阿部薫 どびん茶瓶かおる便

ドラマー、カメラマン阿部薫のBlog
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1時半頃起きましたわ

2007年12月08日 23時55分55秒 | Weblog
窓の外はなんとなく曇り空な感じでしたな。

起きてからなんだかんだして一息つきながら朝刊を捲っていたら、写真展の広告が出ていたのね。その広告の写真を見て怖くなった。
兵士がこちらに銃口を向けている写真。明らかに撮影者に対して銃口を向けている。
撮影者の名前を見たら広河隆一氏だった。フォトジャーナリスト。写真家とは違う。本当に重みのある写真。被害者側に立った取材と撮影。以前、新宿のコニカミノルタギプラザに見に行った時も広河さんの写真展だった。

展示会場を見たら前回見に行った新宿のコニカミノルタ。
その写真を見ただけで見に行きたくなって、さっさと着替えて出発。
4時過ぎていた土曜の新宿はもの凄い人の量。
東口方面に行って、サクラヤを横目に直ぐとなりに有るタカノビルの4階へ。
エレベータは混んでいたけど、ギャラリー内はそんなに人が居なかったな。
他の写真家さんの作品が展示されているA(John Sypal氏)、B(小林知恵氏)、のフロアーから観て、広河さんの写真が展示してあるCフロアーへ。
真正面にいきなり銃口を向けた兵士が登場するけど、取りあえず左がわの方からじっくりキャプションを読みながら進みましたわ。
途中で、涙が溢れてきて止まらなくなりそうだった。
どの写真もそれに添えられている言葉もどれも重みがある。。。
平和とは、、、権力とは、、、自由とは、、、幸せとは、、、
後半に例の兵士の写真、そしてその先に、男の人が小高い丘の上から自分が住んでいた街の廃墟を見下ろしながら座り込んでいる。その写真に添えられている文字がたまらなかった。その前から涙目だったのに流れ出てしまった。
最後のあどけなく笑っている子供達の写真を見て解説を読むともう駄目ですわ。
気がついたら結構長い時間ギャラリーの中に居た。
芳名帳とアンケートを記入してギャラリーを後に。
とにかく考えさせられる写真展です。
残念ながら12月10日までしかやっていないんだけど、近くに行ったり時間があったら是非見てほしい。10日の最終日は終わる時間が早かったな。

新宿コニカミノルタプラザ

HIROPRESS.net 広河隆一



タカノビルから外に出たら新宿の雑踏に紛れ込みつつ、心の中に何か優しくなる物が欲しくなって東口から西口に抜けるトンネルを抜けて、その抜けた先にあるペットショップのネコちゃんとワンちゃんを見に行きましたわ。
ギャラリーに行く時も見たんだけどね。

なんとも動物達の無邪気な顔に癒されましたわ。

明日は宇都宮で本番ですな。
頑張りまっせ~~~~~~!


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悲しい時も 哀しみが伝わってきますわサ… (お亀)
2007-12-09 00:58:54
このワン吉君の表情に多少癒されましたですわサ。



明日は宇都宮ですか?

(♪一番初めは 宇都宮… じゃなくて♪2番目だったね)



ガンバってきてよね。
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添えられた言葉 (まえっち)
2007-12-09 01:02:31
阿部さんて感受性が強いですよね。
いつも思うのですが…
私も強くてすぐ目に涙が溢れてくるんです。
時間があればゆっくり写真展とかに行って心を洗いたいです。

添えられた言葉…
教えて下さい。
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写真のチカラ (のりこ)
2007-12-09 01:33:27
1枚の写真が…心を動かすのですね!

平和であることの幸せ、何故に争うのだろうか?と考えさせられます。

どんな写真展なのか観たいです。



確かに、動物の無邪気な顔を見ると優しい気持ちになりますね!

かわいいですわ!



