楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

もし、インターネットがなかったら?

2012-12-14 20:11:04 | タイの暮らし

水か空気のような、ごくあたりまえの存在になっているインターネット。もしそれがなかったらどうなるかという体験をしてしまいました。これまでも引っ越しの時、一時的に使えない状態は何度か経験しました。でもそれは、一定期間使えないことが予め分かっていますので不安にはなりません。でも今回のように、原因がわからないまま急に使えなくなると、突然リストラされて職を失った人のように困り果ててしまいます。

インターネットが断したのは昨日の午後3時頃です。再接続を何回試みてもうまくいきません。たまたま昨日は娘2人が学校の授業のない日で家に居ました。繋がらなくなってすぐに「お父さん、インターネットが使えない。見てください。」と私に言いに来ました。娘が使っているPCも、もう1台のノートブックも同じようにダメでした。

ルーターの電源を入れ直してみたり、接続ケーブルを別のモノに取り替えてみたり、できることは何でもやってみましたが埒があきません。そして高校生の娘が3BB(インターネット接続会社)に電話しました。

ほぼ24時間たった今日の午後3時頃になって、3BBから人が来ました。そうしたら、機器の故障やケーブルの問題ではなく、部屋の壁に埋め込まれている電話線のコンセントが接触不良になっていることが分かりました。3BBの人は、同じコンセントは持っていなかったので、急場しのぎに別のモノを繋いでくれて、ようやくインターネットが使えるようになりました。

インターネットが急に繋がらなくなっても、もし日本にいるのなら、テレビだけでもある程度は凌げると思います。でもここはタイです。当然のごとく、日本の情報も世界の情報も、一切遮断されてしまいます。もちろんブログを書くことはできませんし、メールも開けません。もしいつまでも繋がらなければ、日本の銀行口座にあるお金をタイの銀行口座に手軽に送金することもできませんね。スムーズな海外移住もできないのではないでしょうか。

子どもたちは、YouTubeで映画やアニメを見て時間を潰すのが日課になっています。最近は妻もテレビではなく、ノートパソコンで日本のアニメのタイ語版を見ていることもあります。ネットが断している時くらいは本でも読めばいいのですが、子どもたちも私も妻も、今ほとんど本を持っていません。何をするにもインターネットなのです。

でも、ここでちょっと考えてみました。突然使えなくなったので「もしネットがなかったらどうなるだろう」と最悪の事態が頭をよぎるのですが、思い切って1年間ネットのない生活を選択してみたらどうなるでしょうか?

きっと、多少高くついてもタイで手に入る日本の新聞を購読すると思います。一日最低でも2~3時間はネットに費やしていたので、新聞だけでは時間をもてあまし、本を読むようになるかもしれません。チェンマイにも、日本の本が読める公共施設が確かあったような記憶があります。さらに、面倒くさくても日本の知り合いに頻繁に手紙を書くようになる気がします。それがブログのかわりのような役割になるかもしれませんね。

ネットの便利さは今さら書くまでもありません。でも考えてみると、仕事以外の場面では、ネットがなくても充実した時間を過ごす方法がいくらでもあることが分かります。空気や水とは根本的に違うのです。ひょっとして、どうしてもないと困る、というほどのものではないのかもしれません。自らの意思ではなく不意に接続が切れたので困っただけ、という見方もできそうです。何ごとも「不意打ち」は、ただそれだけで人を打ちのめしてしまうのです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たしかに・・ (トトロ)
2012-12-15 09:34:39
いまやネットは欠かせなくなってしまいましたね。
バンコクに引っ越した今、その必要性を僕もひしひしと感じています。
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漢字が書けない (ナン)
2012-12-15 09:44:06
パソコンは仕事以外はなるべく使わないようにしたいですね。パソコン依存だから今の人は漢字が書けないし日本語もまともに話せない。
子供も家にこもりっきりで外で元気よく遊ばない。これからどうなるのかな?
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トトロさんへ (うさぎ)
2012-12-15 11:33:55
コメントありがとうございます。
欠かせないけど、なければもっと幸せに生きられるかもしれませんね。
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ナンさんへ (うさぎ)
2012-12-15 11:39:03
コメントありがとうございます。
そういえば、息子もパソコンを使いこなす前は外で元気よく遊んでました。日本でもタイでも。小学3年か4年くらいまでは。
5年生くらいでパソコンが上手になってから、漢字を忘れ、日本語もまともに話せなくなってきましたね。パソコンのせいではないかもしれませんが(笑)。
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Unknown (sandwich plus)
2012-12-15 21:10:26
インターネットがなくても生きていけるかといえば、生きていけるだろう。少なくとも私は。

ITの発達で社会は便利になったけど、余計に忙しくなったと思うのは私だけだろうか?

多少なりともITを駆使して仕事をしていると、逆に仕事が細かくなったし、正直日々のペースが速すぎて、疲れるのだ。

とは言うもののこうして、うさぎさんのブログに書き込ませていただいたりして、インターネットを楽しんでもいる。

初めてホットメールを知った時、遠く離れた人とメッセージをやり取りできることに感激した。

特に海外にいる友人との連絡が速やかになった。と同時に手紙を書くこともなくなった。

以前は旅の街角のカフェで、買ったばかりのポストカードに心情を書き込み、友人に送ったものだ。
逆に旅先の友人からのカードをもらったこともある。
はたまた旅する友人宛てに外国の都市の中央郵便局着けで手紙を送ったこともある。

今では旅行に行っても、ホテルや空港のパソコンからメッセージを送受信。
あの異国のカフェでニヤニヤしながらポストカードを書いていた至福の時間を懐かしいと思う。
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sandwich plusさんへ (うさぎ)
2012-12-16 00:20:24
コメントありがとうございます。
私にとっては、メールと新聞が読めることがインターネットの最大のメリットです。今は仕事もしてないので、メールもなくて困ることはないでしょう。日本のことを1か月遅れで知ったとしても、何か困ることもありません。

ないほうがいいかもしれませんね。
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