今日のバンコクはとくに暑からず、涼しからず、空はどんよりと曇っています。クリスマスのころの4~5日は長袖でないと寒かったのですが、今は程よい暑さです。
明日からまた子供たちの学校が始まります。下の2人は普段と変わりないのですが、一番上の娘は、実は妻の実家のあるカムペンペットの公立中学校に最近転校しました。ちょうど洪水騒ぎの最中でした。理由はいろいろあるんですが、本人の問題なので仕方がありません。4月からチェンマイで家族一緒に住むようになるまで、実家に預かってもらう形です。
娘は12月30日の夜に1人でバンコクに戻ってきて、今朝、モチットのバスターミナルから、ロットゥーという10人乗りのバスで父母の田舎に行きました。5時間半の道のりです。いろいろと母親に心配ばかりかけている子ですが、5月からは高校生になる予定なので、しっかり勉強してほしいです。新しい携帯も買ってやったことだし。
携帯といえば、元旦に娘のを買ったついでに、私のも買い換えました。ところが、これが初期不良の品だったんです。ときどき液晶画面が真っ白になるんです。もちろん、真っ白な画面では電話番号が見られず、かけられません。使い物になりません。
左が2年間使ったノキアの携帯。一番安いものです。右が元旦に買ったi-mobileのこれもコンパクトサイズの携帯です。1年間の保証も付いているので、すぐに新しいのと交換してくれるものと思って、きょう娘をバスターミナルで見送った後、Big-Cにある店に行きました。
ところがどっこい、なんじゃらほい、交換できないと言うではないですか。お店の若い子が一言も言葉を発せず、ただ触っていただけなのですが、ベテラン格のおばちゃんが出てきて、ちょっと携帯を見てからこう言うのです。
「最初からおかしいのかどうか、今となってはわかりませんよね。」「多分修理代がかかると思います。今日預かったとして、1週間くらいかかると思います。」
頭に来たのは、まずは妻のほうでした。「一昨日買ったばかりですよ。今日は3日目です。買った日から、ときどき画面が白くなったのです。その度にスイッチを入れ直して使ってるんですよ。最初から具合が悪いんです!」
店員さんも強気です。「とにかく一度お預かりしてメーカーに送って調べないと、元々の不具合なのかどうか、はっきりしません。今日お預かりして、2~3日くらいで結論が出ると思います。」
今度は私の出番となり、下手なタイ語でまくしたててみました。「明日は妻と一緒にチェンマイに行くんです。そのあとは日本に帰るんです。とても預けている時間はありません。今すぐに新しいのと交換してください!」
ところが店員いわく、「じゃあ、次に日本に来られるときには、直ってますよ。日本ではタイの携帯は使えないでしょうから、なくても大丈夫でしょ。」
え?そんな言い方はないでしょう。これには、妻が切れました。「うちの旦那はいつもタイの携帯をもって日本から来るんだよ。携帯がないと空港で連絡がつかないんだよ!とにかく替えろよな。」「そうそう、タイの携帯がないと私は困るんです。いますぐ交換してください。」
ここまで言うと、頑固なおばちゃんも言い返せないみたいです。棚から新品の箱を出して、さっさとフタを開け始めました。やれやれ、と喜んでもよさそうなのに、「ちょっと待った!」と言ったのは私。「どうせ替えるんなら、他のメーカーにできませんか?」と言ったのは妻。
「i-mobileよりサムソンのほうが品質がよさそうだから、変えたいんです。」と私。
「いったん買ってしまった以上、別のメーカーや別の機種に交換できない決まりですよ。」
そうなんですか、やっぱり。はっきりと、おばちゃんに言われてしまいました。これには、私たちも反論できませんね。作戦通りにはいきませんでした。せっかく交換するなら、この際、700バーツくらい余計に払ってでも、娘のサムソンと同じ機種にしてやろうと思ったんですが。なかなか世の中、思い通りにはいきません。
というわけで、とりあえず不良品の交換には成功しました。
教訓1:
店員のいいなりにならず、きっぱりと主張すれば、出鱈目な主張でないかぎり、ちゃんと聞き入れられる。つまりは、粘るが勝ち。
教訓2:
あとから後悔しないように、何でも品定めをきちんとしてから(メーカーと機種を)選ぼう。→携帯に限らず、また品物に限らず言えることですね(笑)。
まあこれはタイだからということでなく、日本でも同じでしょう。ちがうのは、日本だったら、店員さんはもうすこし申し訳なさそうに言うはずです。「大変申し訳ありませんが、初期不良だとしても、確認するためにメーカーに送らせていただくことになります」とか何とか。頭ごなしに「交換できない!」とは言わないのではないでしょうか。でも、結果はどちらがよいか、それはわかりませんね。
記事更新の励みにするために、ブログ・ランキングに参加しております。
僕も日本にいる父も、がんばってこのブログを続けたいと思います。
応援していただけるようでしたら、ポチッとクリックをよろしくお願いします。
↓↓
タイでは保証なんてあってないようなもので、よほど強く言わないと無料修理や無料交換なんてしてくれない気がします。
ちなみにうちもBigCで買った製品はことごとく壊れてます。扇風機2台、DVDプレーヤー、自転車、温水器などなど。温水器は日立なのに買って数ヶ月で3回も壊れました。それでもなんとか直って今は使えてますが、温水器以外はすべて再起不能。安くてもBigCではもう買いません。
チェンマイに来られるんですね。どこかですれ違うかも。後厄ですから道中お気をつけて。
ただし、わが家の場合は製品の問題で壊れることよりも、使用者の問題で壊すことが多いという特殊事情があります(笑)。誰かが蹴飛ばして扇風機も壊れましたし。
メーカー名が「シアマン」だったので、シアだったのかな。シアダイナァ。
簡単に壊れると本当にシアダイですね。先ほど車を買った話をアップロードしましたけど、せめて車は丈夫で長持ちしてほしいものです。日本人が聞いたことのないようなメーカーの、安い電化製品は要注意ですね。
こいつら(店員)は、本当にあー言えばこー言うんです。私は慣れました(笑)。
というか、今はこういってきたらこう言いかえしてやろうと、頭でシュミレーションしていきます。
まぁ、日本のサービスがよすぎるんでしょうが、売ってしまえば、あとは野となれ山となれじゃねぇ…。
まぁ聞いたことのない2流、3流それ以下のメーカーも多数あるタイですから、今後も十分ありえることですよ。お気をつけください。