こっちは月でてるよ

++日々感じたこと…ひとりごと++

犬のしっぽ

2004-06-14 | 犬はワン
ある日、愛犬のしっぽがなくなった。

犬の名前はクロ。
名前の通り黒い毛とたぬきのような太いしっぽを持っていた。

クロは子犬のときからしっぽを振らなかった。
散歩に行くときもごはんをもらうときも。
なでなでしてほしいときも遊んでほしいときも。
怪しい人にほえるときも。
クロのしっぽはダランと垂れたまま、振られることはなかった。

重いから?
振らないのなら必要ないのでは?と思うこともあった。

そのまま大きくなったある日
クロは近所の犬とケンカをした。
しっぽを噛まれる怪我をした。
病院で治療してもらい、薬をつけた。

クロはどうしても傷口を舐めてしまう。
ダンボール紙に穴を開けてクロの首に被せた。
お手製「エリザベスカラー」である。
当時、家では「えりまきとかげ」と呼んでいた。

えりまきとかげはあまり役に立たず
クロは傷口を舐め続けた
そんなある日

朝起きたら、クロのしっぽはなくなっていた…

かろうじて5センチ程残ったしっぽ。
軽くなったはずだが
その後もクロのしっぽは振られることはなかった。


 ++切れたしっぽの行方はクロしか知らない++

ごあいさつ

2004-06-14 | ひとりごと
ブログはじめました。


県外に住む好きな人との電話中、ふっと会話が途切れて
お互い黙ってしまった時、私はよくお天気の話をしました。

「そっちは暑い?こっちは暑いよ」
「そっちは雨降ってる?こっちは土砂降り」
「そっちは月でてる?こっちは月でてるよ」


電話をしながら空を見上げて月を見るのが好きでした。