ここのところ夜中にだけ雨の降るチェンマイでしたが、今朝は珍しく朝9時ごろまで降り続きました。トータルでは相当の雨量に達していると思います。
わが家の屋根は均等に水が落ちてくるのではなく、かなりの量の水は4か所ある排水用の溝を伝わって落ちてきます。この写真の様子は序の口で、本格的な雨になると、まるでちょっとした滝のように、ものすごい勢いで落ちてきます。
溝から落ちてくる雨水の勢いが強いと、その下が芝生であれば、芝にぽっかりと穴があいてしまいます。正確に言うと、土が凹むのです。そこで考案したのが、ご覧のような仕掛けです。簀子を敷いて、その上に直径50センチくらいのタイ語で「アン」と呼ばれる浅い水がめを置いてみました。強い降りになると、水はアンめがけて降り注ぎます。この写真を撮った時は、弱い降りなので水は簀子に当たっていますが。
さて、雨の日は野良犬も大変なようです。子供たちを車で学校に送った時、門扉を開けっぱなしにしておいたら、なじみの野良犬のキーが車庫で雨宿りしていました。
塀のない時は、夜は玄関まで上がってきて寝ていたキーですが、最近は門を開けておいても勝手に入ってくることはありませんでした。ラッキーに遠慮してるのかもしれません。でも今日はラッキーがいないのと、ずっと雨降りなので、無断で入ったのでしょう。1時間ほどここに佇んでいましたが、雨がやむとどこかへ消えてしまいました。
この野良犬、本当に節度のある犬です。「入ったらダメ」とタイ語で言うと入らないのです。道を歩いていて「ついて来い」と言うと、一歩さがって付いてくるのです。「もう来るな」と言うと、黙って帰っていきます。嘘みたいですけど、実は昨夜9時ごろ、一人で散歩に出たときに試してみたのです。そうしたら、できたのです。キーは学校に行く必要がまったくありませんね。誰がしつけたわけでもないと思うのですが、驚くほどおりこうさんです。世渡りが上手ということかもしれませんね(笑)。
村社会の一翼を担っているって感じが昭和世代にはグッときます。
私はよく生まれ変わったらタイの野良犬になりたいと言ったりしますが~
ある意味、理想に近いです。
比較して悪いですけど‥私はラッキーよりこのキーの方が愛着がわきますよ♪
ところでキーはオスです。人間でいうと20歳くらいでしょうか。奥さんだか恋人だか知りませんが、相手のメスがちゃんといます。ときどき目撃します。自由気ままに、何不足なく生きているという感じです。