日光三名瀑の一つの「裏見の滝」 湧き水が巨大な氷柱群を作り出しているというので奥日光に行った帰りに寄ってみる。
久しぶりだったのだが、意外と歩く。10分くらい。高度も100m程登る。遊歩道は整備されているのだが、落石ネットが途中に会って渓谷沿いの歩道なので地震など会ったら落石が心配。途中の渓谷沿いの氷柱
裏見の滝。荒沢川にかかる滝。落差19m。日光三名瀑といっても華厳の滝ほど訪れる人は多くない。
ここは松尾芭蕉が俳句に詠んだ事で知られている。
松尾芭蕉は元禄2年(1689年)に裏見滝を訪れ、滝に関する記述と俳句を奥の細道に残している。
〝暫時は 瀧にこもるや 夏の初め ”
(しばらくは たきにこもるや げのはじめ)
夏(げ)は「こもる」と掛けている。 夏籠(げごもり),夏安居(げあんご)とも呼ばれる勤行は「僧侶が(旧暦)四月十六日から九十日間,外出をせずに籠って修行する事」を意味しているそうである
「夏安居に入るこの時期,裏側から滝を見物する私は,暫し,滝の内に籠って修行している様に清々しい気持ちだ」という意味らしい
まあ今は冬期なので、そのヨナ雰囲気ではないが
以前は滝の後ろに通路があり裏側からも眺めることができたが、現在は落石により通行不可
滝の裏には寛永元年(1624年)に出羽三山から迎えられたという不動明王像が現在もある。画面滝の左の方にわずかに確認できる
左側の滝の一つが氷結している。裏見の滝と同じく荒沢川からの支流によるものかと思っていたが岩壁の上部から流れる湧き水らしい
大きさは高さ約30メートル、幅約10メートル。地元住民によると、ここまで大きな氷ができるのは約20年ぶりという事。
湧き水の量は年によって変化しており、今冬は何らかの原因で増えて巨大な氷柱ができたという。
今年はまた例年より寒かったせいかも
裏見の滝から流れ出た荒沢の豊富な水は、すぐ下の安良沢浄水場で緩速ろ過で飲料水に変えられ供給されている
日光は滝も多くて水量も豊富だからミネラル豊富なおいしい水が飲めてうらやましいな。荒沢が安良沢と名前を変えて下の街の名になっている
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