先日のこと。
仕事は休みでしたが、勉強会があるため夕方から本院に行きました。
勉強会が終わった後、先月まで施設にいて入院したOさんに会いに行きました。
Oさんは90歳のおばあさんです。
私のことをなぜか「きーちゃん」と呼び
「きーちゃんは今日は何時までいるの?」
「きーちゃんがお泊りなら安心だわ」
「1人で寝るのは寂しいから、きーちゃん一緒に寝てちょうだい」
よく私の手を自分の頬に持っていき、さすっていました。
面会に行ったときは食事も終わり、Oさんはベッドに横になっていました。
顔の肌の艶もよく、唇もピンクで元気そうでした。
私が「きーちゃんだよ。わかる?」と声をかけると、
いつものように私の手を取り、頬にすりすりっとしてくれました。
Oさんの元気な姿を見た私はそのまま施設に寄り、
ユニットの仲間に「Oさん、顔色もよくて元気そうだったよ」
そう伝えたのです。
それなのに。
翌日に体調が悪くなり、お昼過ぎに亡くなったそうです。
その日も私は休みだったので、知ったのは次の日でした。
ものすごくショックでした。
みんなは
「元気なうちに会えたのはじゅんくりさんだけなのだから
きっとOさんは最期に会いたいと思ってくれたんだよ」
そう慰めてくれました。
Oさんの頬の感触が忘れられません。
この仕事を始めてから、いったい何人の方に出会っただろう。
何人の方が亡くなっただろう。
入所者さんとの会話のひとつひとつを思い出しながら、
すこし虚しい気持ちになっています。
仕事は休みでしたが、勉強会があるため夕方から本院に行きました。
勉強会が終わった後、先月まで施設にいて入院したOさんに会いに行きました。
Oさんは90歳のおばあさんです。
私のことをなぜか「きーちゃん」と呼び
「きーちゃんは今日は何時までいるの?」
「きーちゃんがお泊りなら安心だわ」
「1人で寝るのは寂しいから、きーちゃん一緒に寝てちょうだい」
よく私の手を自分の頬に持っていき、さすっていました。
面会に行ったときは食事も終わり、Oさんはベッドに横になっていました。
顔の肌の艶もよく、唇もピンクで元気そうでした。
私が「きーちゃんだよ。わかる?」と声をかけると、
いつものように私の手を取り、頬にすりすりっとしてくれました。
Oさんの元気な姿を見た私はそのまま施設に寄り、
ユニットの仲間に「Oさん、顔色もよくて元気そうだったよ」
そう伝えたのです。
それなのに。
翌日に体調が悪くなり、お昼過ぎに亡くなったそうです。
その日も私は休みだったので、知ったのは次の日でした。
ものすごくショックでした。
みんなは
「元気なうちに会えたのはじゅんくりさんだけなのだから
きっとOさんは最期に会いたいと思ってくれたんだよ」
そう慰めてくれました。
Oさんの頬の感触が忘れられません。
この仕事を始めてから、いったい何人の方に出会っただろう。
何人の方が亡くなっただろう。
入所者さんとの会話のひとつひとつを思い出しながら、
すこし虚しい気持ちになっています。