今さらな気もしますが
昨夜は行く春にトドメを刺しました(笑)
帰宅後ニパちゃんを風呂に入れた後
(患部を保護すればお風呂入れるまで回復しました!ありがとう!)
嫁さんがニパちゃんに薬塗ったり着替えさせたりと
バタバタしてたんで
自分で晩飯の支度をする事にした。
台所に行くとボウルに入った山菜と
ビニール袋に入った小麦粉と
フライパンにたっぷりのサラダ油。
「おっ!山菜の天ぷらだ!」と小躍りする僕(笑)
気付くとフライパンに火が入れっぱなし!
慌てて火を止めて油の温度を下げる。
このまま放っておいたら危ないところだった(笑)
「自分で天ぷらできる?」と嫁さん
ふんっ、僕を誰だと思っているのかね?
「うん、たぶん大丈夫だと思うよ」と謙虚に答える僕(笑)
「んじゃ、自分でしてね」と居間に戻る嫁さん。
へっへっへ
田舎から送ってきた春の名残。
他人に調理させてなるものか(爆)
そろそろいいかなと小麦粉をつまんで油に落とす。
ん、いい感じ。
まずは立派な「たらの芽」から
軽く小麦粉をまぶして余分な粉を落とし
小さなトゲの抵抗をものともせず
サラダ油の海に滑り込ませる。
天ぷらというよりは素揚げに近い。
ジョワッ!
パッと細かい泡が広がり小気味いい音が響く。
続いて2個目、3個目と滑り込ませる
ジョワッ!
ジョワワッ!
フライパン一面に天ぷらの花が咲く。
一気に山菜を入れたので油の温度が下がる
火加減を調節しながら待つ。
最初に入れたたらの芽を取り上げ油を切る。
美しい!
鮮やかな緑色!
第一弾のたらの芽たちを次々と
キッチンペーパーを敷いた皿に並べて行く。
顔は自然にニヤけている。
口元には早くもよだれ(爆)
第二弾は小さめのたらの芽。
こちらは第一弾よりも時間は短めでサクッと揚げる。
たらの芽が終わると次は「こんてつ」
これは一般的には「コシアブラ」という木の芽。
父の実家が岐阜県恵那地方なのだけれどそこで教えてもらった。
「こんてつ」は普通の里山のいたるところにあって
まだ他の人には知られていないようで採り放題だった。
最初の頃はあっと言う間に「びく」いっぱいになるのが楽しくて夢中で採った。
たらの芽のように低木の上に出た芽を摘むのだけれど
見た目が漆の木にそっくりなので要注意。
芽をポキリと折ると「うど」にそっくりな香りがする。
こんてつはたらの芽ほどごつくなくて
葉も茎も細くて柔らかなので
揚げるというよりも油に通すといった感覚で。
小麦粉をごく軽くまぶしさっと油にくぐらせては皿に盛る。
葉のサクサク感がたまらなく食欲を誘う!
全て揚げ終わる頃には
嫁さんがすっかり食卓の準備を整えてくれていた。
塩と天つゆを両方用意してもらった
一人だけの食卓なのに豪華な山菜の天ぷら。
同じく田舎から送ってきた馬肉の燻製をスライスしてもらい
日本酒は冷で。
まずは一番最初に揚げた立派なたらの芽を
塩も何もつけずにそのまま一口。
サクッと前歯に軽快な音と感触が伝わり
そのまま上の歯と下の歯をあわせるべく口を閉じると
サクサク感がホクホク感に変化していく。
コクンと噛み切ると鮮烈な春の香りと苦味が口いっぱいに広がる!
素晴らしい。
絶妙の揚げ具合(爆)
山菜は口腔全体で味わう食べ物だ。
歯ざわりも香りも味も食感も。
たらの芽の残り香漂う中に冷えた日本酒を流し込む。
辛口の酒は春の香りをまとって喉に流れこんでいく。
五臓六腑にたらの芽の香りがしみわたる。
こうなったらもう止まらない(笑)
時には塩であるいは天つゆで
小さなたらの芽は一口で
こんてつの軽快なサクサク感と
たらの芽に負けない香りと豊かな味わいで酒が進む。
鼻腔の奥が山菜の強烈な香りにおぼれそうになる。
そこで馬肉の燻製の登場だ。
燻された馬肉は柔らかくてクセがなく
噛むほどに肉の味が出てくる。
これがまた酒を呼ぶ(笑)
チーちゃんとニパちゃんが呆れて見守る中
野生に戻ったように夢中になって食った。
ここは「食べた」ではなく「食った」である
いやむしろ「むさぼり食った」と言いたいくらい(笑)
大阪はもうとっくに春は過ぎ去ってしまったけれど
田舎から届いた最後の春の便り。
すっかり空になった皿を前に
その余韻をもういちど噛み締めて
行く春にトドメを刺したのだった。
そういえば去年も山菜の記事書いたような気が…
あぁ、来年まで待てない(爆)
昨夜は行く春にトドメを刺しました(笑)
帰宅後ニパちゃんを風呂に入れた後
(患部を保護すればお風呂入れるまで回復しました!ありがとう!)
