日曜日の朝は遅い。
今朝は10時に長女のピアノで起こされた。
普段なら仮面ライダーかプリキュアの時間には起こされるのだけれど
長女は昨夜、義母の家に泊まったのでこの時間になったのだった。
ピアノ教室で習っている曲を途中つまずきながらも弾いている。
音が弾み左手にあわせたテンポは速くなったり遅くなったり(笑)
僕が目を覚ましたのに気付くと近寄ってきて隣にゴロンと横になった
「えー?もう終わりなの?パパもうちょっと聴きたいなぁ」
というとあわててもう一度隣の部屋に走って行って
何度か繰り返し演奏してくれた。
えらいもので僕が何とか布団から抜け出して居間に向かおうとする頃には
テンポのブレも少なくなっており、ちゃんと聴ける曲になっている。
朝食後のまったりとした時間を残ったコーヒーで過ごす。
長女は盛んに「今日は鉄棒見て欲しいなぁ」と僕を公園に誘う。
次女はお気に入りの漫画雑誌を抱えてページをパラパラとめくって遊んでいる(笑)
毎週昼前になってようやく動き出す一家。
今日も長女の一人旅用の切符を購入すべく外出。
駅の窓口で近鉄特急の切符を購入、
わずか2時間、名古屋までノンストップの長女の一人旅の準備完了だ(笑)
昼食後すぐに近所の公園に行く。
ここは1年前に長女の逆上がりの練習に通った公園。
手にマメを作り、汗だくで、時には悔しさに涙しながら
何度も何度も逆上がりを繰り返した公園。
できるようになってしまえば簡単なのだけれど
できない時はどうしてもできない。
そのくせ別の場所だったり翌日だったりにチャレンジすると
あっけなくできてしまったりする(笑)
あまりにもあっさりしすぎて二人で大笑いしたっけ。
そんな長女も今ではクラスの鉄棒係として
逆上がりができないお友達に教えたりしているそうな…
今だってけして上手なわけでもないんだけどね(笑)
それでも今日はどこのマメがつぶれたとか
ひざの裏側の皮がむけたとか
嫁さんの「最近よくスカート破ってくるねん」という愚痴なんかを聞くと
我が子の成長ぶりが嬉しかったりもするわけで…
公園は夏の陽射し。
木の枝の影と日向の白くまぶしい地面とのコントラストが強い。
セミの声と土ぼこりのニオイが更に夏を演出する。
低い鉄棒でくるくると何度も回る長女を眺めながら
半分地面に埋まったタイヤに腰を下ろして汗をぬぐう。
「なぁ、高い方の鉄棒はできひんの?」
「うん、できひんねん」
「一回挑戦してみてよ~」
「え~」と文句を言いながらも高い鉄棒に向かう娘。
ぴょこんぴょこんと跳ねるだけで
鉄棒を腰の高さまで引き上げることができない。
「ちょこっと手伝ったろか?」
娘の腰を持ち上げて補助すると簡単にくるりと回転した。
勢い余ってお腹に長女の蹴りが入った(爆)
2~3度そんなことをしていたら
突然長女が鉄棒から飛び降りた。
「足が鼻に当たった~ 鼻血出るかも~」
すでに半泣きである(笑)
木陰のベンチに移動して様子をみようとしたら
左の鼻の穴からタラリと真っ赤な血が…(爆)

あわてて持っていたハンカチを渡すが間に合わず
地面にポトリと鼻血が落ちた。
「もう、帰る」泣きながら娘が言う(笑)
おおげさやなぁ…と思いつつも
僕もこの暑さにまいっていたのですごすごと帰ることに…
公園の滞在時間10分もなかったんじゃないかなぁ(笑)
日曜の夕方はお昼寝の時間。
次女もミルク飲んで寝ていたので家族4人でお昼寝(笑)
夕食はうな丼、豆腐と茄子のお味噌汁、わかめの酢の物、南京の炊いたん。
娘「なぁ、花火しようよぉ」
夕食後のひとときを切り裂く長女の言葉
僕「え?昼間やったやん」
娘「何を?」
僕「公園でさぁ、鉄棒の後に…」
娘「それは『はなぢ』。今からするのは『はなび』や」
ツッコミの腕を上げた長女の花火要請を
もうここ2週間くらい無視していたので(笑)
今夜は付き合う事にした。
最近の花火は淡白で
火をつけたら次の花火を手に取る頃にはもう終わってしまう。
そのたびに火をつけなきゃならない。
とにかく花火はあわただしく、夏の夜を楽しむ余裕もない。
昔はもっとのんびりしていたような気がするのだけれど
右手に一本持ったらすぐに左手にもう一本持って
右手の一本が消えちゃう前に左手の花火に着火させる
右手が終わったら左手が終わる前に右手にもう一本…
こんな調子で花火をしているとあっと言う間に終わってしまう。
ようやく一息ついてゆっくり楽しめるのは
〆の線香花火になってからだ。
嫁さんと赤ちゃんは先に家に戻ったので
長女と二人近づいて線香花火に火を灯す。
オレンジの火の玉を落とさないように
慎重に慎重にそっと持って
チパッ…チパッ…チパチパチパッと花が咲く
ヒュンヒュンと糸をひくような火花も
だんだんとちいさくなって音もなく消える。
一つ終わると感想を言い合う
そんなことを交互に繰り返す。
とうとう最後の一本
娘は慎重に慎重に火をつける。
ジジジ…とオレンジの火の玉が大きくなる。
チパッ…チパッ…大きな花が2つ出た
「あっ!」
娘が小さく声をあげた。
ちょっと涼しい夜風に煽られ
地面にポトリと花火が落ちた。
