22歳の猫のタケが今日の午後17時に亡くなりました。
大往生!!!
昨日(10日)私の妹から電話があって「タケの具合がよくない。」との連絡があったのよね。一ヶ月ぐらい前にもかなり具合が悪くなって、おふくろ達があと一週間ぐらいかなと思っていたら大復活した。
食欲がすっかり無くなって、足腰立たなくなっていたのに、おふくろに鮭を焼いてもらい、猫舌のはずなのにあっつあつの焼きたてをハッシハッシしながら食べていた。
タケの好きな場所がある。
昔は押入の中が大好きだった。
今年に入ってから台所のレンジ台の横のスペースがお気に入り。
もう歳だから自分で飛び上がることが出来ないからおふくろにあげてもらう。
タオルのお布団の上にゴロンとする。その上からタオルの掛け布団をかけてもらってお昼寝。
そんな日々が続いていた。すっかり元気になっていたタケが、左目の具合がおかしくなってきた。目が腫れて、瞼を閉じられないぐらい腫れてしまった。病院に連れて行くと、眼圧が上がって飛び出るようになってしまっている。注射をし、腫れを引かせてもらう。完全には引っ込まないが、だいぶ収まったようだった。しかし、左目の視力は完全に失ってしまったようだ。
それから数日後、水も受け付けなくなり、まるまる一週間食事も出来ず、筋肉はすっかり落ち、すっかり衰弱してしまった。
そんなところに電話があったのよね。
電話をもらったあとおふくろに電話したら、「今日明日かもしれないよ。」と言われ、夜に実家へ行くことに。
20時過ぎに実家に到着。
部屋に上がって、リビングに行くと、カーペットの上にタケ用におふくろが作ったタオルのお布団があって、その上に横たわっていた。抱き枕のようにしてあるタオルに寄りかかりながら両目をあけたままじっとしている。
ここ数日全く動かなかったそうだ。
水分を含ませようとするといやがって暴れるというか苦しがるので口の周りをしめらせる程度にして、左目も乾かないようにおふくろが手当をしている。
カーペットの上に横になり、タケの目線と一緒にして、背中と頭をなでてあげた。すっかり骨と皮だけ。胸のところでは心臓の鼓動がはっきりとわかるし、呼吸もしっかりしている。でも動く様子がなかった。
暫く、タケの右手をさすりながら話しかけたりおふくろと話したりしていた。すると急にタケが動いたのよね。寝返りをうとうとする感じだけど、筋肉がないから首を持ち上げるのが精一杯。
そしてまたゴロンとして動かなくなった。
オヤジも帰ってきて軽く食事をすることに。
おふくろが台所で、鮭を焼き始めたらタケがよろよろと起きあがりだした。
元気な頃と同じように振る舞おうとしている。
立ち上がることは出来ないが、スフィンクスのように気高いポーズをとった。この数日は全く起きあがれなかったのにである。
焼きたての鮭を、ほぐして、タケの口元に持っていくが流石に口も開けない。そしてまたゴロンとした。
そのあと、みんなと話をしながら食事をする。
そのかん、タケは自力で起きあがって寝返りうったりしていた。
そして暫くすると、さっきのようにスフィンクスのように気高い姿勢をして暫く動かなかった。そしてまたゴロン。
22時頃家に戻るとき、頭をなでながら耳元で話をした。
「もう安心して行きなさい。無理しなくて良いよ。苦しかったら行きなさい。そうでなれば、大復活もっと長生きしなさい。でも次に生まれるときは人間になって生まれておいで。。。」
おふくろが、「あんたが来るまでは安心してられなかったんだろうね。今日はやけに動いたからね。」
まさにそうかもしれない。
私が、22年前に住んでいたアパートの縁側で生命力のない声で「ジィ~~、、、ジィ~~、、」と泣いていた子猫が、私に拾われて、飼い主を捜しているうちにすっかりおふくろに面倒をかけちゃって、完全にうちの住人になっていた。
そのタケが22年間、一匹の子猫を生み、それからずっとおふくろとオヤジの元で暮らしてきた。
昨日、最後の最後にタケにあえた。
そして今日の17時に苦しまずに息を引き取る。
おふくろにちゃんと看取られて。
おふくろと妹がペット病院に電話して、火葬にしてくれるところを探してもらって、火葬にしてきたそうだ。
しかし驚くことに、これだけ歳をとれば頭蓋骨や指先、しっぽなど粉々になって残らないのだが、タケは全部の骨が綺麗に残っていたそうだ。
しかも牙もちゃんと残っている。まるで骨標本のように。
火葬場の人が驚いていたそうだ。
おふくろがちゃんとした食事を与えていたおかげですねって。言っていたそうだ。
おふくろはタケに最後に言ったそうだ。
「これから先、ほかの猫は家に入れないからね。」って。
おふくろ、最後までタケを看取ってくれてありがとう!
タケ、長生きして、みんなを楽しませて、みんなを見守ってくれてありがとう!
今日の夕焼けは凄く綺麗だった。
夕闇迫る頃、タケがいる方向では、綺麗に稲妻を走らせ、雲を明るく照らしていた。きっとタケが遠くから挨拶してくれたんだろう。
おやすみ。
タケ。
2003年9月11日 23時22分
大往生!!!