嫁さんがニパちゃんに薬塗ったり着替えさせたりと
バタバタしてたんで
自分で晩飯の支度をする事にした。
台所に行くとボウルに入った山菜と
ビニール袋に入った小麦粉と
フライパンにたっぷりのサラダ油。
「おっ!山菜の天ぷらだ!」と小躍りする僕(笑)
気付くとフライパンに火が入れっぱなし!
慌てて火を止めて油の温度を下げる。
このまま放っておいたら危ないところだった(笑)
「自分で天ぷらできる?」と嫁さん
ふんっ、僕を誰だと思っているのかね?
「うん、たぶん大丈夫だと思うよ」と謙虚に答える僕(笑)
「んじゃ、自分でしてね」と居間に戻る嫁さん。
へっへっへ
田舎から送ってきた春の名残。
他人に調理させてなるものか(爆)
そろそろいいかなと小麦粉をつまんで油に落とす。
ん、いい感じ。
まずは立派な「たらの芽」から
軽く小麦粉をまぶして余分な粉を落とし
小さなトゲの抵抗をものともせず
サラダ油の海に滑り込ませる。
天ぷらというよりは素揚げに近い。
ジョワッ!
パッと細かい泡が広がり小気味いい音が響く。
続いて2個目、3個目と滑り込ませる
ジョワッ!
ジョワワッ!
フライパン一面に天ぷらの花が咲く。
一気に山菜を入れたので油の温度が下がる
火加減を調節しながら待つ。
最初に入れたたらの芽を取り上げ油を切る。
美しい!
鮮やかな緑色!
第一弾のたらの芽たちを次々と
キッチンペーパーを敷いた皿に並べて行く。
顔は自然にニヤけている。
口元には早くもよだれ(爆)
第二弾は小さめのたらの芽。
こちらは第一弾よりも時間は短めでサクッと揚げる。
たらの芽が終わると次は「こんてつ」
これは一般的には「コシアブラ」という木の芽。
父の実家が岐阜県恵那地方なのだけれどそこで教えてもらった。
「こんてつ」は普通の里山のいたるところにあって
まだ他の人には知られていないようで採り放題だった。
最初の頃はあっと言う間に「びく」いっぱいになるのが楽しくて夢中で採った。
たらの芽のように低木の上に出た芽を摘むのだけれど
見た目が漆の木にそっくりなので要注意。
芽をポキリと折ると「うど」にそっくりな香りがする。
こんてつはたらの芽ほどごつくなくて
葉も茎も細くて柔らかなので
揚げるというよりも油に通すといった感覚で。
小麦粉をごく軽くまぶしさっと油にくぐらせては皿に盛る。
葉のサクサク感がたまらなく食欲を誘う!
全て揚げ終わる頃には
嫁さんがすっかり食卓の準備を整えてくれていた。
塩と天つゆを両方用意してもらった
一人だけの食卓なのに豪華な山菜の天ぷら。
同じく田舎から送ってきた馬肉の燻製をスライスしてもらい
日本酒は冷で。
まずは一番最初に揚げた立派なたらの芽を
塩も何もつけずにそのまま一口。
サクッと前歯に軽快な音と感触が伝わり
そのまま上の歯と下の歯をあわせるべく口を閉じると
サクサク感がホクホク感に変化していく。
コクンと噛み切ると鮮烈な春の香りと苦味が口いっぱいに広がる!
素晴らしい。
絶妙の揚げ具合(爆)
山菜は口腔全体で味わう食べ物だ。
歯ざわりも香りも味も食感も。
たらの芽の残り香漂う中に冷えた日本酒を流し込む。
辛口の酒は春の香りをまとって喉に流れこんでいく。
五臓六腑にたらの芽の香りがしみわたる。
こうなったらもう止まらない(笑)
時には塩であるいは天つゆで
小さなたらの芽は一口で
こんてつの軽快なサクサク感と
たらの芽に負けない香りと豊かな味わいで酒が進む。
鼻腔の奥が山菜の強烈な香りにおぼれそうになる。
そこで馬肉の燻製の登場だ。
燻された馬肉は柔らかくてクセがなく
噛むほどに肉の味が出てくる。
これがまた酒を呼ぶ(笑)
チーちゃんとニパちゃんが呆れて見守る中
野生に戻ったように夢中になって食った。
ここは「食べた」ではなく「食った」である
いやむしろ「むさぼり食った」と言いたいくらい(笑)
大阪はもうとっくに春は過ぎ去ってしまったけれど
田舎から届いた最後の春の便り。
すっかり空になった皿を前に
その余韻をもういちど噛み締めて
行く春にトドメを刺したのだった。
そういえば去年も山菜の記事書いたような気が…
あぁ、来年まで待てない(爆)