東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

運慶仏-伊豆の国市・願成就院-を見る

2018年08月07日 | 寺社・城郭めぐり
   静岡県伊豆の国市。
 
   新幹線で三島駅。伊豆箱根鉄道駿豆線に乗替え。伊豆長岡駅下車。駅正面からすぐの国道136号を右へ進む。10分ほど歩く。上方の案内標識に従い左に入る。道の正面奥に門が見える。願成就院の山門である。
 
 
   山門をくぐって正面に見えるのが大御堂。
 
 
   大御堂の受付で拝観料(大人500円)を支払う。受付の人が白人男性である。
 
(後日ネット検索すると、住職の次女さんの結婚相手が英スコットランド出身で、僧侶になるべく修行中、との毎日新聞の記事を見つける。)
 
 
   堂内へ。
   目の前に国宝の運慶仏5体。1186年制作の初期作品。
 

静岡・願成就院
国宝《阿弥陀如来坐像》143.5cm
国宝《毘沙門天像》147cm  *
国宝《不動明王》136.5cm
国宝《矜羯羅童子》78cm
国宝《制吒迦童子》82.6cm

*印は2017年秋の運慶展に出品、メインビジュアルの一翼を担った。

 
   ガイドさんの解説付き。
 
   仏像との距離が近い。ガラスもない。
 
   正面から見ても近いが、向かって右の《毘沙門天像》と向かって左の不動三尊像は、斜め側からさらに近い距離で鑑賞することができる。
 
   ガイドさんがライトをつけたり消したりしてくれる。
   ライトが消えると、像は闇に沈み、玉眼が妙に目立つ。蝋燭の明かりのもとの怖い表情とのガイドさんの説明。
   ライトがつくと、像がクリアに見える。日が差し込むと優しげな表情に変わるとのガイドさんの説明。
 
   運慶展でも《毘沙門天像》に強く惹かれたが、他の4体も良い。
 
   もっとじっくり鑑賞したいところであるが、10分ほどの鑑賞で済ませる。大御堂の裏手にあるらしい宝物館も行かずに済ませる。猛暑の日の一番暑い時間帯、外で犬連れの同行者を待たせているからである。
 
   今度はいい気候のときに再訪し、じっくり鑑賞する、を新たな課題として計上する。
 
 
 
   運慶仏コンプリートまであと2体。ここからの進展には時間がかかりそうである。
 
奈良・興福寺
国宝《弥勒如来坐像》
 
愛知・瀧山寺
重文《帝釈天立像》
 
 
 
その晩は、修善寺泊。
 
ワンコの夕食。
 
ワンコの朝食。
 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。