ある日、園芸担当のなおこさんが「動かないテントウムシがいた」と自分の家の庭より一匹のテントウムシを持ってきてくれました。
はっぱの上でじっと動かないテントウムシ。よーくみると、体の下に小さな繭のようなものがあります。
おやおやと思って調べてみると、どうやら「テントウハラボソコマユバチ」というハチの繭のようです。
この蜂は生きているテントウムシに麻酔をかけ、体に卵を産みつけます。孵化した幼虫はテントウムシを食べて育ち、大きくなるとテントウムシの体内から出てきて繭になります。テントウムシは体内を食べられてしまっているのですが、この時まだ死んではおらず、繭の上に覆いかぶさったままじっとします。これは、動くことができず弱い繭を保護するために、テントウムシをボディーガードのように使うハチの戦略では、とのこと……。
なおこさんの持ってきたテントウムシはまさにこのボディガードをしている最中の個体だったのです。
初めて見る虫に感動し、何枚も写真を撮影しました。
どうせならハチの写真も撮りたいと思い、そのまま数日間保管してみることにしました。
すると、中から無事にハチが羽化しました!
テントウハラボソコマユバチ
ネットではこの種はメスしか羽化しないとあったので、それなら産卵もするかも?と生きたテントウムシを入れたところ、すぐに追いかけ始めました!
テントウムシに針を刺すテントウハラボソコマユバチ。
当園ではエメラルドゴキブリバチも飼育していますが、非常によく似た生態です。
よく観察してみるとハラボソコマユバチのほうがテントウムシより歩くのが遅く見え、これでちゃんと寄生できるのかと心配になりますが、野外だとうまくやっているのだと思います。
数ミリのハチですが、その生態は非常に面白く、ついじーっと見てしまいます。観察って楽しいですね!
また面白いいきものお願いします、なおこさん!
はっぱの上でじっと動かないテントウムシ。よーくみると、体の下に小さな繭のようなものがあります。
おやおやと思って調べてみると、どうやら「テントウハラボソコマユバチ」というハチの繭のようです。
この蜂は生きているテントウムシに麻酔をかけ、体に卵を産みつけます。孵化した幼虫はテントウムシを食べて育ち、大きくなるとテントウムシの体内から出てきて繭になります。テントウムシは体内を食べられてしまっているのですが、この時まだ死んではおらず、繭の上に覆いかぶさったままじっとします。これは、動くことができず弱い繭を保護するために、テントウムシをボディーガードのように使うハチの戦略では、とのこと……。
なおこさんの持ってきたテントウムシはまさにこのボディガードをしている最中の個体だったのです。
初めて見る虫に感動し、何枚も写真を撮影しました。
どうせならハチの写真も撮りたいと思い、そのまま数日間保管してみることにしました。
すると、中から無事にハチが羽化しました!
テントウハラボソコマユバチ
ネットではこの種はメスしか羽化しないとあったので、それなら産卵もするかも?と生きたテントウムシを入れたところ、すぐに追いかけ始めました!
テントウムシに針を刺すテントウハラボソコマユバチ。
当園ではエメラルドゴキブリバチも飼育していますが、非常によく似た生態です。
よく観察してみるとハラボソコマユバチのほうがテントウムシより歩くのが遅く見え、これでちゃんと寄生できるのかと心配になりますが、野外だとうまくやっているのだと思います。
数ミリのハチですが、その生態は非常に面白く、ついじーっと見てしまいます。観察って楽しいですね!
また面白いいきものお願いします、なおこさん!
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