溜まっている資料の整理を行っているが、PCへ入力するのもデータ量が多いからそのまま紙情報として積読してしまう。半年前のもさーっと見るがその当時余り話題になっていない事が、何だそうゆう事だったんだと言う例も有れば、逆の事も有りで、振り返って見れば大変な情報量の中で過ごしている。
COP26の議長国で有った英国は議題を集約させねばならないが、足元では電力不足が起こり、火力発電を回したり、電力を他国から緊急融通お願いしたりで、電力を維持する事は簡単でない、再生可能エネルギーの先進国だと言っている欧州だが、風力は風が吹かなければ電気を起こせない、太陽光は晴天時が一番電気を造るが、晴天が長続きはしないのが自然現象で暮らしている我々だから人力で制御は出来ない事は知っている、バイオマスは木くずやゴミを集めねべならないから輸送や山からの切り出し等で面倒な事は多い、今直ぐに間に合う技術は無いから、数十年後の目標値決める訳だが、先進国は目標が早め、後進国はそれより10年とか20年後となる。
約15年前に太陽光発電に関わった、当時日本は世界で技術先進国で有って10番以内の半分以上は日本メーカー、しかし人件費の安い中国、資源を持つ中国、広大な土地に大型発電所が建設できる中国に5年もしないで追いつかれてしまった、その前にドイツが中国に押さえ込まれてしまった事実が有る。
今や日本には太陽光モジュールを自力で造れる会社は消滅してしまった、特に大型案件では総コストでかなわない、しかし負けの状態だから全てを中国に頼る事はできない、10%~30%位はコスト高でも国内に製造拠点を持たねばならない、同じく風力も日立や三菱には造れる技術は有るがコストと実績がないから国内で稼働している風力はデンマーク等欧州や中国も世界一の風力発電大国で稼働している、これも大型風力に軍配が上がる、日本メーカはだらしないし、政府の支援も弱い、どうする日本と言うのが正直な意見だ。
日本は火山国だから地熱は有望で、以前から有る技術、しかし日本はそれが国立公園に指定されている地域で存在しているから、開発が進まないで来た、同じ火山国のフィリピンやインドネシアは規制が緩いから30%以上を地熱に頼れる、日本の技術も活かされている、日本の最大のネックは温泉が反対勢力だ、日本人は温泉地で過ごす事は、特にこれからの寒い時期には欠かせない、しかし地熱発電は中々進展がない。これが国の方針で造れるとなれば、原子力発電の5基分以上の発電量は確保できるで有ろう。
一時話題になったメタンハイドレートが日本海に有る事は分っている、これは天然ガスと同じだから日本には有望な天然資源だが、国に本気度がない。
自然エネルギーは扱いは厄介だから、石油や石炭、そして休止状態の原子力が
使えればベスト、技術開発で克服できる可能性は有るので、世界の英知を結集したら可能かもしれない、世界に提供している米国の石油会社に発言力がないのはどうしてだ、石油を諦めたなら早目に宣言して欲しい。
GM等自動車会社が内燃機で画期的な仕組みが出来ないか、電池で動かせても工程でCO2の発生がゼロではない、資源を抑えている中国は今や世界一の電池メーカーとなった、内燃機は技術力が必要だが、電池とモーターが有れば自動車は動く事は分っていたので、これに注目した、世界一の購買力が中国だから国産化は当然だ、金はなかったが安い労働力は有った、土地が有り労働力を提供するから中国で造ってくれと、外交力を発揮する、これに応じたのが日本とドイツだ、特にドイツはメルケルが熱心で有ったから毎年中国に行って技術を提供した、メルケルが16年も長く首相で居れたのは中国との経済にどっぷり取り込まれたからで、一番悪いのはドイツ、2番目は日本、そして米国も溶かされたが、途中で気が付いた、米国には宇宙や航空機等一部の産業は有るが、多くは廃れているから、ドイツと日本から盗めば良いとなった。
テスラが電気自動車で時価総額を上げているが、経営的には有望な産業ではない、世界の金余り連中が投資しいているが、これからも有望な会社だとは個人的に思っていない、GMでもトヨタでも本気で電気自動車に集中すればテスラなんか潰せる、車種が少なく電池の開発でも中国に頼っているだけで、技術力はない、がお金が有るからこれが脅威、これだけだから投資家が他社へとシフトすれば抑え込める、数年の内に何処かの企業に売るかもしれないと仮定している、工場を造り多くの人を雇うのは、苦労が多いので経営効率が良いとは言えない、中国の安い車はそれなりに需要は有るから今後も開発ベンチャーは生きていける、先端ベンチャー企業が多い米国では、テスラを負かすと思っている企業群は幾つかある、これらに投下資金が集まれば化けてくる。
企業や国はサバイバルだ、日本はこれに勝つ自信や勇気が無くなった。これが最大の日本の弱点、お金を活かせる方策がない、余りにも低い評価と借金大国では喜べないし、世界から評価もされない。どん詰まりな状態だ。