ヴィンタートゥール美術館とスイスつながりで、バーゼル市立美術館について。
スイス第3の都市バーゼル。
ライン川のほとりに位置し、ドイツ・フランス・スイスの3国の国境が接する街。
国際決済銀行があることでも知られます。
バーゼルにもたくさんの美術館がありますが、特に有名なのがバーゼル市立美術館。
この美術館は、19~20世紀の近代美術の所蔵で有名です。
(ヴィンタートゥール展のHPでも、スイスで一番とコメントされています。)
が、もっとすごいのが、15~16世紀のドイツ絵画。
まさしく至宝というべき作品が並びます。
講談社「週刊世界の美術館 バーゼル美術館」を眺めると、もうため息をつくばかり。
決して大美術館ではありませんが、その濃厚さには圧倒されます。
主な作品を紹介します。
1 コンラード・ヴィッツ(Konrad Witz)
2 ハンス・バルドゥング・グリーン(Hans Baldung Grien)
3 グリューネヴァルト(Gruenewald)
4 ホルバイン(Hans Holbain der Altere)
5 フォンテーヌブロー派(Schule von Fontainebleau)
これらは一部。レベルの高い作品が揃います。特にホルバインは世界一。
また、次のカラヴァッジョ派の作品も所蔵しているはずです。
19~20世紀の近代美術も名作ぞろい。
印象派・後期印象派や20世紀など、名前をあげるだけでも大変なのでやめます。
ドイツ系では、ベックリンの作品群、ココシュカの「風の花嫁」は特筆もの。
西洋美術ファンにとっては、ぜひ訪問したい美術館の一つと言えるでしょう。