徒然なる写真日記

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プログレロックの巨星 逝く

2016-03-13 23:32:51 | 音楽
gooのニュースより

AP通信によると、英ロックバンド「エマーソン・レイク&パーマー」のメンバーで、キーボード奏者のキース・エマーソン氏が、米カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死去したことが11日、わかった。
71歳だった。英国出身。ロックにシンセサイザーを導入した先駆者として知られる。
 バンドはELPの略称で親しまれ、1970年代にクラシックやジャズを取り入れた先進的なプログレッシブ・ロックの中心的存在として活躍した。


東日本大震災の翌年、キース氏が来日してTVに出ていたのをたまたま見た。被災者のためのレクイエムを創ってきたと言っていた。パートナーが日本人女性である事も初めて知った。

中学生の頃、ラジオで ‟聖地エルサレム”という曲を聴いて、当時のギター主体のロックにはない、パイプオルガンの讃美歌の様な曲に
興味を持った。そのあとこの曲が含まれるLP「Brain Salad Surgery」(恐怖の頭脳改革) を買う。今でもこのアルバムがELPのBESTだと思う。
70年~80年にかけて多感な時代に、ハードロックはブリティシュ系のLED-ZEPPELIN、DEEP-PURPLE、ウェストコーストのDOOBIEEBROTHERS プログレッシブロックはELPとYES(あ、ピンクフロイドも)よく聞いた。
ELPをTVで初めて見たのはNHKの‟ヤングミュージックショー”だった。70年台のデビュー間もないころの映像っだったか”展覧会の絵”でバッグにサイケなアメリカンコミックの映像がかぶさってせっかくの演奏の様子が見えなかったのが残念だった。
まだインターネットの無い時代、TVでも海外の音楽を紹介する番組はそう多くはなかった。 学生の頃、「ミュージック・ライフ」という雑誌をよく買っていたが、プレイヤーの人気投票でメンバー3人が第一位を占めていた事もあった。

すごい力量と演奏力のトリオ、たぶん全盛期には誰も越えられない突出したバンドだったと思う。
ムーグ・シンセサイザーの独特のサウンド、ポリフォニックシンセサイザー、ピアノ、オルガン、ハープシコードを駆使したトリオのサウンドとも思えない重厚さと厚み・・
キース・エマーソンの超人的な音楽的素養は、家に数千冊の楽譜を持ち、幼少のころからクラッシクとジャズに親しんでいたという
深い要素からできている。
8歳の頃からクラッシクピアノを学び、14歳の頃にはロンドンのミュージックアカデミーに通いレッスンを重ねたが、ジャズにも強く惹かれ、ジャズトリオでプレイしていたこともある。67年9月に ‟ナイス”として4人のメンバーで正式デビュー。
70年6月に、グレグ・レイク、カール・パーマーと エマーソン・レイク&パーマーでデビュー。既成のロックの概念をまったく変えるような音楽を創造した。クラッシックの曲を独自のアレンジで作品にした曲も多くある。

今、ライブの映像を見ても全盛期の演奏はすごいな
Piano Improvisation / 1974 California Jam


ELP / Karn Evil 9 3rd Impression / 1974 California Jam


どっちも1974年のカリフォルニアジャムの屋外ライブ(ディープパープルも出てた)の演奏だが、最初出したライブアルバム・・
レディース・アンド・ジェントルメン(3枚組みのLP):1973年から1974年にかけて行われたワールド・ツアーの中からのライブ音源・に入っている曲と似通っているのでこのライブからも収録されているのかも

1980年2月、ELPの解散・・

ドラマーのカールパーマーはASIAというバンドに参加し、
ドラマーにコージ・パウエルを迎え、1986年にエマーソン・レイク・アンド・パウエル、その後、 3(スリー)として活動  

1992年にアルバム『ブラック・ムーン』でオリジナルメンバーで再結成・・

今、自分で残っているのはアナログのLPはなく、CDの‟恐怖の頭脳改革”と ‟ブラックムーン”だけだよ・・ 
CDにコピーしたアルバム作品も多くあるけども。 モントレーのライブの海賊版DVDもあったな



2010年7月25日、ELPの一夜限りの再結成ライヴがロンドンで結成40周年としてオリジナルメンバーで開催

やはり全盛期の曲の演奏には緊迫感がないがあたりまえだよ寄る年波には勝てないもの
でも美食家のグレッグ・レイクのビヤダル巨漢体の変わりようには若いころのかっこ良さはどこに行ったやらと・・

Emerson Lake and Palmer 40th Anniversary High Voltage



キース・エマーソン氏の訃報死因は自殺によるもの
神経系の疾患であるフォーカル・ジストニアを患っていたと言われています。右手の指が動かしにくくなったそうで
音楽家や芸術家が、手指を酷使させるために、脳から神経伝達機能に負荷がかかることで、思う様に動かすことが難しくなる病気という。

音楽界に金字塔を打ち立てたELP、何か青春の1ページが失われた見たいで・・  エマーソン氏のご冥福をお祈りします







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