昨日(10日)私の妹から電話があって「タケの具合がよくない。」との連絡があったのよね。一ヶ月ぐらい前にもかなり具合が悪くなって、おふくろ達があと一週間ぐらいかなと思っていたら大復活した。
食欲がすっかり無くなって、足腰立たなくなっていたのに、おふくろに鮭を焼いてもらい、猫舌のはずなのにあっつあつの焼きたてをハッシハッシしながら食べていた。
タケの好きな場所がある。
昔は押入の中が大好きだった。
今年に入ってから台所のレンジ台の横のスペースがお気に入り。
もう歳だから自分で飛び上がることが出来ないからおふくろにあげてもらう。
タオルのお布団の上にゴロンとする。その上からタオルの掛け布団をかけてもらってお昼寝。
そんな日々が続いていた。すっかり元気になっていたタケが、左目の具合がおかしくなってきた。目が腫れて、瞼を閉じられないぐらい腫れてしまった。病院に連れて行くと、眼圧が上がって飛び出るようになってしまっている。注射をし、腫れを引かせてもらう。完全には引っ込まないが、だいぶ収まったようだった。しかし、左目の視力は完全に失ってしまったようだ。
それから数日後、水も受け付けなくなり、まるまる一週間食事も出来ず、筋肉はすっかり落ち、すっかり衰弱してしまった。
そんなところに電話があったのよね。
電話をもらったあとおふくろに電話したら、「今日明日かもしれないよ。」と言われ、夜に実家へ行くことに。
20時過ぎに実家に到着。
部屋に上がって、リビングに行くと、カーペットの上にタケ用におふくろが作ったタオルのお布団があって、その上に横たわっていた。抱き枕のようにしてあるタオルに寄りかかりながら両目をあけたままじっとしている。
ここ数日全く動かなかったそうだ。
水分を含ませようとするといやがって暴れるというか苦しがるので口の周りをしめらせる程度にして、左目も乾かないようにおふくろが手当をしている。
カーペットの上に横になり、タケの目線と一緒にして、背中と頭をなでてあげた。すっかり骨と皮だけ。胸のところでは心臓の鼓動がはっきりとわかるし、呼吸もしっかりしている。でも動く様子がなかった。
暫く、タケの右手をさすりながら話しかけたりおふくろと話したりしていた。すると急にタケが動いたのよね。寝返りをうとうとする感じだけど、筋肉がないから首を持ち上げるのが精一杯。
そしてまたゴロンとして動かなくなった。
オヤジも帰ってきて軽く食事をすることに。
おふくろが台所で、鮭を焼き始めたらタケがよろよろと起きあがりだした。
元気な頃と同じように振る舞おうとしている。
立ち上がることは出来ないが、スフィンクスのように気高いポーズをとった。この数日は全く起きあがれなかったのにである。
焼きたての鮭を、ほぐして、タケの口元に持っていくが流石に口も開けない。そしてまたゴロンとした。
そのあと、みんなと話をしながら食事をする。
そのかん、タケは自力で起きあがって寝返りうったりしていた。
そして暫くすると、さっきのようにスフィンクスのように気高い姿勢をして暫く動かなかった。そしてまたゴロン。
22時頃家に戻るとき、頭をなでながら耳元で話をした。
「もう安心して行きなさい。無理しなくて良いよ。苦しかったら行きなさい。そうでなれば、大復活もっと長生きしなさい。でも次に生まれるときは人間になって生まれておいで。。。」
おふくろが、「あんたが来るまでは安心してられなかったんだろうね。今日はやけに動いたからね。」
まさにそうかもしれない。
私が、22年前に住んでいたアパートの縁側で生命力のない声で「ジィ~~、、、ジィ~~、、」と泣いていた子猫が、私に拾われて、飼い主を捜しているうちにすっかりおふくろに面倒をかけちゃって、完全にうちの住人になっていた。
そのタケが22年間、一匹の子猫を生み、それからずっとおふくろとオヤジの元で暮らしてきた。
昨日、最後の最後にタケにあえた。
そして今日の17時に苦しまずに息を引き取る。
おふくろにちゃんと看取られて。
おふくろと妹がペット病院に電話して、火葬にしてくれるところを探してもらって、火葬にしてきたそうだ。
しかし驚くことに、これだけ歳をとれば頭蓋骨や指先、しっぽなど粉々になって残らないのだが、タケは全部の骨が綺麗に残っていたそうだ。
しかも牙もちゃんと残っている。まるで骨標本のように。
火葬場の人が驚いていたそうだ。
おふくろがちゃんとした食事を与えていたおかげですねって。言っていたそうだ。
おふくろはタケに最後に言ったそうだ。
「これから先、ほかの猫は家に入れないからね。」って。
おふくろ、最後までタケを看取ってくれてありがとう!
タケ、長生きして、みんなを楽しませて、みんなを見守ってくれてありがとう!
今日の夕焼けは凄く綺麗だった。
夕闇迫る頃、タケがいる方向では、綺麗に稲妻を走らせ、雲を明るく照らしていた。きっとタケが遠くから挨拶してくれたんだろう。
おやすみ。
タケ。
2003年9月11日 23時22分