森重が出場停止のため、守備に少なからず不安を抱える東京。徳永と高橋をセンターバックに、椋原と中村をサイドバックに置いて、タレント豊富な攻撃陣を持つC大阪に対することとなった。
ここ数試合、連係やパスでのミスから相手にチャンスを与え、守勢に回るという悪循環からなかなか抜け出せない東京。この日も精彩を欠くプレーが散見され、流れを引き寄せられないまま、何とか凌いで前半をスコアレスで終える。
後半早々、丸橋の豪快なミドルを決められ先制される。東京は点を獲るため、チャンを投入し3バックに、梶山からヴチチェヴィッチへ交代し、前線への推進力を高める戦術に。これが奏功し、ルーカスからヴチチェヴィッチ、さらには右の長谷川にパスが渡ると、長谷川がライン奥深くからマイナスのグラウンダーのクロス。それを中央へ走り込んできたヴチチェヴィッチが右下隅へゴールを決めて同点とした。
同点に追いついた東京は失点を恐れてか再び4バックへ変更するも、終盤はC大阪の波状攻撃を受ける時間帯となる。東京もカウンターで対抗するが、C大阪の勢いを止められないなかで、長谷川が2枚目の警告で退場。その後一人少ないなかで、防戦に晒されるが、何とか凌ぎきってタイムアップ。勢いとしては、いつでもゴールを奪われる危険性があったが、そのなかでアウェイにて勝点1を奪えたのは“よし”とするべきか。
ここ2試合、5、3失点と守備が崩壊していたが、ディフェンスが万全でないなかで、何とか1失点に凌いだ。だが、相手のシュートミスにも助けられたところもある。また、先制点を与えるのは、試合を優位に進められないばかりか、自分たちのサッカーを遂行しづらくすることにもなる。この課題をしっかりと突き詰めていくことが必要だ。同じミスを繰り返しては、勝てる試合も勝てない。
次はホームでの札幌戦。すでに降格が決まり、いい意味で開き直っている札幌との対戦は、思ったよりも難しいものとなるだろう。だが、最下位を相手にホームでの負けは今季の残り試合の戦況に大いに響いてくる。しっかりと勝ち点3を獲得し、自分たちのサッカーを体現すべく、ウィークデーを過ごしてもらいたい。
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＜J1 第29節＞
2012/10/20 キンチョウスタジアム
C大阪 1（0-0、1-1）1 FC東京
【得点】
（Ｃ）：丸橋（50分）
（東）：ヴチチェヴィッチ（74分）
【退場】
（東）：長谷川（90+3分）
観衆：14,268人
天候：晴、弱風
気温：20.2度
≪MEMBER≫
GK 20 権田修一
DF 33 椋原健太
DF 02 徳永悠平
DF 04 高橋秀人
DF 14 中村北斗
MF 07 米本拓司 → FW 09 エジミウソン（75分）
MF 08 長谷川アーリアジャスール
MF 18 石川直宏
MF 10 梶山陽平 → MF 32 ネマニャ・ヴチチェヴィッチ（63分）
MF 27 田邉草民 → DF 30 チャン・ヒョンス（60分）
MF 49 ルーカス
GK 01 塩田仁史
DF 16 丸山祐市
MF 17 河野広貴
FW 11 渡邉千真
監督 ランコ・ポポヴィッチ
◇◇◇
≪後半戦≫
07/14 ×FC東京 0-1 鳥栖（A）
07/28 ×FC東京 0-2 新潟（H）
08/04 △FC東京 2-2 浦和（A）
08/11 △FC東京 1-1 柏 （A）
08/18 ×FC東京 0-1 大宮（H）
08/25 ○FC東京 1-0 広島（A）
09/01 ○FC東京 3-1 横浜FM（H）
09/15 △FC東京 1-1 清水（A）
09/22 ×FC東京 1-2 川崎（H）
09/29 ○FC東京 2-1 磐田（H）
10/06 ×FC東京 1-5 鹿島（A）
10/20 △FC東京 1-1 C大阪（A）
≪今後の日程≫
10/27 FC東京×札幌（H）
11/07 FC東京×名古屋（A）
11/17 FC東京×神戸（H）
11/24 FC東京×G大阪（A）
12/01 FC東京×仙台（H）
◇◇◇
札幌→降格決定し、開き直ってサッカーをしてくる。今節では鹿島とドロー。
名古屋→アウェイ。攻撃陣は脅威。
神戸→残留争いで必死。
G大阪→残留争い必死。
仙台→優勝争い。
残りはどの相手も厄介で強敵だ……。
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セレッソ大阪のホームゲームのハーフタイムでアイドリング!!!登場。
FC東京関連番組に出演している橘ゆりか（19号）だけFC東京ユニで登場し、セレッソサポーターからお約束のブーイングを浴びるの図。
試合終了後、元FC東京の茂庭へ“モ・ニ・ワ”コール→茂庭が小走りに走り寄ると“帰れコール”→“シャー”というイケメン茂庭劇場。（笑）
