*** june typhoon tokyo ***

FC東京×横浜FM

■ 2010 開幕戦

 2006年以来の開幕戦勝利。ただ、スタジアムに行けず……。TOKYO MXで19時からの中継録画を観ることに。

 米本を怪我で欠き、石川、梶山は万全ではないためベンチ・スタート。ボランチ二人の穴は、羽生と徳永で埋めることに。新戦力の森重がCB、松下は左。

 決定的なチャンスはいきなり訪れる。ペナルティエリア外からの松下のFKに、中村が頭で合わせると左ポストを叩いた。この後もFKの場面では松下から質のいいボールが供給された。松下は、東京にとっては待望のキッカーだ。ただ、周囲との連係はまだまだか。

 試合としては横浜に主導権を握られる苦しい展開。手詰まり感は否めなかったが、横浜の縦に入るボールを、苦しみながらもせき止め、無失点で終えたことは大きい。森重と今野のコンビはなかなかよかった。とはいえ、森重もまだまだやれるはず。

 ボランチの徳永は、急造なため仕方ないかもしれないが、余裕がまったく感じられず、ゲームメイクまで手が回らなかった印象。羽生はやはりもう一つ前のポジションで活きる選手。米本は手術、梶山も万全じゃないとなると、ボランチを誰でカヴァーしていくかが今後の大きな課題か。今野を一つ上げるという手もあろうが、田邉や大竹あたりの成長にも期待したいところ。

 平山と鈴木のコンビはイマイチ。特に平山はあまり機能していなかった。ただし、最後に大仕事をやってのけるが。逆に、椋原はセンタリングの精度もなかなかよく、本日で評価を得られる選手の一人だと思う。

 後半も横浜のペースで、ミドルからシュートをどんどん打たれる。東京は攻め手になかなかならないものの、堅守で耐える展開に。
 だが、梶山と石川を投入してから、ゲームが変わり出す。梶山のワイドへの展開で、前へ向いてスペースへ突っ込めるようになると、攻撃機会も徐々に増える。さらに交代して入った赤嶺が前線でボールを収めると、ためが出来るようになってくる。

 引き分けドローでもよしとプラン変更して迎えたロスタイム。石川が右から相手のスライディングをかわしてドリブル突破すると、一番遠いサイドに走りこんでいた平山へパス。赤嶺がニアに動き出し相手DFを引き連れると、平山はフリーのまま右足でシュート。これがゴールへ吸い込まれる貴重な決勝点となった。

 試合内容的には決して褒められるものではなかった。だが、無失点で抑え、勝ち点3を積み上げた意義は大きい。課題は大きく残るが、結果を出せたというのは、次に繋がるはずだ。

 次は、鹿島との差を見せ付けられた浦和。東京が長らく勝利を得ていない相手だ。今日の反省点を踏まえてどのように調整して挑むか。早くも今年を占う一戦になるかもしれない。


◇◇◇

Jリーグディビジョン1 第1節
2010/03/06 味スタ


FC東京 1(0-0、1-0)0 横浜FM

【得点】
(東):平山(90+1分)

観衆: 29,011人
天気: 雨、無風


<メンバー>
20 GK 権田修一
33 DF 椋原健太
03 DF 森重真人
06 DF 今野泰幸
05 DF 長友佑都
14 MF 中村北斗 → 18 MF 石川直宏(69分)
02 MF 徳永悠平
22 MF 羽生直剛 → 10 MF 梶山陽平(64分)
08 MF 松下年宏
11 FW 鈴木達也 → 09 FW 赤嶺真吾(76分)
13 FW 平山相太

01 GK 塩田仁史
15 DF 平松大志
17 DF キム ヨングン
16 FW リカルジーニョ

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