10月にチェンマイ大学病院で行った精密検査で、右の腋の下に再発していた乳ガンが小さくなったことは既に書きました。7・8月の放射線治療が功を奏したか、あるいは9月から飲んでいる抗ホルモン剤が効いているのか、いずれにせよシコリが縮小するのはよいことです。おかげ様で、来年1月の診察まで病院に行かなくてもよいと医師に言われていました。
ところがです。先週のはじめに妻が突然怪訝そうな顔をしてこう言うのです。「ちょっと、ここ触ってみて。また大きくなってる。」私が触ってみると、確かに1か月前より随分と大きくなっています。小豆一粒もないくらいの大きさだったのが、細長く成長していて、長さは2センチはありそうでした。
このシコリは、ちょうど1年前の2011年12月末に見つかったものです。見つかる2週間前に、バンコク病院で右腋の下の再発乳ガン(これは間違いなくガンでした)を摘出したばかりでした。ですからバンコク病院の医師は、新たな再発がほとんど同じ場所に、そのような短期間に発生するわけはないと断言しました。でも最高学府のチュラロンコーン病院の医師たちは、それが再発ガンである可能性が高いと言いました。そして今年9月のチェンマイ大学病院での検査の結果、ほぼ間違いなく再発であると結論付けられていたのです。(相当に、こんがらがった話です)
先週になってシコリが急に大きくなったので、妻は急遽チェンマイ大学病院に予約を入れ、今週の木曜日に、つまり明日ですが、診察してもらうことになっていました。この1週間、妻は明らかに不安を覚えていました。「何でまた出てくるの。もういい加減にやめてよ。」とシコリに向かって呟いていました。
ところが、またしても不思議なことが起こりました。今朝になって、妻が腋の下のシコリを触ってみたら、ほとんど消えてなくなっているのです。私も当然のように触ってみました。確かに、シコリを感じないのです。2センチはあった硬いものが触れないのです。少しスジのようなものはありますが、先週の状態とは全く違います。ということで、妻は明日は病院へ行くのをやめることにしました。
本当はどうなっているのか、今は誰にもわかりません。1年前にバンコク病院の医師が言ったように、これはガンではないのかもしれません。では一体何なのか?チェンマイ大学病院の医師たちは、もしガンでないなら、急に小さくなったりすることはないと断言しました。小さくなったからこそ、ガンの可能性が高いのだと。でも、また急に大きくなって、その1週間後に今度はほとんど消えてしまっているのです。
妻は今日は大喜びです。シコリがほとんどなくなっただけでなく、今まであったシコリはガンではないに違いないと私が言ったからです。医者でもない私に断言する根拠はありません。でも、基本的にガンはジワジワと大きくなっていく性質を持っているはずです。定期的な診察は今後も欠かせませんが、2センチを超えるような塊にならない限り、安心して普通に生活してよいと思います。
妻に乳がんが見つかってから2年7カ月が過ぎました。この先のことは誰にもわかりません。でも、どんな状況でも強い気持ちで立ち向かっていこうと思います。一人一人は弱くても、2人の気持ちを合わせれば、十分に闘っていくことができると確信しています。
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気をつけながら、あまり気にしない
禅問答みたいですね
笑顔や笑いは免疫を強くします。
笑顔と笑いでがん細胞をやっつけましょう
「気をつけて、気にしない」というのがいいみたいですね。
これは本人の問題ですが、周りも同じような心構えがいいようです。私などは、怖いので自分から腋の下を触ってあげることがめったにありません。それもいけませんね。
病気というものに対しては、最大の警戒をして、できるだけ楽観的であるのがいいようです。
母乳あげてた時、乳腺が張ってたことがあったので、
それじゃないかな?と素人考で思いました。
いつもクリックしてますが、
青字に思わず笑っちゃいました。
乳がんも、臓器や脳などへ転移しなければ怖い病気ではないので、じっくりと向き合っていきます。もちろん病巣が存在しないのがベストです。
豆を平べったくしたようなシコリでした。がんでなければ脂肪の塊の可能性があると思います。どっちにしろ、他の場所に広がらなければ問題なしです。