以前は世界の先端を行っていた、日本企業の開発力や大学での研究も、長くて5年位でキャッチアップされたり、追越されていた。
何故なんだと思う一般社会人は多くいた、バブルだったのか幻想なのか、1990年代以降の失われた30年は長すぎる、何か一つでも生き残っていたら光明が見れるが、総崩れ状態で有ったのが実情、大手企業も自信を失い、この頃から持っていた会社や技術を売り出した、M&Aの始まりで日本の工場を中国に移転させたり、人もセットで売り込むから中国としてはチャンス到来として邁進する、こんな程度での延命策では思う壺状態だから、手が打てない、言いなり状態だっただろうと想像だけはしていた。
だらしない日本企業と日本政府は、どれだけ多くの物やサービスを手放しただろうか、圧倒的な差が表れだした、と気が付いても、その頃では遅すぎるのが当り前となっている。多くの電化商品は中国製となり、それが日本の流通網に乗っかかる、日本が消費社会になった訳ではなく、ただ単に国内に有る組織が売る物を失くしただけだ、こんな大バーゲンが長く続けば、日本企業は疲弊するだけで、立ち上がれない。
今更日本企業の回帰を推進しても、企業側は慣れたと言うかサプライチェーンのシステムが出来上がった中国から日本へとは簡単でない。
何でも造れる中国に変身してしまった、日本の落ち度を叫んでも手遅れ状態、電池産業も日本の会社が香港に持っていたが、携帯等のリチュウーム電池の方を日本側が取り、車用として中国企業に売ってしまった。それが今や世界的な車用電池メーカーとして存在感を持っている。太陽光モジュールも日本企業が先行していたが、今や世界で流通しているのは中国製だ。たった数年で市場を奪われた、全く情けない日本企業なんだが、製品完成度がほぼ同じでも、価格差で追い越されたら、何処の企業も相手にはしない、それが現状なんだ。
ロケットも中国製が安心して飛ばせるとなれば、日本への発注は減少する。自動車のEV化で遅れてしまった日本メーカーと言われているが、これだけはまだ日本が有利だ
と思って居る、脱炭素化が特に欧州で叫ばれているが、そもそも欧州はドィツを除けば車産業は無いに等しい。
中国はレアアース等自動車用資源を囲い込んでいるから、これを壊すのは簡単でないから、資源より別な方向で切り崩すしかない、それが可能なのはトヨタがプライドを掛けて開発するだろうと安心しているのだが、内燃機の改良が進むのか、その他違う材料で代行できるのか等で未来展望しているの、これが実現して中国を叩きのめす姿を想像している。
中国の時代だけは阻止してくれと願っている。