宇都宮の初日?、頑張ってくださいね。

成功を祈っていますよ~~~



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涙が・・・ (nori。)
2007-12-09 01:38:13
出てしまうのがわかりました。
コメントを書く前に、「新宿コニカミノルタプラザとHIROPRESS.net 広河隆一」を見ました。
コニカミノルタをひらいてすぐに,、兵士がこちらに銃口を向けている写真が出てきました。
写真なのになんだか怖かったです。
HIROPRESS.net 広河隆一のほうにも、村の廃墟を見下ろす場所に座り込む元住民の男性の写真がありました。
本当に、考えさせられる写真ですね。
きっと写真展を実際に見たらもっと考えさせられるんでしょうね。

ワンコさんお疲れぎみ?
ニャンコさんに癒されますね。
明日は、宇都宮ですね。
頑張ってきて下さいね
では、おやすみなり。。。
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銃口は (SEA)
2007-12-09 03:06:58
ファインダー越しに、平和と繁栄のなかで、いまの生活を当たり前のように過ごしてしまいがちな、私達全員へ向けられた怒りかもしれませんね。



無関心ほど残酷な仕打ちはないのだとか…。





にゃんこ♪も好きですが、私は、“しばわんこ”が1番好き!

ねんねしてる?この子も、かわいい!





明日の宇都宮も寒そうですが、また元気にイチャイチャしてきてください!
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おはようございます (みかわ)
2007-12-09 06:12:17
いい情報をいただきました。

今日は新宿に行くかどうか迷っていたんですが

足を向けてみようと思います。



2月にはあたしも

イチャイチャしに伺いまーす(笑)。v(^-^)v

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Unknown (りお)
2007-12-09 09:13:50
人は楽しいこと、うれしいことには沢山の人が祝福の言葉をかけてくれます。ところが、苦しいこと、辛いことなど不幸な人には、目をそらしがちじゃないでしょうか。
私達の生活は、少し病んだり、疲れたりしたら心の栄養ドリンクをすぐ注ぎ込んであげれる幸せな環境です。
でも、明日がどうなるかわからない戦場で日々を送る人たち。。
苦しみ、悲しみ、そして戦い、そんな場所へ飛び込んでいく広河さんの40年間。
そんな毎日の中にどんな幸せがあるのか、、
是非、広河さんの声も聞いてみたいなと思いました。
豊かな毎日に埋もれて、すぐ忘れてしまいがちな何かを思い出させていただきました。
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だいじなもの (sakura)
2007-12-09 10:14:47
普通にこうやって、文字を打つ瞬間も、この地球から人があっという間にいなくなっているということや、当たり前の生活ができなくなることを考えると、背筋が寒くなります。戦争が正しかったことなんてあるんでしょうか。戦争に巻き込まれた人も、戦争をさせられている人も、する人も不幸ですね。
写真は、それに気づく大事な瞬間にならないでしょうか?そのために、命を懸けて危ない戦場へいくのなら、どれほど強い使命感なのでしょうね。

今日は栃木まで、行くのですね。
おいしいぎょうざ教えてくださいね~。がんばってください!
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平和 (ロン)
2007-12-09 16:31:56
どんなに言葉をつくしても、私たちの今の生活は過去の戦争の上に成り立っているように思います。いろいろな国の戦争のその傷も癒えない今も、戦争はおさまらない。写真展は見に行けませんが、少しでも生きていることの幸せを、考えさせていただきました。

もうすぐ、ライブ開演でしょうか、いま一番お忙しいときでしょうか。 今日も燃えていってくださいね。
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 (星月夜)
2007-12-09 16:35:50
溢れてしまいますね。。。わたしもすぐ泣いちゃいます。
写真の力、痛感しますね。

初日、がんばってください!
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 (croco)
2007-12-10 01:17:06
私たちが生きているこの瞬間、自分以外の人達のことを考える事って意識しなければきっと知ることや考える事もなく、毎日過ごしている気がします。
こうやって、べーあんさんのblogを通して知る。
そんなきっかけでもこの写真が何か自分の心にいつもとは違う感情を沸かせ考える事が出来る。

当たり前な日常が実は"非"日常なのかな。
生きている事だけでも幸せだと、ちゃんと感じながら
生きていきたいものです。





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見てきました。 (みかわ)
2007-12-12 05:07:32
阿部さんのおかげでいい機会に恵まれました。

名前を見かけたことがあるかもと思ったんですが

土門拳賞を受賞されてたからでした。



身終わった後疲労を感じるくらいどの写真も強烈で

今思い出しても腹が立って涙が出てきます。

でも、見ることができて

あたしにとって本当によかったと思います。



いろいろまとめて、ありがとうございます、ましたー。
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