今朝起きたら、家の周りの「犬走り」を中心に、前庭のコンクリート部分や裏のベランダにも、黒や白の細かい灰がたくさん落ちていました。場所によっては、少し積もっているところもありました。思い当たるフシは、昨日建設会社の事務所になっているお隣さんが建築廃材と思われる木材をたくさん燃やしていたことです。
燃やしていた場所はお隣さんの庭ではなく、我が家からは更に離れた空き地です。だいたい直線距離で50メートルくらいでしょうか。目撃したときは、たまたま風向きが我が家とは反対方向で、これなら大丈夫だなと思ったのですが・・・結局大丈夫ではなかったのです。
1か月ほど前にも黒い灰が庭に降り注いできたことがありました。100メートル以上離れた反対側の空き地で、別の人が焚き火をしていたのです。私は庭の植木に水をやっていたのですが、黒い灰がヒラヒラヒラと無数に落ちてくるので参りました。かなりの高さまで舞い上がった灰が風に流されて、ちょうどうまい具合に我が家の庭に落ちてくるのです。
昨日の焚き火は1か月前の比ではなく、家の周りを掃除するのに1時間はたっぷりとかかりました。柔らかい箒で根気よく掃いて、塵取りに集めて捨てる以外に方法はありません。まさか掃除機は使えませんから。でも灰は軽いので、ふわふわと浮くような感じがして、掃除の手ごたえがあまりないのですね。今朝は無風だったから何とか塵取りに入れることができましたが、迷惑至極です。
焚き火をしていたお隣さんの庭にも灰が降り注いでいたと思われます。でも、我が家にも影響しているという認識はないのではないでしょうか。おそらく焚き火の灰なんて、雨粒が落ちるのと同じくらいにしか考えていないのではないでしょうか。もし文句を言えば、きょとんとされるか、最悪の場合は逆切れされて刃傷沙汰になるかもしれません(笑)。
今朝灰を掃除しているときに、お隣の奥さんの姿を見かけました。お隣との境の塀は高さが1メートルしかないので、お互いに丸見えです。でも何にも言いませんでした。というより、タイ語で文句の一つも言えるようなレベルには達していません。それに、わが妻はまったく問題視していないのです。庭が灰だらけだと言っても、「ああそう」という感じです。タイ人にとっては、焚き火の灰が降るのは自然現象のようなもので、文句の対象ではないのでしょうね。
もし日本だったら?昔と違って今は田舎以外で焚き火を目にすることはないでしょう。それに法律か条例で野焼きは禁止されていますし、建築廃材のようなものを無許可で燃やすこともできないと思います。庭でちょっと枯葉などを燃やしただけでも、すぐに警察か消防に通報されるのが関の山です。その点、タイにはそんな法律はないのではないでしょうか。仮に法律があったとしても、どこかに通報する人がいるとも思えません。
ものは考えようと言います。おおらかに焚き火できるくらいの空き地がそこらじゅうにあるのは、とてもいいことなのかもしれません。それに、降ってくるのは放射能に汚染された死の灰ではないのですから、庭が少し汚れるくらいは我慢した方がよさそうです。「郷に入れば郷に従え」ともいいますし。
でもやっぱり、焚き火の頻度はせいぜい1か月に1回くらいにしてほしいものです。実は今日もお昼ごろに同じ場所で木材を燃やしていたんですよ。幸い昨日より小規模だったのと、今日こそ風向きが反対だったので、今のところ被害は出ていないのですが・・・
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