*** june typhoon tokyo ***

新潟×FC東京

■ リーグ戦連敗脱出

 ACLのブリスベン・ロアー戦から中3日、アウェイでの新潟戦。リーグ戦では3連敗中だけにここで連敗をストップしたいところ。先発は、徳永をセンターバックに移し、右サイドバックに椋原、左サイドバックに太田が復帰。さらに、梶山を2列目の中央に、トップにはルーカスを置いた布陣で新潟と対することになった。

 新潟は“堅守速攻”をポリシーに少ないチャンスをものにして勝利を目指しているが、まだホームでは勝てていない。相手に支配されながらも耐える試合運びに合わせてはいけないFC東京だが、前半はボールポゼッションは勝るものの相手を崩しきれず、逆にカウンターで危ない場面を作らせることもあったが、結局スコアレスに終わる。

 後半は、シュートの意識も多少強くなったか、相手陣内へ攻め込む勢いも増す。椋原が右サイドから速いクロスを送ると、中央の梶山がボレーシュート。これが左隅へ決まって先制点を挙げる。その後、新潟DFに攻撃を跳ね返されるなかで、70分過ぎ。右サイドでの椋原のロングスローが相手と交錯するなかで谷澤の前にこぼれると、反転してキーパーとの1対1を冷静に見極めて左隅へシュート。これが追加点となり、2点差をつける。そのまま逃げ切って、リーグ戦での連敗を止めることに成功した。

 4得点したACLの流れに乗ってリーグで連敗を脱出した……とは聞こえがいいが、これでチームが上向きととるのは早計だ。相手の新潟は、言っては何だが、試合前まで2勝2分5敗で16位。前節は広島に勝ってはいるものの、それまでの総得点5とリーグ最少のチームだ。まず守備からということでボールも比較的持てる時間が多く、新潟も効果的な攻撃はほとんどみられなかった。結局シュート数も3で終えている。

 そういうチームに対して、無失点は評価は出来るが、2-0というのはあくまでも結果であって、まだまだ修正していかなければならない部分は多分にあることを肝に銘じなければならない。この日も、自らのミスからチャンスを相手に与える場面が見られた。現状の新潟だから失点には至らなかったともいえなくはない。これが上位のチームであれば、危険度はさらに高まるはずだ。
 攻撃ももっと得点機会を多く演出することは出来ているはずだ。新潟相手にはゲームを支配してはいるが、他のチームと対戦してそれが出せるかどうかは別問題。次の札幌は現在最下位。鳥栖は好調だが、昨季J2。このあたりでしっかりと結果を残していかないと、上位進出は厳しい。一つずつではあるが、精度を高めていき、常にゴールを意識しながら、ディフェンスは無失点を意識しながら、プレーに臨んでもらいたい。

 
◇◇◇
 

<J1 第10節>
2012/05/06 東北電力ビッグスワンスタジアム

新潟 0(0-0、0-2)2 FC東京

【得点】
(東):梶山(51分)、谷澤(71分)

観衆:21,827人
天候:晴、無風
気温:13.4度
 

≪MEMBER≫

GK 20 権田修一
DF 33 椋原健太
DF 02 徳永悠平
DF 03 森重真人
DF 06 太田宏介
MF 04 高橋秀人
MF 08 長谷川アーリアジャスール
MF 22 羽生直剛 → MF 18 石川直宏(62分)
MF 10 梶山陽平 → MF 07 米本拓司(90+1分)
MF 39 谷澤達也
FW 49 ルーカス → FW 11 渡邉千真(78分)

GK 01 塩田仁史
DF 30 チャン・ヒョンス
MF 17 河野広貴
FW 24 重松健太郎


監督 ランコ・ポポヴィッチ


◇◇◇

 
 
 

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