東京でカラヴァッジョ 日記

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2011年 展覧会ベスト10

2011年12月31日 | 展覧会(日記)

今年見た展覧会のお気に入りベスト10なるものを作りました(昨年に続き今年が2回目です)。

 

1:アルプスの画家 セガンティーニ
2011年11月23日~12月27日
損保ジャパン東郷青児美術館


セガンティーニの素晴らしさを再認識できた展覧会。
会期変更となりましたが、開催となったことに関係者に感謝します。


2:ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
2011年6月8日~9月5日 
国立新美術館 


再会を切望していたマネ「鉄道」。セザンヌの初期油彩画2点。バジール。素敵な絵を多数見ることができました。
展覧会の中止・延期が相次ぐなか、最初に当初予定どおりの内容で開催された大型企画展だったのではないかと思います。


3:マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン展 
2011年3月1日~5月8日 
三菱一号館美術館 


ヴィジェ・ルブランをメインに、18世紀フランス、ロココ時代の女性画家を概観する、日本では実に貴重な展覧会。
チラシを見る限りなんか平坦。ですが、実物は期待以上に素晴らしかったです。ルブラン作品は、素直に楽しい。


4:南蛮美術の光と影 
2011年10月26日~12月4日 
サントリー美術館


神戸市立博物館所蔵の「聖フランシスコ・ザビエル像」。ローマ・ジェズ教会の3枚の殉教画。長い間見たいと思っていた絵画を実見。
日本キリスト教美術の展覧会の開催を待っていた分、満足度が高くなりました。


5:ゴヤ 光と影
2011年10月22日~1月29日
国立西洋美術館


「着衣のマハ」は素直に素晴らしいと思いました。
ゴヤは大きすぎて、印象がまとまらず、ブログに書けないままとなっています。あと約1か月会期が残っているので、再訪します。


6:レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想
2011年11月3日~12月25日
静岡市美術館


レオナルド自身の作品を見る機会がないなかで、模写作品、レオナルド風作品、なんとかレオナルド自身に結び付けようとしている作品を多数見せられると、なんとも不思議な感じ。
2012年3月末からBunkamuraで開催されます。


7:世界遺産 ヴェネツィア展 
2011年9月23日~12月11日 
江戸東京博物館 


なんといってもカルパッチョ「二人の貴婦人」の来日。同じくカルパッチョの「サンマルコのライオン」も印象深い。


8:特別展 写楽
2011年5月1日~6月12日 
東京国立博物館


確認されている写楽作品146点中141点を展望できるとは、王道を生真面目に突き進んだ展覧会。

 
9:レンブラント 光の探求/闇の誘惑
2011年3月26日~6月12日
国立西洋美術館

ヘンドリッキェ・ストッフェルス(ルーブル美)、アトリエの画家(ボストン美)、書斎のミネルヴァ(個人蔵)など、油彩画が13点。


10:ぬぐ絵画 日本のヌード1880-1945
2011年11月15日~2012年1月15日 
東京国立近代美術館


ラグーザ玉の「京都風俗」と「箱根の湯」の2作品。図版では見かけるのですが、実物が見れたのはうれしい。
黒田、萬作品もよかったです。

 

<備考>
・「フェルメールからのラブレター展」はまだ見ていませんので、2012年の対象とします。


2012年も素敵な展覧会に多数出会えることを期待しています。



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