今朝は10時に長女のピアノで起こされた。
普段なら仮面ライダーかプリキュアの時間には起こされるのだけれど
長女は昨夜、義母の家に泊まったのでこの時間になったのだった。
ピアノ教室で習っている曲を途中つまずきながらも弾いている。
音が弾み左手にあわせたテンポは速くなったり遅くなったり(笑)
僕が目を覚ましたのに気付くと近寄ってきて隣にゴロンと横になった
「えー?もう終わりなの?パパもうちょっと聴きたいなぁ」
というとあわててもう一度隣の部屋に走って行って
何度か繰り返し演奏してくれた。
えらいもので僕が何とか布団から抜け出して居間に向かおうとする頃には
テンポのブレも少なくなっており、ちゃんと聴ける曲になっている。
朝食後のまったりとした時間を残ったコーヒーで過ごす。
長女は盛んに「今日は鉄棒見て欲しいなぁ」と僕を公園に誘う。
次女はお気に入りの漫画雑誌を抱えてページをパラパラとめくって遊んでいる(笑)
毎週昼前になってようやく動き出す一家。
今日も長女の一人旅用の切符を購入すべく外出。
駅の窓口で近鉄特急の切符を購入、
わずか2時間、名古屋までノンストップの長女の一人旅の準備完了だ(笑)
昼食後すぐに近所の公園に行く。
ここは1年前に長女の逆上がりの練習に通った公園。
手にマメを作り、汗だくで、時には悔しさに涙しながら
何度も何度も逆上がりを繰り返した公園。
できるようになってしまえば簡単なのだけれど
できない時はどうしてもできない。
そのくせ別の場所だったり翌日だったりにチャレンジすると
あっけなくできてしまったりする(笑)
あまりにもあっさりしすぎて二人で大笑いしたっけ。
そんな長女も今ではクラスの鉄棒係として
逆上がりができないお友達に教えたりしているそうな…
今だってけして上手なわけでもないんだけどね(笑)
それでも今日はどこのマメがつぶれたとか
ひざの裏側の皮がむけたとか
嫁さんの「最近よくスカート破ってくるねん」という愚痴なんかを聞くと
我が子の成長ぶりが嬉しかったりもするわけで…
公園は夏の陽射し。
木の枝の影と日向の白くまぶしい地面とのコントラストが強い。
セミの声と土ぼこりのニオイが更に夏を演出する。
低い鉄棒でくるくると何度も回る長女を眺めながら
半分地面に埋まったタイヤに腰を下ろして汗をぬぐう。
「なぁ、高い方の鉄棒はできひんの?」
「うん、できひんねん」
「一回挑戦してみてよ~」
「え~」と文句を言いながらも高い鉄棒に向かう娘。
ぴょこんぴょこんと跳ねるだけで
鉄棒を腰の高さまで引き上げることができない。
「ちょこっと手伝ったろか?」
娘の腰を持ち上げて補助すると簡単にくるりと回転した。
勢い余ってお腹に長女の蹴りが入った(爆)
2~3度そんなことをしていたら
突然長女が鉄棒から飛び降りた。
「足が鼻に当たった~ 鼻血出るかも~」
すでに半泣きである(笑)
木陰のベンチに移動して様子をみようとしたら
左の鼻の穴からタラリと真っ赤な血が…(爆)

あわてて持っていたハンカチを渡すが間に合わず
地面にポトリと鼻血が落ちた。
「もう、帰る」泣きながら娘が言う(笑)
おおげさやなぁ…と思いつつも
僕もこの暑さにまいっていたのですごすごと帰ることに…
公園の滞在時間10分もなかったんじゃないかなぁ(笑)
日曜の夕方はお昼寝の時間。
次女もミルク飲んで寝ていたので家族4人でお昼寝(笑)
夕食はうな丼、豆腐と茄子のお味噌汁、わかめの酢の物、南京の炊いたん。
娘「なぁ、花火しようよぉ」
夕食後のひとときを切り裂く長女の言葉
僕「え?昼間やったやん」
娘「何を?」
僕「公園でさぁ、鉄棒の後に…」
娘「それは『はなぢ』。今からするのは『はなび』や」
ツッコミの腕を上げた長女の花火要請を
もうここ2週間くらい無視していたので(笑)
今夜は付き合う事にした。
最近の花火は淡白で
火をつけたら次の花火を手に取る頃にはもう終わってしまう。
そのたびに火をつけなきゃならない。
とにかく花火はあわただしく、夏の夜を楽しむ余裕もない。
昔はもっとのんびりしていたような気がするのだけれど
右手に一本持ったらすぐに左手にもう一本持って
右手の一本が消えちゃう前に左手の花火に着火させる
右手が終わったら左手が終わる前に右手にもう一本…
こんな調子で花火をしているとあっと言う間に終わってしまう。
ようやく一息ついてゆっくり楽しめるのは
〆の線香花火になってからだ。
嫁さんと赤ちゃんは先に家に戻ったので
長女と二人近づいて線香花火に火を灯す。
オレンジの火の玉を落とさないように
慎重に慎重にそっと持って
チパッ…チパッ…チパチパチパッと花が咲く
ヒュンヒュンと糸をひくような火花も
だんだんとちいさくなって音もなく消える。
一つ終わると感想を言い合う
そんなことを交互に繰り返す。
とうとう最後の一本
娘は慎重に慎重に火をつける。
ジジジ…とオレンジの火の玉が大きくなる。
チパッ…チパッ…大きな花が2つ出た
「あっ!」
娘が小さく声をあげた。
ちょっと涼しい夜風に煽られ
地面にポトリと花火が落ちた。