バーレーンのインターナショナルサーキットは
まるで手抜きのCGのような印象。
周囲は砂だらけでコース上の賑わいと正反対のの真っ白な背景
今まで見たこともないその光景に少しばかり違和感を覚えながらも
テレビの前に座り佐藤琢磨の走りを追いかけた。
イギリスF3チャンピオン、マカオGP優勝
彼の戦歴は他のどのドライバーにも劣ることはなく
実力もそれを裏切るものではないと思うのだが
それでもHONDAの後押しがなければF1で戦えないところに
このスポーツの歴史と政治が見え隠れする。
悔しいけれどこれがF1の現実であって
琢磨がイギリスでチャンピオンとなった同じ年に
福田良はフランスで、金石年弘はドイツでそれぞれF3チャンピオンとなった。
もちろん彼らの速さや実力はチャンピオンのものであるのだが
今のモータースポーツ界にはそれだけでは車に乗れない現実がある。
実力より政治力、スピードよりスポンサー
世界的に注目度が高く人気のあるF1というスポーツは
ヨーロッパの複雑な歴史と感情、商業化と権力抗争狭間で
本来の自動車競争とは別の次元に到達してしまったようだ。
しかしながら速い者が勝ち、勝つ者が認められる世界でもあり
それだけは昔から変わることのないこのスポーツの本質。
政治力とスポンサーでシートを掴み取ったならば
今度は結果でねじ伏せるしかない。
予選5番手からスタートした琢磨は1コーナーで4位にポジションをあげた。
ラルフシューマッハとのバトルでも一歩もひかない。
背後に迫るチームメイトには気迫を見せ付ける。
接触もあった。ミスもした。トラブルもあった。順位も落とした。
しかしそれらを全て受け入れ、挽回する力が彼にはある。
去年までその後姿すら拝む事の無かったモントーヤを強引に抜き
本気のルノーを駆るトゥルーリを押さえ込み
最後まで走りきって5位入賞を果たした。
リザルトは予選5位、決勝5位だが
それ以上に大きな意味のあるレースだったと言える。
初開催となるバーレーンインターナショナルサーキットは
全てのチーム、全てのドライバーにとって初体験であり
データ収集からコースの攻略まで全チーム同じスタートラインに並ぶ
そこでの予選5位、決勝5位は
チームとドライバーの実力が表現されたといっても過言ではないように思う。
白く乾いたサーキットでその輝きの片鱗を見せた琢磨。
次戦からはいよいよ魑魅魍魎の本拠地ヨーロッパラウンドに突入する。
まるで手抜きのCGのような印象。
周囲は砂だらけでコース上の賑わいと正反対のの真っ白な背景
今まで見たこともないその光景に少しばかり違和感を覚えながらも
テレビの前に座り佐藤琢磨の走りを追いかけた。
イギリスF3チャンピオン、マカオGP優勝
彼の戦歴は他のどのドライバーにも劣ることはなく
実力もそれを裏切るものではないと思うのだが
それでもHONDAの後押しがなければF1で戦えないところに
このスポーツの歴史と政治が見え隠れする。
悔しいけれどこれがF1の現実であって
琢磨がイギリスでチャンピオンとなった同じ年に
福田良はフランスで、金石年弘はドイツでそれぞれF3チャンピオンとなった。
もちろん彼らの速さや実力はチャンピオンのものであるのだが
今のモータースポーツ界にはそれだけでは車に乗れない現実がある。
実力より政治力、スピードよりスポンサー
世界的に注目度が高く人気のあるF1というスポーツは
ヨーロッパの複雑な歴史と感情、商業化と権力抗争狭間で
本来の自動車競争とは別の次元に到達してしまったようだ。
しかしながら速い者が勝ち、勝つ者が認められる世界でもあり
それだけは昔から変わることのないこのスポーツの本質。
政治力とスポンサーでシートを掴み取ったならば
今度は結果でねじ伏せるしかない。
予選5番手からスタートした琢磨は1コーナーで4位にポジションをあげた。
ラルフシューマッハとのバトルでも一歩もひかない。
背後に迫るチームメイトには気迫を見せ付ける。
接触もあった。ミスもした。トラブルもあった。順位も落とした。
しかしそれらを全て受け入れ、挽回する力が彼にはある。
去年までその後姿すら拝む事の無かったモントーヤを強引に抜き
本気のルノーを駆るトゥルーリを押さえ込み
最後まで走りきって5位入賞を果たした。
リザルトは予選5位、決勝5位だが
それ以上に大きな意味のあるレースだったと言える。
初開催となるバーレーンインターナショナルサーキットは
全てのチーム、全てのドライバーにとって初体験であり
データ収集からコースの攻略まで全チーム同じスタートラインに並ぶ
そこでの予選5位、決勝5位は
チームとドライバーの実力が表現されたといっても過言ではないように思う。
白く乾いたサーキットでその輝きの片鱗を見せた琢磨。
次戦からはいよいよ魑魅魍魎の本拠地ヨーロッパラウンドに突入する。