東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

雑記(4回目の緊急事態宣言発令から1カ月)

2021年08月14日 | 展覧会(日記)
   2021年11月から2022年5月まで大阪と東京で開催予定の「メトロポリタン美術館展 - 西洋絵画の500年」。
 
   現在、先行巡回地・オーストラリア第3の都市ブリスベンの美術館GOMA(The Gallery of Modern Art)にて開催中(会期:6/12〜10/17)。
 
   順調に開催しているのだろうと思っていたら、必ずしもそうではなかった。新型コロナに苦戦していた。
 
   オーストラリアにおいてもデルタ株が拡大しているらしく、ブリスベンでは一時期、ロックダウン措置が実施されていた。
・6月29日16時〜7月3日16時
・7月31日16時〜8月8日16時
 
   ロックダウンが実施されると、美術館も当然に開館できない。
   「メトロポリタン美術館展」も、次のとおり2度、臨時休館となった。
・6月29日16時〜7月3日
・7月31日14時〜8月8日
 
   8月9日から再開し、現在は開館中のようである。
 
   ブリスベンと言えば、2032年夏季五輪の開催都市。決定したのは東京五輪の開会式の日で、その8日後、ちょうど東京五輪の後半期間中がロックダウンだったこととなる。
 
   日本は、五輪開催期間中に、全国的に新規感染者数が新次元的に増加し、現時点でもどこまでいつまで拡大するのか分からない状況。いつ今年のGWのような人流抑制策が出てくるかと構えていると。
 
   8月12日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会にて「期間限定の緊急事態措置の更なる強化に関する提言」が発表された。
   8月26日まで(今後2週間)の集中的な対策の強化により、昼夜を問わず、東京都の人流を今回の緊急事態措置開始直前の7月前半の約5割にすることを提案する内容。
   デパ地下への人流抑制などが挙げられる一方、
「以下のようなクラスターの発生が少なく、感染リスクが比較的低く保つことができるイベントや施設は、感染防止策を徹底した上で、利用可能である。」として、
・観客が声を出さないコンサートや演劇 
・映画館
・公園 
・図書館や美術館等の社会教育施設
が、挙げられた。
 
   美術館への休館要請は、当面なさそうだ。
 
   そうはいえど、「制御不能、災害レベル」とも称されるこの状況では、美術館行きを躊躇する。前売日時指定券を購入したが、やっぱり辞めておこう、という人もいるだろう。
 
   東京国立博物館では、そういう人たちに対し、払い戻し措置を講じている。
   
2021年8月5日
新型コロナウイルス感染者の急激な拡大により、特別展「聖徳太子と法隆寺」、特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」のご来館を自粛されるお客様へ、払い戻しのご案内
 
   新型コロナウイルス感染症の急激な拡大により、8月2日(月)、東京都等に発出されている緊急事態宣言が8月31日(火)まで 延長され、埼玉県、千葉県、神奈川県等が緊急事態措置区域として追加されました。
   それに伴う文化庁からの要請により、聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」と特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」では、来館を自粛するお客様に対してチケットの払い戻し(キャンセル)を行うことといたします。 
   チケットをイープラスで購入された方(特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」は読売新聞オンラインチケットストアで購入された方を含む)は8月3日(火)日時指定分からのチケットが対象となります(美術展ナビチケットアプリは会期中のチケットが対象)。払い戻し(キャンセル)の受付方法等の詳細は後日、各特別展の公式サイトでお知らせいたします。
 
   
   2021年11月の日本の状況はどうなっているだろう。
   


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