聖書は心を表現したものなので、注意深く読んでいくと心の本質が隠されていることがお分かりになるのでしょう。この話で姦淫した女の心が描かれています。はじめに描かれているのは、それが見つかったら殺されることを知りながらも姦淫をしてしまうという、淫乱な思いに操られている女の心です。2つ目に描かれているのは罰を受けるために石打ち場まで連れて行かれるときの女の心境です。【私の人生はもう終わりだ!この道のりが少しでも長ければ良いのに!】そのときの女の心に絶望と恐れしかなかったはずです。3つ目に描かれているのは自分に石を投げつけようとしていた人たちが、イエスの話を聞いてみんな離れた後、【わたしもあなたを罪に定めない】と言われたイエスの言葉を聞いたときの女の心です。初めは女の心が淫乱で満ちています。2つ目の女の心は絶望と恐怖で満ちていて、3つ目の女の心は表現しようがない感謝とありがたさに満ちています。【ほかの人たちは私を石打ちして殺そうとしたのに、イエスは私のような汚れた者でも愛してくださる。。。!】涙にむせびながら、女の心は感謝の気持ちに溢れていたことでしょう。
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