東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

エル・グレコ展に関する情報

2012年05月27日 | 海外の展覧会

  2012年度下半期に、エル・グレコ展が開催されます。


  2012年10月16日~12月24日 国立国際美術館(大阪)
  2013年1月19日~4月7日 東京都美術館


  どのくらいの規模なのか、どんな作品が来るのか。非常に気になるところです。


◇ スペイン、アメリカをはじめ、海外十数カ国に所蔵されている、エル・グレコの油彩約50点を一堂に紹介します。
<主な出品作品>
・「無原罪のお宿り」
・「悔悛するマグダラのマリア」


  公式HPで得られる情報はここまで。
  「無原罪のお宿り」は、公式HPで唯一紹介のある作品。サンタ・クルス美術館寄託。347×174cmの大画面。どうやら本展の目玉となるらしい。
  「悔悛するマグダラのマリア」の情報は題名どまり。作品の特定はできません。


  さらに検索していると、現在、ドイツでエルグレコ展が開催されているのを発見しました。


El Greco und die Moderne(エル・グレコとモダニズム)
2012年4月28日~8月12日
Museum Kunstpalast(独デュッセルドルフ)


  同展では、アメリカ、フランス、スペインなど世界の美術館から貸し出された約40点のエル・グレコの作品と、マックス・オッペンハイマー、マックス・ベックマン、オスカー・ココシュカ、フランツ・マルクなど20世紀表現主義の画家などの作品約100点が比較展示されるとのこと。


 ひょっとすると、日本の展覧会はこの展覧会と連動しているかもしれない。本当に連想しているのであれば、ある程度日本での出品作品が推定できるかもしれない。という期待のもとに、Museum KunstpalastのHPを確認。


 当HPで確認できた出品作は、「無原罪の御宿り」(108×82cm、ティッセン・ボルネミッサ美術館)の1点のみ。
 さらに、同HPからのリンクで、You TubeにMuseum Kunstpalastが公開している動画「MAKING OF. EL GRECO UND DIE MODERNE」を見ます。
 出品作が何点か映っていました。私が作品を特定できたのは、


◇ラオコーン(ワシントンナショナルギャラリー)
◇黙示録第五の封印(メトロポリタン美術館)
◇羊飼いの礼拝(王立コルプス・クリスティ学院、バレンシア)蔵
◇無原罪のお宿り(サンタ・クルス美術館)←来日する作品


 う~ん。最初の2作品は必ず画集にも取り上げられるエル・グレコの代表作だなあ、これらも来日する作品に含まれることを期待します。
 

 デュッセルドルフの展覧会は、エル・グレコもドイツ表現主義も好みの私にとっては、はまる展覧会になるに違いありません(行きたい。でも行けないのは確定。図録を買うか思案のしどころ)。

 
 なお、エル・グレコは2014年が没後400年にあたるようで、スペイン・トレドでの大規模な展覧会等いろいろなイベントが世界で開催されるようです。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。