大熊新監督の指揮下として初の2010年リーグ戦。だが、梶山が骨折で戦線離脱するなど、負の連鎖がいまだ続いているようで、なかなか光を見出せない。FC東京と同様に下位低迷に苦しむ大宮が相手だが、ラファエル、イ・チョンスらの攻撃は警戒すべきところ。是非とも勝ち点3を獲得したいところだったが……。
2トップは平山と大黒。サイドに石川とリカルジーニョが張り、ダブルボランチとして森重と徳永が配された。CBに今野とキム。SBは右に椋原、左に中村。
前半から東京が大宮ゴールへ攻め立てる展開。平山へ高いボールを供給し、サイドからはリカルジーニョが仕掛け、ゴール前へ走り込む。アグレッシヴで速いパスを駆使して展開するが、決めきれないまま前半が終了する。
後半も当初は東京ペースだったが、運動量が落ちはじめ、リカルジーニョが交代でピッチを後にしたあたりから、大宮ペースへ。ラファエルのダイレクトボレーはノーゴールとされたが(ヴィデオを見る限り、完全なゴール)、直後にラファエルがふわりと浮かしたセンタリングを金久保がヘッドしてゴール。決められる時に決められないと……という典型的な試合となってしまった。
残留へ向けての重要な三連戦の1つ目を落としてしまった東京。だが、悲観している暇はない。ゴールを奪い、勝ち点3を得るために、今出来る最善の努力を怠ってはいけないのだ。
上昇のきっかけはやはり初心に戻ること。シンプルにゴールへの道程を考えるべきだと思う。その一つとして布陣があるが、これまで自信を持ってやって来たポジションへ選手を配することも必要だ。たとえば、徳永のボランチなどは封印して元のSBで他の選手と競ってもらう。薄いポジションには、他ポジションのレギュラー選手を回すのではなく、そのポジションを中心にやってきている控えを投入するなどだ。
敗戦は非常に痛い。ただ、これで全てが決まった訳でもない。次の湘南戦、その次の仙台戦は勝ち点を挙げ、残り試合で残留を勝ち取りに行くこと、これをシンプルに追求するのみだ。
◇◇◇
Jリーグディビジョン1 第24節
2010/09/25 味の素スタジアム
FC東京 0(0-0、0-1)1 大宮
【得点】
(宮):金久保(73分)
観衆:17,477人
天気:晴、弱風
<メンバー>
20 GK 権田修一
33 DF 椋原健太 → 32 FW 前田俊介(78分)
06 DF 今野泰幸
17 DF キムヨングン
14 DF 中村北斗
18 MF 石川直宏
02 MF 徳永悠平
03 MF 森重真人
16 MF リカルジーニョ → 24 FW 重松健太郎(67分)
13 FW 平山相太
39 FW 大黒将志 → 19 MF 大竹洋平(57分)
01 GK 塩田仁史
25 DF 平出涼
08 MF 松下年宏
27 MF 田邉草民
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