jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

救急病院24時(笑)

2005年01月07日 | 家族
昨夜、帰宅してニパちゃんとチーちゃんをお風呂に入れた後
ビール飲んで晩ご飯食べて一息ついたところで事件発生。
時刻は22時をまわっていた。

娘二人がふざけて追いかけっこしてたんだけど
チーちゃんが台所まで追いかけて行ったところでニパちゃんが転んだ
ここまではいつもの光景だ(笑)

ところがかなり痛かったみたいで泣き声がいつもと違う。
嫁さんが抱き起こしてみると
ニパちゃんの左のまぶたが切れて血が流れていた。

それを見てチーちゃんはびっくりして泣き出す。
僕はニパちゃんを抱き上げとりあえずガーゼを当てて止血する。
眠かったのもあってか抱いてあやしてもニパちゃんは暴れて泣く
それを見てチーちゃんは自分のせいだとさらに泣く。

嫁さんは慌てて緊急病院を探すがどこへ行けばいいかわからない…
大体何科に行けば良いのかもわからない。
小児科?外科?それとも眼科?

ガーゼを外してみると出血はたいしたこと無い様子
でも2センチ近くパックリと裂けていて
涙とにじんだ血が混ざって目じりに溜まっていた。

嫁さんに119に電話してもらって
今から連れて行ける救急病院を聞いてもらう事にした。
以前救命講習で救急車だけでなくそういう指示もしてもらえると聞いていたので
119で状況を説明して何件か病院を教えてもらった。

その間もチーちゃんはもし何かあったら自分のせいだと泣きじゃくっていた。
「もう大丈夫だから心配するな」と声をかけるが泣き止む気配は無い。

とりあえず隣市の市立病院に電話して状況を話すと
「縫うかどうかは見ないとわからないので連れてきてください」とのこと。
その頃には血も止まりニパちゃんも泣き止んでいたのだけれど
女の子だし、顔の傷だからと一応病院に行く事にした。

チーちゃんがずっと泣きじゃくっていたので
抱きしめて「念のために病院行くだけから大丈夫だよ」と落ち着くように話をした。
不安と恐怖と後悔とチーちゃんの気持ちが痛いほど伝わってくるが
「大丈夫だから」と抱きしめるしかできない自分が情けなくなる。

電話で義母に家に来てもらった。

義母にチーちゃんを任せて病院にいくことにしたんだけど
僕はビールを飲んでたので運転できないのを思い出して
義弟を呼び出して連れて行ってもらうことにした。

泣きじゃくるチーちゃんをなんとかなだめて
義母とチーちゃんに留守番を任せて家を出た。

車が走り出したところで
慌てて飛び出したので病院の住所を聞いてなかったのに気付いた(笑)
地図を開いて隣市の市立病院の場所を確認しナビをする。
「その交差点を左に行くとあるはずなんだけど…」
しかし左折した先には何も無かった(笑)

その病院はどうやら最近移転したばかりのようで
近所のコンビニで道を教えてもらいあらためて病院に向かう。
泣きつかれたのかニパちゃんは嫁さんの腕の中で眠っていた。

新しい病院はおよそ病院らしくなく
目の前にあるのに見逃して何度も通り過ぎてようやく発見(笑)

病院に着いたのは23時すぎだった。
緊急外来の受付をして診察してもらう
病院の雰囲気が怖いのか泣き出すニパちゃん。

やさしげな先生はあやす言葉をかけながら傷口を見て
「血も止まっているし傷も深くはないのでこのままで大丈夫です」とのこと
ちょっと拍子抜けした(笑)
先生はちょこっと傷口を綺麗にしただけで
「縫わなくてもかさぶたが取れたらきれいに治りますよ」と言われ一安心。
診察が終わると安堵感で一気に力が抜けて
ドカッと待合室のベンチに腰掛けた。

深夜だというのに
病院にはドラマさながらにいろんな人がやってくる。
ケガしてるから早く診察しろと騒ぐ酔っ払いの集団
子供がはしかかもと心配そうに駆け込んでくる親子
腕にギプスをはめて会計する若者。

まぶたの傷などなかったかのようにニパちゃんはあーうーと
時折笑いながらのん気に窓の外を眺めていた。

家に帰ったのは0時半。
チーちゃんは心配しながらも落ち着きを取り戻したようで
先生の言ったとおりの話をしたらホッとした様子で
それでも「怖い夢みませんように」と言って布団に潜り込んだ。

ま、たいしたことなくて良かったけど
血を見てこっちが慌ててドタバタしてしまった。
パニックになったチーちゃんへのケアも十分ではなかったし。
それより何より…
もうちょっと部屋をかたつけなきゃなぁ(笑)
眠った娘達の顔を眺めながら
脱力感いっぱいに嫁さんとそんな話をした。