投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

サザエさん №5 - 長谷川町子(朝日新聞社)

長谷川町子 「サザエさん」 №5 朝日新聞社

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昭和25年7月~12月、朝日新聞に連載。姉妹社刊「サザエさん」を文庫化。

この頃は、まだ後のものに比べ登場人物の背が高い。





P8 魚屋のコゾウ「今日ヤブイリなんです」と映画を観に来ている。

P22 マスオ、コンクリート製の台所の流しを修理す。

P32 日米対抗水泳大会「古橋」。

P44 保健所がDDTをまく。

P58 サマータイム。フネ、時計の時刻合わせを忘れる。

P60 日食

P68 ワカメの友達、ソ連からまだ父親が帰ってこない。ワカメ「一緒にここで待ってあげる」と言う。

P86 若者言葉。「とんでもハップン!うちのパパ、トッポイのよ。だからネバー好き!」。

P112 磯野家に大家が家賃の値上げ通達。

P118 フネ、税金を納めに行く。

P121 カツオ、二部授業。








P22 コンクリート製の台所の流し

   昭和20年築(なんと終戦の直前)の私の実家もコンクリート製の流しでした。


クリナップ株式会社
ステンレス物語
http://www.kitchen-bath.jp/public/40nenshi/2sutenresumonogatari.pdf





P58 サマータイム


http://www2s.biglobe.ne.jp/~law/law/ldb/S25H0039.htm
夏時刻法の一部を改正する法律






P86 若者言葉


http://www005.upp.so-net.ne.jp/mondrian/l.html
渋谷実監督『自由学校』(’51)佐分利信、高峰三枝子主演


二人の会話に出てくるアプレ用語は、「トッポイ」「ネバー好きっ」「とんでもハップン」などなど。
そして何と言っても、元軍人が佐分利信に言い放った一言が。
「あんなスコパン(ユーリーのこと)、相手にしちゃ駄目ですよ」
スコパン=少しパンパン、という意味だったのですが、あまりのゴロの良さ(?)に唖然!
自由が欲しくて勝手に会社を辞めて、家を追い出され、ルンペンになる佐分利信。
でまぁ色々と騒動や事件があって、最終的には家に戻り、主夫の座に納まります。
パジャマの上に割烹着姿で、逆転して職業婦人となった妻・高峰三枝子に
「いってらっしゃ~い」、とばかり手を振る夫。
妻をお見送りの後は、縁側にゴロっと横になり朝寝。めでたしめでたし…?






P118 フネ、税金を納めに行く。

   サザエさんを初巻から最後の巻まで通して読んでみるとたびたび納税の
   話が出てくる。この巻にもP118に出てくる。

   この納税ということ、普段自分もやっていることなのだが良くわからない。
   制度はたびたび変るから古いことになるとよけい分からない。

   別の巻ではバーの女給(笑)、つまりオネーチャンにも納税の義務がで
   きたとあるのだが、じゃあそれまでは彼女たちは無税だったのか・・・
   などと考え込んでしまう。

   いずれ「サザエさんと納税」という題で何かをまとめてみようかなんて
   思ったりしているのだ。

   http://www.tabisland.ne.jp/zeidb/50year/50year11.htm



P121 二部授業

   児童数が増えすぎて時間帯を分けての授業になる。団塊の世代です。


http://home.cilas.net/yunami/9jo/kodomo.html#yumoto

”食糧難”をへて、”二部授業”の小学校へ入学

給食の粉ミルクは味が舌に残って、おいしいとは言えなかったが、栄養の足しにはなった。

小学校二年(昭和二十六年)には、児童数が増えて、二部授業になった。午前だったり、午後から授業だったりして、落ち着かなかった。次の年には、普通の授業に戻った。



   考えてみればカツオは団塊の世代なのだ。
   実際、カツオにはモデルがいたことも明らかになっている。
   いかにも団塊の世代というような人物(故人)だった。

 



                --- 参考 ---

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・ サザエさん №01 - 長谷川 町子(朝日新聞社)  coming soon
・ サザエさん №02 - 長谷川 町子(朝日新聞社)  coming soon
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・ サザエさん №45 - 長谷川 町子(朝日新聞社)  coming soon



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