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ボルタ版カメラ改造(メイスピーIID)

2011-07-03 | カメラ紹介

  メイスピーIIDは ほかのボルタ版カメラより ややフィルム室に余裕があり
 なんとか135フィルムが使えないかと考えました

 思いついたのが フィルムマガジンを使うことでした
 バルナックライカ用のものは大きすぎてだめ またロボット用もだめ
 撮りっきりコニカ超ミニのパトローネもだめ

 もうひとつフォタビット用を試してみると すんなり入ります
 フォタビットというカメラが進化してボルタビットというカメラを作ります
 それがボルタ版の元祖だといわれています

 フォタビットのマガジンがボルタ版のカメラにつかえるのも
 わかる気がします

 ただしうちにある同じボルタ版のアニーには サイズが小さく入りませんでしたから
 使えるのは稀なことなのかもしれません

 左にあるのがフォタビットのマガジンです
 これに一旦フィルムを巻き込んで スタート側のフィルム軸に巻き込んで
 またマガジンに巻き込みながら撮影したら終了です

 まず暗室でフィルムをつめます
 幸いうちにはフォタビットの専用フィルムつめ機(手巻きワインダー)がありますから
 これを使うと楽です

 右の黄色いのはレリーズアダプター
 マニュアルカメラのレリーズ穴に差し込んで シャッターストロークの長いカメラなんかの
 改善に使います
 今日は本来の用途ではなく フィルム軸を回すアダプターにします


 

 フィルムは左側に巻き上げていくのですが 撮影するためには 一旦全部を右側に
 巻きとらなければいけません

 そこで活躍するのがソフトレリーズボタン
 底ブタにに穴を開けて向こう側の巻き取り軸のねじ穴に貫通させ
 フィルム軸ごと巻き上げてゆきます

 もちろんこのときは裏ブタを閉めて フィルムが露光しないよう巻き上げてゆくわけです
 巻上げが済めば ソフトレリーズははずして 本来のふたねじでふたをして迷光がないようにします

 このカメラカウンターがありません
 一枚分ずつ止まってくれません
 ですからあらかじめ 8コマ分の移動量を巻き上げノブで測っておいて 目分量でまきあげることにしました
 ただし巻きが太くなるとこま間が広がりますが そこは気にしないことにしましょう
 使えるだけで幸せなんですから

 ネットでしらべると{ぷちぷちカウンター」なるものをこさえておられる方を見かけて感心しておりますが
 うちのはそのスペースがなく また抵抗を入れると巻き上げがおかしくなったりするので
 採用を見送りました
 
 巻紙式のものを裸のフィルムで使うので 遮光をしっかりとしないといけません
 裏蓋の合わせ目の溝に毛糸を貼りこみます
 のり付きモルトを貼るのはは苦手です 木工ボンドを水で薄め 注射器で流し込んで毛糸をくっつけます

 まあ仮作業ということで 今回はこんなもんです

 あとは試写を待つばかり  しかし

 面倒なことやってますねー    われながらあきれます
 
 補足
 フォタビットのフィルムマガジンは ネットでもなかなか手に入りません
 私は浅草のあの有名なカメラやさんで カメラごとかいました
 マガジンだけではたぶん売っていないと思います
 
 他店では見たことがないし カメラの存在さえ知らないカメラやさんが
 ほとんどだと思います 

  
 



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