明さえあれば、国際免許からの切り替えもできるということですね。確かに、口座の開設にしろ何にしろ、妻がタイ人の場合は、そうでないケースよりはいろいろと楽なことが多いようですね。通常はWPがないとできないことも、妻がタイ人なら大体はできますからね。
おかげで家ができても、庭を作ったり新しい家具などをそろえる資金がなくなりそうです。1か月前までは中古車にするつもりだったのですが、バンコクでPajeroに試乗してしまったのが運のつきでした(笑)。
個人的にはローンは大嫌いなのですが、現金一括購入は周囲にお金があることを自らアピールするようなもので、いろんな意味で後々良い影響を与えない気がしましたので、今回はローンにして良かったと思ってます。
これが話に聞いていたパジェロですね。
うちは、普通車のホンダのCR-Vの2台態勢をひいておりますが、
今回の洪水騒動や、雨季を考えるとやはり選択は間違いなかったと思っております。
私はバンコクなんでトヨタとか三菱のSUVでは、どうも小回りが効かないんです。
それとディーゼル車の黒い煙があまり好きじゃないので(笑)。
私の聞いた話じゃ、トヨタ車もピックアップベースってことでしたね。
タイでは、この系統はいすず、トヨタが市場を独占している勘は否めません。
ただ、新車買っても日本のサービスを知っていたら、タイのサービスには満足できないかも知れませんよ。
私はHONDAのサービスのでたらめさに愛想がつきております。
近いうちに買い替えを考えております。
何度店頭で怒鳴ったことか(笑)。
ところでまじめに反論させていただきますと(笑)、今のディーゼルは昔の「ディーゼル機関車」とはちがって、環境にやさしい「コモンレール方式」です。CO2の排出は普通のガソリン車より少ないみたいです。日本でも一度失敗したコモンレールの市場投入が再び始まるようです。
アフターサービスのひどさは、トヨタ以外はないに等しいという噂を聞いています。覚悟するしかないですね、こればっかりは。
知っておりますよ。
ヨーロッパ車も軒並みディーゼル化進んでいますよね。
今はいいんですよ。
のちのち考えます。
しかし、昔(以前日本でSUV乗っていました)と比べると、
軽油の値段上がりましたよね~。
昔みたいにお徳感があればいいのにって思います。
先日、知り合いのインド人が言っていました。
ディーゼルだと、チェンマイバンコクの往復でも全く燃料が気にならないって(笑)。
隣国のようにガソリンの値段安くならないかな~。せめて5年前の価格だと助かるんですが(笑)。