最近の日経新聞情報では、米国発で有るが売れないとか、販売や生産の延長が大手自動車会社え起こっている。3日前にAV車に対するネガティブ情報を書いたが、現状の米国では深刻な様子だ。AV車も売れる地域と寒冷地でなら売れない車となるが、在庫が増加しているなら全体的な傾向だろう、日本は何故か補助金を出して宣伝している感じを受けるが、売れても全体の数%程度だから問題にする程ではない、個人的には売れる方が何故と聞きたい、日本は先進国の中で売れない、売らない国だから、こんな物に政府が補助金を与えて売るのに加担する必要はない。
買うのを勧めるのではなく、選択制で良い、20年位前には内燃機から比べると30%位は部品等が必要ないので安く買えると言われても居たが、当時はモデル車程度しか作っていなかったので、高くなると言っていた人は居なかった記憶が有る。
電池を本格的に作る体制で、電池の価格で高くなると言われる時代に入る、日本のメーカーで社内で電池の試作品を発表してはいたが、それを外部に売るとは不思議だなと感じでいた。古い話だが電池は携帯用が早く世に出たが、日本のTDKが香港の子会社での民生用(民生用としての携帯電話)を継続して、車載用電池部門を中国へ売ってCATLとしての専業メーカーとなった(2011年に独立)、後に世界一の電池メーカーとなった、たった12年前だから感じとしては少し前だ、それが選択を間違えたのか、原料は中国に握られていたから、諦める以外に方法がなかったのか、は知らないが、勝負の別れ道にTDKがいた事など、知らない人が多いだろう。
太陽光発電様に電池を考えていた時代だ、これを車用としては原理は有った、しかし当時はエンジン車は部品が約3万点必要で、電気自動車なら2万点程度で済みそうだ感が出て来た。関係企業の多さで当時言葉も無かったEV車なんか眼中になかった事実が有る、TDKは売って損した会社と成ったが、ナショナルも三洋電機から電池部門を引き継ぐ為に買収した様なものだ、これも太陽光発電ビジネスの中で考えられていた程度で、自動車用は後での話だ。
紆余曲折なEV車だが、これが今在庫化しているのだ、多いのはフォードのマスタングでダントツに多い日産のリーフとアリアも多い、フォルクスワーゲンも在庫が出ている、テスラは新型EV車を発表したが生産費が高くなるので、2025年位にはペイラインに行きそうだと、弱気な様子だ。
GMもミシガン州での生産計画を1年先送りした。フォードも売れる込みのないEV車の在庫を抱えている、補助金対象車でも売れないのだ。
トヨタはそもそもEV車が少ないがそれ以外の車は売れているので絶好調の様だ。
こうして米国は逆風が吹いて居る、欧州も売れてない、そもそもエンジン車よりも大幅に売れてない現状だ。
前回に書83日前いた、脱炭素社会は実現困難問と言える、課題で有る本音の部分が落ちている、EV車の製造過程で出るCO2は話題にも成ってない、EV車での走行中では出ないが、この数が全世帯何割で落ち着きそうなのかは興味が有る、多過ぎれば充電中がパニックになる、火力発電に石炭を燃やせば大量のCO2が排出される、苦労の割に効果は少ない、その為に電気代を国民誰でも払えるのか。
車に電池は課題が多い、電気だと静かだから居眠りする確率が高くなり、事故が多くなる、電気代が想像以上に多くなる、中古市場が出来ない可能性も有る、電池の劣化が有るので、新品と交換すれば安くは買えないから、限られた人しか移動手段が持てない、EV化では人間の格差が表面化する、そうで無い社会なら補助金を継続するのか、財政負担が多くなるのは確実だ。
米国は来年度からこの補助金をなくすと公言した、特に中国産が使われている車には大打撃が訪れる、中国が輸出品(原料)に制限をするならそれ相応の制約は当然だ。
米国で約100万円相当が無くなれば車は売れない、世界でこの補助金がないとするなら確実にEV車は売れなくなる、市電とかを整備して誰もが利用し易い体制にするのが本筋だと思うのが正しい認識だ。
日本は政治と公務員に中国マフィアが居るから、この整理をするのが先決だ。
マイナスが多くて、プラスが少ない社会を、国民は望まない。