6月27日に、ホテルメルパルク大阪で、総会とFesta2021が行われました。
今回は、COVID-19の影響で、第6回日本ベジタリアンアワード受賞式と懇親会は中止とさせて頂きました。来年の第7回に、今年の第6回授賞式も併せて行う予定をしております。
このような状況ですが、会場は50名が満席になり、講演終了後も、皆さまがロビー各所で交流をされており、とても賑わいました。
12時から総会を行い、垣本代表の挨拶では、協会のあゆみや、昨年8月4日に認定NPO法人になったこと、また、農水省ベジ・ヴィーガンJAS認証機関になるということなどの説明がありました。
総会終了後、講演会の前に、昨年の第5回日本ベジタリアンアワードでアーティスト賞を受賞された、ベジタリアートミュージック代表の牛島正人さんのアコースティック演奏があり、場が和みました。ベジタリアートミュージックは、全員ベジタリアンで、牛島さんのボイストレーニングを受けられた方で構成されており、さまざまな社会問題にかかわっておられる方が多くおられます。牛島さんは、癒しの音楽を通じて、平和を伝えておられます。
13時から、大阪講演会「曹洞宗住職とHappyCowアンバサダーによる「禅問答」」として、曹洞宗禅徳寺住職で、大阪信愛短期大学学長でもある、高井明徳先生と、HappyCow日本アンバサダーで、多言語通訳/翻訳家の東野映子さんと、「禅」や「精進」、「典座」そして、ベジタリアンに関する対談が行われました。
高井先生は、曹洞宗の大本山である福井県の永平寺で修行されたご経験のお話を通じて、禅や精進、そして、食事の作法や考え方などについて解説されました。禅、精進そして、菜食・ベジタリアンは、歴史的にも密接なつながりがあるということを、改めて認識することができたのではないかと思います。
東野さんは、ツアーガイドもされており、京都のお寺などに外国人をお連れするというご経験から、仏教の歴史を深く学ばれ、禅や精進についても関心を持つようになったそうです。もともとベジタリアンでもあり、また、世界的なベジタリアン・ヴィーガン対応店検索サイトHappyCowの日本アンバサダーでもあるということから、ベジタリアンと仏教の深いつながりについて解説されました。特に、仏教や禅は「マインドサイエンス」であり、欧米でも注目されているということをお話しされ、精神を落ち着けることと平和、そして、菜食・ベジタリアンがつながっているということがとてもよくわかるお話でした。
お二人のお話が終わった後、参加された方々から、多くの質問があり、皆さまとても熱心に学ばれていたと思います。
今年は、日本ベジタリアンアワードの授賞式は中止でしたが、近日中にYoutubeに受賞発表と、国際大賞を受賞された、HappyCow代表のエリック・ブレントさんのスピーチの動画をアップする予定です。受賞者様は、国際大賞をはじめ以下の10件になりました。おめでとうございます。
受賞者様は、日本ベジタリアンアワードHP(https://www.jvawd.org/custom22.html)に掲載されております。
このようなイベントを開催できましたのも、幣協会に常日頃よりご支援・ご協力いただいております、企業様や団体様、また、多くのベジタリアン・ヴィーガンに関わる方々のお陰だと思っております。
深くお礼申し上げると共に、これからもベジタリアン・ヴィーガンの普及啓発に努めて参りたいと思っております。
註:総会については次号ベジタリアンジャーナルで報告いたします。
(報告:橋本晃一)
認定NPO法人日本ベジタリアン協会
ホームページ:http://www.jpvs.org/