ACL圏内へのチャレンジに痛いドロー。
味スタでの前回の対戦では4-1と圧勝したFC東京だったが、多少の油断があったのだろうか。前半、その試合でゴールを決めて以来の平本にゴールを許す。シュートを打ちにいかなかったこともあるが、全体的にふわっとした入り方をしてしまったことで、一瞬のスキを許してしまった。
後半はようやく目を覚ましたのか、前からプレッシャーをかけ続け、相手の背後をうかがうようなパスを出すことで固かった甲府ディフェンス陣を間延びさせることに成功、ワンタッチでのパスも繋がるようになり何度もゴール前へ仕掛けるチャンスが増えてきた。惜しいシュートも続くなか、攻勢をかけ続けると、後半残り10分に徳永の豪快なミドルで同点に追いつく。ハーフコートマッチのような様相にもなるが、そこであと一つが足りず。ゴールが奪えずに時間が過ぎていき、結局勝ち越すことが出来ずに試合終了。甲府が土屋、伊東を投入して、しっかりと引き分けを考慮した勝ち点を獲る作戦を遂行し、FC東京はそれを破れずに、負けに等しい引き分けで終えることとなった。
やはり獲れる時に獲っておかないと、ということをまたまた実感させられる試合となった。そして、固く守備を敷く相手には、いつも以上の素早さとフリーランニングが必要だということも。ルーカスのそれはこの日も素晴らしいものだったが、それに続くプレイヤーがなかなかいなかった。相手に合わせず、全力で止めを刺しにいく。そういう気概と迫力がないと、上位へ食い込むことは容易ではない。
◇◇◇
≪J1 第30節≫
【日時】2013/10/27 13:04
【会場】山梨中銀スタジアム
【観衆】14,414人
【天候】晴れ、弱風
【気温】20.6度
【湿度】28%
【審判】(主審)東城穣(副審)唐紙学志、間島宗一
【結果】
甲府 1(1-0、0-1)1 FC東京
【得点】
(甲):平本(28分)
(東):徳永(80分)
【FC東京メンバー】
GK 20 権田修一
DF 02 徳永悠平
DF 03 森重真人
DF 30 チャン・ヒョンス
DF 06 太田宏介
MF 04 高橋秀人
MF 07 米本拓司
MF 08 長谷川アーリアジャスール
MF 38 東慶悟 → MF 17 河野広貴(82分)
MF 49 ルーカス → MF 32 ネマニャ・ヴチチェヴィッチ(72分)
FW 09 渡邉千真 → FW 13 平山相太(62分)
GK 01 塩田仁史
DF 14 中村北斗
DF 05 加賀健一
MF 36 三田啓貴
監督 ランコ・ポポヴィッチ
◇◇◇
03/02(土) ○FC東京 2-1 大分(A)
03/09(土) ○FC東京 3-0 柏 (H)
03/16(土) ●FC東京 0-1 C大阪(A)
03/30(土) ●FC東京 2-3 横浜FM(A)
04/06(土) ●FC東京 0-1 大宮(H)
04/13(土) ●FC東京 1-2 仙台(A)
04/20(土) ○FC東京 3-1 名古屋(H)
04/27(土) ○FC東京 2-0 川崎(H)
05/03(金) ○FC東京 3-2 鳥栖(A)
05/06(月) △FC東京 2-2 磐田(H)
05/11(土) ●FC東京 2-3 湘南(A)
05/18(土) ○FC東京 2-0 清水(H)
05/25(土) ●FC東京 2-3 鹿島(A)
07/06(土) ●FC東京 0-1 広島(H)
07/10(水) △FC東京 2-2 浦和(A)
07/13(土) ○FC東京 3-0 新潟(A)
07/17(水) ○FC東京 4-1 甲府(H)
07/31(水) △FC東京 0-0 清水(A)
08/03(土) ○FC東京 2-0 大分(H)
08/10(土) △FC東京 2-2 川崎(A)
08/17(土) ●FC東京 0-2 横浜FM(H)
08/24(土) △FC東京 0-0 磐田(A)
08/28(水) ●FC東京 2-3 鳥栖(H)
08/31(土) ○FC東京 2-1 広島(A)
09/14(土) ○FC東京 3-2 浦和(H)
09/21(土) ○FC東京 2-0 名古屋(A)
09/28(土) ○FC東京 5-2 大宮(A)
10/05(土) ●FC東京 1-4 鹿島(H)
10/19(土) ○FC東京 2-0 新潟(H)
10/27(日) △FC東京 1-1 甲府(A)
11/10(日) FC東京 × C大阪(H)
11/23(土) FC東京 × 湘南(H)
11/30(土) FC東京 × 柏(A)
12/07(土) FC東京 × 仙台(H)
◇◇◇
□ 残り4試合 賞金圏内の行方
1 横浜FM 59/30/17/08/05/47/26/+21
2 浦和 57/30/17/06/07/59/41/+18
3 広島 56/30/17/05/08/47/27/+20
4 鹿島 53/30/16/05/09/55/46/+9
5 C大阪 50/30/13/11/06/44/27/+17
6 FC東京 48/30/14/06/10/55/40/+15
7 川崎 48/30/14/06/10/58/50/+8
FC東京はすでに3位までのチームとは対決済み。ACL圏内の3位までの勝ち点差は8で、4試合すべて勝利した最大の勝ち点上積みは12まで。
46 50 60
1 横浜FM ||||| |||||||||* ********** *(71)
2 浦和 ||||| |||||||*** *********(69)
3 広島 ||||| ||||||**** ********(68)
4 鹿島 ||||| |||******* *****(65)
5 C大阪 ||||| ********** **(62)
6 FC東京 |||** **********(60)
仮に現在3位の広島が残り4試合(柏、C大阪、湘南、鹿島)のうち1勝3敗だとしても勝ち点59となる。そう考えると、非常に厳しい道のりだ。
横浜FM 名古・磐田・新潟・川崎
浦和 仙台・川崎・鳥栖・C大
広島 柏 ・C大・湘南・鹿島
鹿島 湘南・C大・鳥栖・広島
C大阪 東京・広島・鹿島・浦和
FC東京 C大・湘南・柏 ・仙台
上位を多く叩けるのはC大阪だから、この上ないほどの他力だが、FC東京とすれば、C大阪に広島、鹿島、浦和を叩いてもらって、そのC大阪にFC東京が勝った勢いで4連勝すれば、もしかしたら……があり得るかもしれない。
広島と鹿島と当たる湘南、浦和と鹿島と当たる鳥栖にも相当頑張ってもらわないといけないかもしれないが。
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