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【参拝旅行】塩屋別院(平成30年度)

2018年11月20日 | 行事
11月16日に、お寺の参拝旅行に行ってきました。
この度は香川県丸亀市にある塩屋別院へ、報恩講法要に参拝してきました。



別院とは御本山 西本願寺に準ずるものとして、各地に設けられた寺院のことです。
別院の住職は西本願寺の住職、つまり御門主さまです。

四国には塩屋別院と高知別院があります。
塩屋別院は全国の別院の中でも、木造建築としては最大級であることが特徴です。





報恩講法要とは、浄土真宗の宗祖 親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ、浄土真宗で最も大切な法要です。
住職も出勤(しゅっきん)させていただきました。(出勤とは、お内陣や外陣に座り法要を勤めさせて頂くことをいう専門用語です)
お勤めは「大師影供作法(だいしえいぐさほう)」というお勤めです。


また、この度は内陣の改修をされたとのことで、その落慶法要も兼ねての法要です。
よくご覧頂くと内陣の奥の金柱がきれいになっているのがわかります。
手前の金柱などは残念ながらまだのようです。
ご覧のように、人の手が届く範囲で金箔がはがれています。
おそらく服で擦れたり、手をついたのでしょう。そういうところから金箔ははがれてしまいます。
お仏壇の仏具を扱う際、またお寺の仏具などにはむやみに触らないように注意しましょう。


主に脇壇(親鸞聖人と蓮如上人の壇)の壁や柱の金箔を補修したようです。






↑別院の特徴で、一般の本堂と違うところは、内陣に向畳(むこうじょう)という畳があることです。
内陣手前にある高さのある畳がそれです。
こちらはご門主様が座られる専用の畳です。一般の僧侶や住職が座ることは許されません。





お勤めのあとにはご法話がございます。




午前の法要が終わり、うどんの接待をいただきました。












別院の山門。
山門にも様々な形がありますが、こちらは荘厳な唐門です。
皆さんのお寺の山門はどのような形をしていますか?


↓なお、定秀寺の山門は薬医門(やくいもん)といわれるものです。

山門とは別に鐘楼門(しょうろうもん)もあります。(門の上に梵鐘がある一体型の門のこと)




  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




別院をあとにし、近くにある正宗寺さまにお参りいたしました。
800年以上昔、この地へ上陸された法然上人が舟の櫂(オール)で砂浜を掘ったところ真水が湧き出したとされる井戸が今もなお伝え護られてきています。





先日の豪雨災害で本堂が雨漏りをしたそうで、その修繕作業中とのことでした…。



ご住職からお寺の歴史などをお話頂きます。



法然上人が実際に真水を掘ったという櫂(オール)を見せていただきました。



特別に、普段は見ることのできない寺宝の御絵像を出して下さいました。





ピンぼけしてしまいましたが…。
この釈迦如来の螺髪(らほつ)は人毛を用いているそうです!珍しいものです。
(さすがに全体像の写真は控えさせていただきます。)


念持仏







このあと件の櫂堀(かいほり)の井戸を見せていただき(写真を取り忘れました ^^;)、バスに戻り、正宗寺さまから頂いたお土産を食べながら帰路につきました。
途中サービスエリアでは皆さん、お土産をいっぱい買って帰られました☆




別院での記念撮影。




  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



今回の参拝旅行は松山組(まつやまそ。松山市のお寺の集まり)での行事です。
毎年、京都の御本山(西本願寺)もしくは、各地方のご旧跡などにお参りします。
例年は一泊二日ですが、今回は日帰り旅行でした。

次のご縁にも、どなたさまもお気軽にご参加ください♪

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