旅の恥はかきすてぢゃ!

二人で歩いた旅の記録。二人だからいいんです。

あの地震から

2011-03-19 20:29:57 | 日々のたわごと
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cocoからの「生きています」というメールで大震災を知る。
すぐネットでチェック。
あの津波の映像が飛び込んできてあ然。
地震直後はcoco、家族とも電話ができ無事を確認。
cocoが素早く連絡をくれたのはとてもありがたかった。
そのあとはしばらく連絡が取れなくなってしまったのだが。

名取、仙台新港よく知った地名がオーストラリアでも響きわたっていていまだに信じられない。
震災直後は被害の状況ばかりが流れ不安な気持ちばかりが煽られる。


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ただただパソコンの前に張り付いて情報収集。
遠方から何ができるというわけではないけど、何もできる気分じゃない。
パソコンから送ったメールに友人からの無事という返信が入る度に胸をなで下ろす。
果たして仙台まで帰れるのだろうか。

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ホームステイの家
朝起きると成田キャンセルになったと連絡。
齋藤さんが急遽迎えに来てくれて急いで空港へ。
キャンセル待ちでゴールドコースト空港から関西国際空港へ。
次の日以降の成田ならホテル代をジェットスターで出してくれるという。
でももう異国でただパソコンを眺めているだけは嫌だ。
しかし、ジェットスターの対応は腹が立つ。
金持ちになれたら絶対使いたくない航空会社ナンバー1。

関空へは18時くらいに着く。
そこからどうしようか迷ったが、そのまま羽田へ向かい東京の弟のところへ。
計画停電などで電車に乱れがあり混雑していると聞いていたが寄る遅いこともあり意外とスムーズに辿り着ける。
さて、明日から物資を買い込もう。

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とりあえずスーパーに買い出し。
物がなくて焦る。
ここで買い占めてどうするんだよ、という苛立ち。
40年経ってもオイルショックの時代とは何も変わらないのか。
しかし、何件かみてみると電池がちょうど入荷したところへ遭遇。
単一電池無事購入。

売る側ではこの状況を理解し買い占め防止に個数を限定している店主もいる。
すべての人が舞い上がってないということは実感できて安心。


歩ってみるが何が不足しているか、というのはなかなか分からない。
仙台からの電話からなどの推測からとりあえず、日持ちしそうな缶詰め、レトルトを大量購入。
幸い旅行中だったのでトランクを空にすればまだまだ入る。

仙台への帰宅ルートも色々検討。
羽田→山形→仙台
東京→新潟→仙台
どっちも当面いっぱい。
こんなにも仙台が遠く感じることは初めてだ。

夜連絡していた友人からメールが入り、新宿仙台の高速バスが出ることを知る。
すぐネットで発車オーライネットでチケット購入。
このあとすぐに売り切れた模様。
早急な連絡ありがとう。

これで明日一日東京で過ごすことが決まった。
明日も買出ししよう。

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朝起きて巣鴨まで買出しにいく。
弟が勉強している間商店街を歩き買い物。
年寄りの原宿と言われるだけあって小さい商店が多い。
そのため所々で必要な物が揃い出す。
懐中電灯、保存食、その他もろもろ。
ガスコンロは無いな。

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弟の部屋に小さめのクーラーボックスがあったので早朝生物を購入。
仙台に新鮮なものを届けられる。

食糧品でいっぱいのトランクは重い。
弟が新宿まで送ってくれた。
仙台行きのバスはまだ再開したばかりなのでマスコミが多数。
何を届けたいのかな。


新宿仙台のJR高速バスで帰ってきた。
バスには旅行に出ていたりして仙台に戻りたくても戻れなかった人がたくさん。
隣の青年も旅行中に地震が発生し東京で足止めをくらっていたらしい。
皆買い込んでる。

高速を走っていると物資を運ぶトラックや、緊急車両がたくさん抜かしていく。
皆同じ方向に向かっていく。
高速道路は畝っているところがあるがすでに修理したあと。
仕事がはやい。

仙台
雪すごい。
何もこんな時に降らなくてもという思い。
道路もひびが入ったりしている。

家は水、電気はすでに復旧、農家の力で米もありまだましな生活をしている。
それでも冷凍庫はスカスカになりだし、スーパーなどでならぶ。

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母親の兄貴のところは13人も避難してきた。
しかし水が来ておらずタンクにくんで水を届ける。
ガソリンが少し気になるがこんなときそんなこといってられない。
いくらあっても水が足りないらしく喜んでもらえた。
途中に八百屋が開いてるのをみて急停止。
いよかんを箱で買えた。
朝から並べば魚などの生ものも販売していると。
少しずつ物流が戻ってきている。

台原の家に行ってみるとプロパンなのでお湯が出た。
友人皆という訳にはいかないので世帯を持ってる友人にシャワーを浴びてもらう。
男は別にいいけど女の人は一週間もシャワーを浴びられないのは辛かろう。
娘も喜んでくれてよかった。


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一番被害の酷かった弟の部屋のかたづけ。
東京で世話になったから特別。
漫画が散乱したくらいだったのでよかった。
棚にしまう時は重い物を下にしまうというのは基本です。

その後は近くの墓の掃除。
墓石が倒れている。
直してあげたいという気持ちがあるが素人が立ててまた倒れるとそれこそ人災になってしまうので泣く泣くそのままに。
暖かいが風は物凄い。
花が飛んでいってしまうんではないか心配。

そろそろ実家は落ち着いてきた。
もう少し自分のこれからを考えないと。



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